ハリケンジャー 巻之四十一『メダルと漫才』

(2002/12/1)

吼太の妹・鳴子が一時帰国してきた。しかし、待ち合わせの場所へ行く途中、ジャカンジャ中忍ツッコ・ミーナが現れる。鷹介達も合流して戦うが、変則的な戦いに翻弄されるばかり。ツッコ・ミーナもトドメを刺さずに退却する。

鳴子はその一部始終を目撃し、吼太を連れて霞兄弟に迫るが、吼太がそれを上手く誤魔化す。しかし、その腕のハリケンジャイロを見咎められ、今度は吼太が疑われる。吼太はからくもそれを誤魔化して退散する。

ツッコ・ミーナとサタラクラが現れ、鷹介達は戦いに。しかしそこに鳴子の姿が。イエローの姿で逃げるように言う吼太だが、鳴子は正体を迫る。そこにもう一人の吼太が現われ、鳴子は戸惑いながらも一緒に逃げる。しかし、身を呈して鳴子を守ったイエローの姿に、鳴子はイエローこそ兄だと確信する。

鷹介達に合流した吼太だが、そこにサンダールが現れ、封印の石で生命エネルギーを吸い取る。更にサターズの攻撃も加わるが、吼太が突破口を開き、ツッコ・ミーナを撃破する。
巨大化したツッコ・ミーナだが、天雷旋風神の圧倒的な攻撃力で一撃で粉砕される。

空港で鳴子を見送る吼太。鳴子は吼太の正体を察し、頑張れと告げて旅立つ。


■煩悩

■やっぱブルーのこれ(度数40)

今回は5人のアオリ名乗りがそれぞれシングルであったので、勿論ブルーなんてそりゃもう・・・前にもあったな、こんなの(笑)
いやいや、だからこそこの寂れた空気に相応しかろう。フハハハハ(ヤケ)

■ついでに姉様とフラびぃ(度数10)

最近出番がなくなった姉様フラびぃ。怒りの矢のメダルに対する反応のときね。
なんというか寂しい。映像的にも面白味がない。ついでに姉様、なんかボリューム減った気がするが・・・。うをーますますブルー(沈)


■追跡感想

■封印の石・・・?

冒頭は、サンダールの謎の石をギろうとするサタラクラ。割かし、心底懐柔されたわけじゃなくて安心。
でも、それを逆手に取ったサンダールによって、今回はサタラクラが作戦行動を立てる。しかもサンダールの手の上で。うううむ、割と良いかも。

■意地になるおぼろさん

おぼろさんはトライコンドルを一人で修復しようと意固地になって、シュリケンジャーの協力を拒絶。「ユーがそれほどユーのなら」って、こっちでも寒ギャグかコラ。

御前様はともかく、この場に吼太がいないことをいぶかる館長。実は、妹の鳴子が一時帰国するんだって。そういえば、そんなの居たっけ。

■吼太の妹と今回の中忍、ツッコ・ミーナ

なんでも、ビザ書き換えで一時帰国。それで兄貴をデリバリー。これでサクッとビザ。今度は君の番だ!サク、サク、サクサクサクサク「先生!」「おお、蕎麦屋か!」(ええ加減やめれ)
槍使いが居ないのが悔やまれる。季節は良い具合なのにな(しつこいでホンマ)

与太はともかく。
吼太は約束の時間になっても来ない。遅れている為、急ぐ兄の前にジャカンジャ中忍が現れ、戦いに。
その騒動を聞きつけて、鳴子が現場の側にやってきていたのも知らず、戦いが始まるって寸法。そう、今回は正体バレが描かれる回。

■くだらない戦い(笑)

で、その中忍ツッコ・ミーナだが、これ以上はないというほどサタラクラ配下な奴。顔なんか「九九八十八!」と「アイアムソーリーヒゲソーリー」の奴が混ざってるし(?)

