ハリケンジャー 巻之四十『オトリと忍の掟』

(2002/11/24)

七の槍サンダールの前になす術無しの鷹介達は、一旦退却する。未だに何かを隠し続けるシュリケンジャーに苛立つ鷹介達だが、フショクルーガが活動を再開したことで追求はお預け。

御前から届けられた『対フショクルーガ用防腐剤』は見事に効果を発揮したが、突然鷹介達の動きをも封じてしまう。御前は、鷹介達をオトリに使い、シュリケンジャーの手で確実に始末を付けさせようとしたのだ。
しかし、シュリケンジャーは御前の命に背き、鷹介達を助け、一致団結してフショクルーガを倒す。

だがシュリケンジャーはまだ多くを語ってはくれない。それでも鷹介達は、自分達を助けたシュリケンジャーを信じて、これからも共に戦っていく。御前のことも、その内にわかる、と。


■煩悩

■あるかボケ(度数マイナス100)

酷い話だ。これほど無様な話はかつてなかった。無理に引っ張ってきてもいいが、定例程度で終わるので今回はなしとした。楽だし(それが本音か貴様)


■追跡感想

■サンダールの技の冴え

前回からの続きで、冒頭はサンダール大暴れの巻。何が強いって、通常の3倍(以下削除)

冗談はともかく、隠れ身の術を容易く見破り、影の舞は全て返り討ち。スタッグブレイカーを決められても全くヘのカッパ(死語)で、一甲のホーンブレイカーを逆手にとって一鍬散々な目。
トドメに石川五右衛門よろしくジョーズ召喚。技の名前は『ジョーズ飼い』でいいのか?
ともかく、圧倒的な戦闘力でお話にならない鷹介達が哀れ。

■謎の球体

それでもふんばる鷹介達に、謎のフジツボ球が反応。作戦変更で崖上に移動、球体をかざすと謎の怪光線が『みゅいーん』と鷹介達の生体エネルギーを吸い取り始める。
それはいいが、フラびぃはともかく姉様まで「さすがサンダール様」とは何事か(笑)

その怪光線からシュリケンジャーだけでも脱出させようと健気な5人。しかしそこで怪光線が止まる。鷹介達の『怒り』が失せたからか、サンダールの言う『第一段階』が終了したからかは不明。
で、まだ元気な鷹介達にサンダール、凶扇獣バドーギなる巨大怪物を鉄扇から召喚。鷹介と一甲が無駄な抵抗してみせてとっとと撤退。木田君引越し柳腰(?)
「いいだろう。収穫は十分だ」
あくまで不敵なサンダールが渋い。さすがはロリ大帝(よせ)

■詰め寄る5人

ほうほうの体の5人は、ここに至っても未だに何かを隠し続けるシュリケンジャーに苛立ちを覚え、詰問を始める。それでも頑ななシュリケンジャー。
隠す理由もさる事ながら、未だに御前様が一言もしゃべってくれないのがちょっとね(笑)

この時おぼろさんも、館長の携帯に掛かってきた御前様からの連絡に出て、食って掛かるシーンが描かれている。

■馴れ合いはしない!

一方こちらはセンティピードで荒れてるサーガイン。作戦の邪魔をされたことに腹を立てているが、サンダールに懐柔された風情の三人を見て更に激昂。そこをサンダールに『全てはタウ・ザント様の御心による』と言われて何も言い返せず。
それでも
「この星は俺の手で腐らせてみせる。誰の手も借りん!必ずや!くっ!」
と捨て台詞をはいて出撃するサーガイン。ううむ、さすがのいぶし銀。

■御前の秘密兵器

そういうわけでフショクルーガが再び活動を始めるわけだが、御前様から秘密兵器が送り届けられる。久々登場の黒子が殆ど瞬間移動で鷹介達に渡しに行く。このことで、御前様の『頼りになる度数』は上昇したことだろう。

一甲達がフショクルーガを陽動している隙に、鷹介達は空から町中に防腐剤を散布。これでフショクルーガが何度爆発しようが平気ってわけだ。
そうは言うが、防虫スプレーで一体全体どれほどの散布力があるというのだろう(笑)

■反撃!しかし・・・

そして、自らも防腐剤を浴び、反撃に移る鷹介達。シュリケンジャーも戦うべく防腐剤を浴びようとするが、御前がそれを止める。何故?
そんな時、鷹介達はフショクルーガの再生装置を見つけ出すが、最強のクグツの名も伊達ではないフショクルーガの前には、なかなか手出しが出来ない。更に悪いことに、鷹介達5人の動きが止まってしまった!
おぼろさんによると、防腐剤にシノビスーツの動きを封じるコーティング剤が含まれていたという。御前様・・・そんなことしてたらいざというとき後ろからバッサリだぞ(笑)
というか、5人がかりで手も足もでんのかこのヘッポコどもは。

