ハリケンジャー 巻之三十八『魔剣とふうせん』

(2002/11/10)

迅雷流が廃れていく・・・そんな事態に我慢がならない一鍬は、鷹介達の元を飛び出していってしまう。
そしてサタラクラの中忍、ゴムビ・ローンが暴れ始めると、不意に姿を現す。だが一鍬は鷹介達との共闘を拒み、一人で戦いを挑もうとする。その手に握られた剣を見て、一甲は驚く。それは、父・霞一鬼が使っていた鬼雷丸だったのだ。
ゴムビ・ローンはその猛攻の前にあっけなく逃走する。

一鍬はそれ以来、鬼雷丸を使いこなす修行に入る。そして再びゴムビ・ローンが現われ、鷹介達が窮地に追い込まれたとき、姿を現した。しかし、奥義・鬼雷爆撃破は、鷹介達に襲い掛かった!
鬼雷丸は、「味方斬りの魔剣」だったのだ。愕然とする一鍬を尻目に次の作戦に向かうゴムビ・ローン。

着々と作戦を進めるゴムビ・ローンの元に、一鍬が再び姿を現す。元々ゴムの体のゴムビ・ローンには雷の技は通用しない。窮地に立たされた一鍬は、鬼雷丸を真っ二つに折り、一方をゴムビ・ローンに突き刺し、一方で鬼雷爆撃破を放ちこれを撃滅する。
巨大化したゴムビ・ローンは轟雷旋風神を追い込むが、リボルバーマンモスとの合体技の前に敢え無い最期を遂げる。

しかし、それを尻目にセンティピードでは、タウ・ザントが無気味に笑っていた。最後の槍が間も無くやってくる、と・・・


■ジャカンジャ(度数30)

もーこーなったら頼みの綱はジャカンジャしかないね。

まず冒頭からいきなりやってくれるぜジャカンジャ。マンマルバの遺影。いつの間に(笑)
で、しんみりしてるところにサタラクラがやってきて遺影消滅。ここんとこ、サタラクラの悪さだな。自己中というか。

そのサタラクラが呼び寄せた中忍、なんと小包で到着。ゴムの体なのでコンパクト輸送が可能なゴムビ・ローン。で、その理由は、小さくなって運送費をケチろうという魂胆だというから笑わせる。これぞジャカンジャ。
それにツッコミを入れる姉様とフラびぃがナイスだ。

さて、今回はこのくらいで幕だな。最後にジャカンジャ全員集合。
笑うタウ様に注目するサタラクラフラびぃ姉様サーガイン。そして、遂に次回、最後の槍が登場するという。・・・つーかサメ?なんか中忍みたいなデザインコンセプトだけど、大丈夫か?こいつ。

■おまけ

霞一鬼。和食の鉄人とかそーゆーテイストですねえ。帽子とか特に。


■感想

■一鍬、大暴れ

ずーっと一鍬。ラストカットのはにかみに、奥様方も女子高生(?)もメロメロ(死語)。あとチビ一鍬。奥様方の煩悩が、この子をカラーで全身をじっくりたっぷりねぶるように見たいと、凄まじいまでの波動で日本を覆ったのをアメダスが観測したそうだ(お門違い)

父・霞一鬼の忘れ形見、鬼雷丸を手に、迅雷流として戦い続けようとする一鍬。やっぱ一鬼の血が流れているってことなんだろうか。でも、奥義・鬼雷爆撃破まで身に付けたというのに、それが鷹介達を襲う「味方斬りの魔剣」だと知って愕然としてしまう。
それでも意地を貫いてゴムビ・ローンに挑み、見事これを撃破する。これで父を越えたことになるのかどうかはサッパリだが、取り敢えず戦士としては一皮向けたってところか。

■外野はヒサン

一鍬メインのお陰で、ハリケンもシュリケンもヒサンな扱いだ。
ことシュリケンジャーは、ファイヤーモードまで発動させておいて簡単にやられちまって・・・ホント駄目だね。
ということで出番すらロクなものがない上に、活躍もロクなものがない。全部やられてばっかり。ゴムビ・ローンを倒したのは一鍬一人の功績だし(一鍬の意地を支援してはいるが)、巨大化したのを倒したのもメカのお陰。

■仲の良いジャカンジャ

ちゃんと供養してやってるんだねえ(笑)。チュウズーボの時も似たようなことやったんだろうけど・・・どこにも見当たらないところを見ると三日坊主級っぽいな(笑)

で、退却してきたサタラクラがその理由として提示した『宇宙極悪武器大全』に、あの武器があるのを見て一同納得するんだけど・・・そのシーンがホントに仲良さそう。こういう感じが良いんだよな。

■ちょっと昭和風

今回のハリケン最初の登場シーン、ちょっとゴレンジャーを思い出した(笑)


■というか・・・

いやもう、今回は酷いね。シチュエーションの処理もあんま面白味が無かったように思う。折角の単独シナリオなので、ちょっと残念。


■ 次回はサメ ■

ということで、次回は暗黒七本槍最後の槍、シャークサメザメ(死)が登場。俺も出展忘れた。
ジャカンジャにふさわしいスットコ野郎なのを期待する。あと御前様っぽい、御廉に隠れたオフザケさん。声だけでも聞けるか!?この分なら「チッチッチ」とか言い出しそうに無いけど。
あ、シュリケンジャーのライブもあったんだっけ。どの戦隊のどいつだ?

【 ハリケンジャー 巻之三十九『七の槍と謎の石』 】