最初の藻屑といい、紹介といい、また台詞と動きが上手いことあってる。プロだねホント。
「そうそう、三杯酢かけてズズズーッと・・・んーデリシャス。っておい!
 もずくとちゃうちゃう、藻屑や!」
途端に吹く寒風。シノビスーツの上からでも寒いとは尋常ではない(笑)
ギャグの質はともかく、こいつは期待通りのキャラで満足。パクリばっかの自己紹介やドカンなんかバリ愉快。ええぞう、ジャカンジャゆーたらこーでないとな。

しかしこのツッコ・ミーナ、ふざけた攻撃だが破壊力は絶大。なんといっても「マッコウ」の一撃で一甲達は変身まで解けてしまう。そしてトドメ、というところでサタラクラが一時撤退を命令。

■妹と兄、そして霞兄弟

手ひどくやられた霞兄弟を気にしながらも、吼太は鳴子の元へ。しかし鳴子は、あの戦いをずっと見ていたんだわ。しかし、あれを見てよく「ニンジャ」なんて連想できるな、この娘。
そして、用件もそこそこに吼太を引っ張って外へ。

その先には霞兄弟が。呼び止めてミーハーっぽくはしゃぐ鳴子に怪訝な表情を浮かべる兄弟。こんなミーハーだったんだなあ(笑)
そこに割って入った吼太だが・・・
「吼太、なんだこの娘は」
なんて、ちょっとムカついてる一鍬に言われて大慌て。

なんとか鳴子をごまかし、霞兄弟もその隙に退散してどうやらひと段落・・・したと思ったら吼太!ハリケンジャイロ!(笑)
まあしかし、こういうわかりやすいのが良いよな。

■兄妹

短い滞在期間の間に、兄と妹は一緒の時間を過ごす。とは言っても、神社にお参りしたくらいだが。そこで、吼太に「何か隠してないか」と詰め寄る鳴子。そりゃまあ疑うわいな(笑)
しかし吼太はそそくさと退散してごまかす。

というか、この場所ってどこだろう?変わった通廊があるな。

■センティピード

その頃ジャカンジャの方は、どうして退却させたのかでサタラクラを糾弾。特にサーガインが血管切れそうだが、こいつは最初からこうだからなあ(笑)

で、サンダールに助けを求めるサタラクラ。
「黙ってみておれ」
と偉そうなサンダール。なんか、前回からサンダールと七本槍の関係が随分変わってないか?

サンダールの持つフジツボ球の謎・・・一体なんだろうか。タウ様も心なしかウキウキモード。お昼休みは(朝だボケ)

■爆笑!サターズトークライブ

CM明け、いきなりサタラクラ登場で出動する鷹介達。駆けつけた先にはサタラクラとツッコ・ミーナが待ち受けていた。そりゃまあ、サターズだもんな・・・って
「それやったらワイは『ーズ』かよ!」
とナイスツッコミのツッコ・ミーナ。・・・ナイスか?(笑)

しかし問答無用とばかりに挑みかかる鷹介達に、ツッコ・ミーナ困る。ツッコミいれなきゃ攻撃できないのが難点だな、こいつは(笑)
というわけでサタラクラがボケてツッコ・ミーナがツッコミ入れて攻撃。なるほど、漫才という形式が本来の姿なわけね。

そういえば、5人の名乗りの時、カブトとクワガがシングル扱いになってたな。

■吼太が二人?

で、またも偶然その場に居合わせた鳴子に吼太・イエローが気づく。逃げるようにいうイエローに、鳴子は構わず正体をあらわせと詰め寄る。外道照身(略)

しかしそこに吼太が駆けつける。てっきりイエローが吼太だと思っていた鳴子は混乱する。でも・・・吼太は妹に「ベイベー」なんていうキャラじゃねーぞ、シュリケンジャー(笑)
そこに攻撃が。それを身体を張って防ぐイエロー。それで鳴子は全てを理解したって寸法だな。おまけに「鳴子!」なんて叫べば一発でコロリだ(何がコロリか)

■怒りのエネルギー

さて、5人態勢で挑む鷹介達。いい加減ツッコ・ミーナのギャグに業を煮やした鷹介達の怒りは頂点に。
そこに颯爽と物陰(笑)にサンダール登場。みゅいーんと吸引、んにゃっとこぶし(?)。近代プロレタリアートの傑作のお陰でヘロヘロになった鷹介達に、更にツッコ・ミーナの攻撃が炸裂。薮から棒とはこのことだ(嘘言うな)

