ハリケンジャー 巻之四十二『鎧と怒りの矢』

(2002/12/8)

新たな謎の発生に、鷹介達は、仲間といいながら何も教えないシュリケンジャーに苛立ちを覚えていた。

そんなところに『嘆きの弓のメダル』を求めてサタラクラとサンダールが姿をあらわす。戦いはサンダール達が優勢に進め、いざトドメというときに、突然メガタガメマーク3が出現、カラクリ巨人との戦いを望む。
装甲の厚さに攻撃がはばまれて手が出ない鷹介達は、天雷旋風神でこれを一撃に撃破する。しかしそれは、サーガインの望む展開だった。

シュリケンジャーは鷹介達を御前様に引き合わせようとするが、御前様は姿を暗ましていた。ますます謎を深める御前の正体・・・

再び現れたサーガインの操るガインガイン。対抗する天雷旋風神だが、力は五分。そこでガインガイン、カラクリボール・怒りの矢を発現、天雷旋風神をギッタンギッタン(死語)にのしてしまう。
「トドメだ!くたばれ!」
ガインガインの一撃が天雷旋風神を襲う!鷹介達の運命は・・・?!


■煩悩

■これの方が絶対良い(度数50)

いやマジで。ハムスターがオッケーなんだから、御前がクマさんでもオッケーじゃん(笑)

■やはり頼みはブルーだけ(度数40)

もうここまでくると、ブルー程度しかないんだよな。姉様もフラびぃも、何度も見て飽き飽きしたようなアングルばっかりだし。つまらんつまらん。
ということで、トリプルガジェットを構える三人、そしてサンダールにやられて倒れる三人。三人ばっかりだけど、常にブルーを手前に持ってくる辺り、心得たもんだ。偉い。アメをあげやう。

■控えおろう!(度数30)

サタラクラとリアルタイムで同じ反応をしてしまった、今回のシュリケンジャー変装。しかし・・・出方を心得てるな、この人(笑)
その後のシノビチェンジも、なんとも様になってる。やっぱ人によって違ってるな。それぞれが出演してた作品の絡み?


■追跡感想

■冒頭

鷹介達は初めて聞いた『怒りの矢のメダル』というものに、一様に困惑する。そりゃそうだ、俺もわけわかんねーもん(笑)
で、こういう謎は、謎だらけの御前様が知ってるのでは?という結論が出た。しかし御前様を知っているのはシュリケンジャーだけ・・・そのシュリケンジャーも、多くを語ってはくれない。苛立ちを募らせる鷹介達。

なんて場面が海岸で展開されている都合上、今回のシュリケンジャーは釣り人・浜田三吉。

■サーガインの焦燥

さてセンティピードでは、タウ様が暗黒七本槍に『メダル』の講釈。しかし、いざメダルが出現しても、これを『怒りの矢』にする方法が分からない。
そこで名乗りをあげたのが、科学者サーガイン。・・・科学?クグツしか作ってないぞ(笑)

手柄を横取りするな、とサタラクラが食って掛かるが、タウ様が『サーガインなら適任』と言うのでそれ以上言えなくなった。というか、お前が横取り云々を口に出来るか(笑)
サンダールもここぞとばかりにサーガインを持ち上げたりするが、姉様がいうように、追いつめられた立場にあるサーガインは、いつもどおりに必要以上に激してその場を後にする。

■釣り人・浜田三吉

さて鷹介達の方だが、一転してシュリケンジャーのことについて議題が移る。そこで釣り人が姿を見せる。
「大声を出すから魚が逃げちゃったじゃないか」
とうそぶくが、内心の動揺は隠せないシュリケンジャー(笑)

そして、鷹介達に対して、シュリケンジャーの弁護をしてみせる。鷹介は、「仲間だからこそ、打ち明けて欲しい」と訴える。俺はてっきり、鷹介もこの釣り人の正体がわかった上でそんなことを言ってるんだと思ったら・・・やっぱ違ってたんだね(笑)

■サーガインの発見

場面変わってサーガイン研究所。相変わらず、どうやったらそんな事が解析できるんだ、というほど稚拙そうな作りの機械だが気にしないように(笑)

そして、サーガインは、怒りの矢のメダルがシノビメダルと同じシステムで稼動することを発見し、ほくそえむ。おお、ベッタベタな展開だぞ(笑)

■嘆きの弓のメダル

さて鷹介達の前にサタラクラが現れ、「嘆きの弓のメダルを出せ」とわめく。何だそれは、鷹介達はそんなもの初耳だぞ。
「喋り過ぎだぞ、サタラクラ」
聞かれもしないことをベラベラ喋るサタラクラを、サンダールが呆れたようにたしなめる。お、割と良いコンビかも(笑)