■主命

「忍者は、命令のまま動いてこそ、忍者。命令のまま・・・」
自分に言い聞かせながら、フショクルーガの背後を取り、一甲によれば『フショクルーガも鷹介達5人もまとめて葬り去ろう』とするシュリケンジャー。御前様の心証って、そんな簡単に悪いほうに結びつくほど悪かったのか(笑)
しかし、分身魔球で鷹介達を縛るコーティングを破壊。おおお、精妙極まるコントロールとはこのことだな。ゆくゆくは侍ジャイ(略)

ここでシュリケンジャー、フェイスチェンジせずに『ミラクル千本ノック』なる技を披露。それが見事にフショクルーガの背中の再生装置を破壊する。怒りの封印を解かないでも十分強いじゃないかお前。というか解かないほうが強いじゃん。駄目すぎ(笑)

ともかく、その隙にビクトリーガジェットの一撃でフショクルーガを破壊。成敗々♪
その様子を見て「やはりな」とどこまでも思わせぶりなサンダール。どこの世界に行ってもこの人は、こういう宿命の星の下に生まれてるんだな(笑)

「最強にして究極のクグツたる意地を見せてみろ!」
とはサーガインだが・・・あんたドカンの中に逃げといて何を偉そうに(笑)

■ロボ戦闘

巨大化したフショクルーガに対して、いきなり轟雷旋風神が登場。時短演出もここまでくるといっそ爽快。
しかしここでサンダールが暗躍。謎の球体を「そいやっ♪」とかざし、ロボの中でも吸い取る怪光線。そこにフショクルーガが攻撃をかけるが、リボルバーマンモスのマンモスビームが炸裂して吹っ飛び。サンダールは、球体がもう吸い取らないのを見て撤退。ちょっとヘッポコで安堵。

こうなるとハリケンジャー達の独壇場。
それマンモスの背中に乗ってチーンジャラジャラチーン♪はい大入り大入り〜♪フィーバーフィーバー♪唐竹割〜(?)
ということで脱力ビーム兵器の一撃で破壊。時短時短。人は誰でも(?)

■幕

今回の幕引きは夕焼け。とっとと天空ヘリで帰っていくシュリケンジャーだが、コックピットで
「サンキュー、マイフレンズ」
なんて呟いてたりする。それはいいが主命に背いてただで済むのかお前。
しかし、夕焼けをバックにした天空ヘリって、やっぱいいなあ。

で、御前様のことも全くわからないままなことにちょっとアンニュイな一甲と一鍬。それをお気楽三人組が「いいじゃん。その内わかるって」とお気楽発言。まあ、あれだな。鷹介達はこういうとこが美徳なんだよな。
それはともかく・・・またラーメンなのか?(笑)


■今後の展望

サンダールは渋くて強くてカッコイイが、謎のフジツボ球といい思わせぶりな言動といい、どうもジャカンジャに似つかわしくない。尤も、あのメンツに更にヘッポコが加わると致命的ではあるんだが(笑)
さてこのフジツボ球、今回は鷹介達の『怒り』に反応して生体エネルギーを吸い取った。吸い取ってどうなるのか、だが・・・卵になって繭になってマンマルバが生まれたりするんだろうか(腐っとんのか脳)
アレに関係あるのは間違いないが、アレもいい加減もうどうでもいい感じだ。ともかくこいつらがどんな最期を迎えるのか、それだけが興味津々だ。どうせアレなんて思わせぶりしといてロクなものじゃないし。

姉様もフラびぃもサタラクラも、簡単にサンダールに懐柔されてしまったな(笑)。ここまでいくと、なんかイマイチ面白くないぞ。
サーガインは一人頑張ってたけど、最後なんてドカンに逃げ込んで高みの見物だもんな(笑)。これこれ、こんなのがジャカンジャだよ。やっぱサンダールじゃ役不足だな。

シュリケンジャーは、今回遂に御前様に逆らったわけだが・・・この程度だと御前様も結果オーライで許しちゃうかもしれない。尤も、そんなファジーな奴が御前様だったら、とっくに前線にしゃしゃりでてバラ投げてるけど(バラ?)
その御前様も、いい加減にアレだな。
今回のことは結果オーライとはいえ、プロセスがちょっと酷い。鷹介達の心証は元々よくなさそうなのに、ことさら悪くしてどうする気だアンタ(笑)
尤も、鷹介達は所詮外様。使い捨ての駒よ、と使ってもいいけどね。ニッカールみたいに(?)
だが主命に背いたことに、シュリケンジャーお咎め無しっていいのか?御前様。というかあのインチキ外人ぶりを咎めないアンタが怪しい。貴様もしやジャック・キ(削除)


■ 次回は漫才 ■

そう!次回はサタラクラ・オンステージ♪カラバカなジャカンジャがじっくり堪能できそうで大期待。サンダールは適当に暗躍しててくれてかまわん。邪魔だけはするな。あと御前もでてこんでええ。邪魔。っつーか失せろ。

【 ハリケンジャー 巻之四十一『メダルと漫才』 】