そこに吼太に扮したシュリケンジャーが合流。お、吼太の「天空、シノビチェンジ!」ってカッコエー。

■イエロー大活躍

ツッコ・ミーナのツッコミの手に破壊エネルギーが集まるのを見破った吼太は、その瞬間を狙撃、これを撃破。
そこに更に『クエイクハンマー百連打・実質およそ十発』を食らわせ、よろけたところに『超忍法・869号』を炸裂させる。もうイエロー大活躍というほかない。そういえば、どっちも随分久しぶりな気がするぞ。

その連撃で立つのもやっとのツッコ・ミーナに、五重連ビクトリーガジェット。お、使い回しじゃない実践的な絵だ。こういうの、割と良いね。

■怒りの矢のメダル

その一撃で爆死するツッコ・ミーナ。断末魔は怒りの言葉。芸人なら最期の最期まで芸人根性見せたらんかい。

しかしこれは、サンダールのもつ『封印の石』に最後のパワーを与える演出効果。期は熟したとサンダール、その石を鷹介達に見せつけ「見よ!これぞ、怒りの矢のメダルだ!」なんて言ってみせる。
するとそれがパキーンと割れて、中のメダルがあらわに。これこそ『怒りの矢のメダル』・・・って、何それ。いきなり『嘆きの弓』とか『怒りの矢』とか言われたってわかんねーっつのバカチン。

しかしおぼろさんと館長は、なんか思い当たる節がありそう。というか、またシノビメダルかね?やれやれだ。そうなるとアレなんかすげー期待できねーよな。
この時のフラびぃの反応がマヌケで良い。これこれ。こうでなくちゃね。

■ロボ戦

ひとしきり自慢して、そそくさと退却するサンダールとサタラクラ。残されたツッコ・ミーナとの巨大ロボ戦ということになるが、今回はいきなり天雷旋風神。
「完全版やでぇ〜」
と嬉しそうなおぼろさんが印象的。前半で見せた般若の如き面相からは想像もつかない(笑)

さてツッコ・ミーナだが、一方的に攻撃してるように見えたのも束の間、天雷旋風神はヘのカッパ(死語)。「それがどうした!」と必殺の一撃で瞬殺。あれ?宙に浮かなかったぞ?天雷旋風神、弱体化したんじゃない?

■別離

鳴子と吼太の別離。この吼太のバカ兄貴っぷりは見ていて微笑ましいったらありゃしない。妹さん、いくつだと思ってんだお前(笑)

しかし去り際、吼太にその正体を知ったことを告げ、それでも兄に『頑張って』と手を振る鳴子。割と良いシーンに仕立て上げようとしているんだが・・・どうもイマイチ鳴子が軽い。まっ、いいか♪
最後は吼太の笑顔アップで締め。


■今後の展望

うっわ、長い長い(笑)
この形式にすると、ついついダラダラと書いちゃうんだよな。参った参った。参ってなさそうに見えるが実際に参ってる。信じろ(無理)

さて封印の石とやらだが、怒りのエネルギーを吸収して、臨界点に達したら割れて中からメダルが・・・上でも書いたけど、だから『嘆きの弓』だの『怒りの矢』なんてわけわかんねーっつの。あんまふざけてんじゃないよ?そもそも『矢』の『メダル』てなんだオラ。

また、どうやらこの『怒りの矢のメダル』、館長には心当たりがありそうだ。

進展したのはそのくらい。あとは、思ってたよりサンダールと他の面々の関係って完全な信頼というわけでもなさそうで安心。それなりにワルなんだからさ、あんな程度で簡単に懐柔されちゃいけないよな。一応、軍団長みたいな立場なんだから。
・・・そう言えば最近マゲラッパ見ないな。

吼太が描かれた今回。最近では一鍬があったが、次は誰か?というかそんな余裕はないか?気にはなるが、まあ見てればわかるか(笑)


■ 次回はまさか・・・ ■

サーガインのこの拘り職人ぶりには感服する。今度はいったいどんな改造を?あの天雷旋風神と対峙していたのはどうも別のもののようだが・・・
まさか、ここでお前が三人目になるのか?
そしてシュリケンジャーとの関係も進展・・・しそう。変装もあるか?

【 ハリケンジャー 巻之四十二『鎧と怒りの矢』 】