ここでの戦いは、徹底的に鷹介達に良いところなく描かれる。トリプルガジェットは鮫手裏剣で阻止されるわ、サタラクラは巨大生首だわ・・・
そこに颯爽と現れた「大物狙いの釣り人」浜田三吉。鷹介達の元に着地し「控えおろう!」で天空シノビチェンジ。おいおい、何だこいつは(笑)
勿論シュリケンジャー。その内、定冠詞『ザ』をつけそうな勢いだな。

この釣り人、浜田三吉を演じている能見達也(のうみ・たつや)は、1993年度戦隊『五星戦隊ダイレンジャー』にて、シシレンジャー・大五(天幻星)を演じた俳優。緑色の戦士だそうで、シュリケンジャーにピッタリ。

■職人のこだわり

しかし、ミラクル千本ノックもビクトリーガジェットも通用しない。何しにきたんだシュリケンジャー(笑)
いざトドメ、というところでメガタガメマーク3が登場。おおっ、しつこいぞサーガイン(笑)

早速三体のカラクリ巨人を駆って挑む鷹介達だが、それぞれのカラクリボールは全く通じない。装甲の厚さ天下一ってところだな。それ以外に、なにかカラクリシステムを偵察しているサーガイン。だんだん笑いが止まらなくなりそうなのがグッド。

さて、埒があかないと天雷旋風神登場。「きたー!」と、どっかの住人なら例のものを書きそうな歓喜の叫びを上げるサーガイン。かと思えば、必殺の一撃を食らってメガタガメマーク3はあっけなく爆発。
ここ!ここで久々の「出直してやるー!」が・・・使いまわしっぽいけど不問としておこう。あと台詞は「本当の戦いはこれからだ!」な。

■御前様の元へご案内

ジャカンジャを撃退した鷹介達は、シュリケンジャーに『嘆きの弓』について問い詰める。しかしシュリケンジャーも知らないという。
そこで、みんなを連れて御前様に会いに行こうと言い出すシュリケンジャー。突然の事に驚く鷹介達だが、
「仲間だからさ」
との一言でわだかまりも氷解。

だからって天空ヘリの狭いコックピットに6人すし詰めはどうかと思うぞ(笑)
御前様は寂れた島にいる。入口を前に緊張した鷹介、尿意をもよおす(笑)
「ガキかお前は。来る前に済ませとけ」
「はい」
一甲の容赦ないツッコミとしょげかえる鷹介が可愛い。

そしていよいよ御前様の御廉。シュリケンジャーがめくると、そこには愛らしいくまのぬいぐるみが・・・
「これが御前・・・」(鷹介)
「なわけねーだろ」(一甲)
むう、ツッコミレベルが上がってる(笑)
くまさんの手には巻き物が。広げてみると『未熟者め』と一言だけ。うわ冷たいお言葉(笑)

そして、館長はそのころ御前様と連絡。言いつくろう館長が愉快。

■究極のカラクリ巨人

さてジャカンジャでは、サーガインが究極のカラクリ巨人『ガインガイン』を完成させていた。並々ならぬ決意を秘め、いざ出撃!
・・・というか、なんつーストレートなネーミングか(笑)

■ガインガインVS天雷旋風神

さて、ガインガインに鷹介達は天雷旋風神で立ちはだかる。能力的には五分と五分という脅威のメカニズム。
しかし、スリムかつコンパクトで、なおかつ「弾丸パンチ!」なんて新機能がある分、ガインガインが上だな。ちゃんと次弾装填されてるところが芸が細かい。

■発動!怒りの矢のメダル

一通り性能テストを終えたサーガイン、怒りの矢のメダルをセットし、カラクリボールを射出する。おお、と驚く鷹介に、得意満面で解説するサーガイン。うーん、こんなとこが良いよな。
「この前のハリアーといい、どこまでも人の真似ばっかりしやがって!」
「フン、偉大なる発明は、常に人の真似から始まるのだ」
お、サーガイン見事。

そして発現した『怒りの矢』。・・・矢か?(笑)
それをみた暗黒七本槍、やんやの歓声。タウ様もゴキゲンの様子。サンダールはどうにも性分らしいな、ああいうの(笑)
その一撃をダブルクロスフォーメーションでガードしようとする天雷旋風神だが、いとも簡単に破られる。おお、これはガインガインが凄いのか怒りの矢が凄いのか良く分からん(普通は後者)

そこにサーガイン、「暗黒究極奥義・巌流斬り!」を食らわせる。天雷旋風神たまらず撃沈。
倒れて身動きが取れない天雷旋風神に「トドメだ。くたばれ!」と一撃を振り下ろすガインガイン・・・というところで『つづく』。


■今後の展望

いやまあ、サーガインが凄いというより、怒りの矢が凄い、という印象を受けるばかりの今回だが、たったあれだけでシノビメダルのシステムを盗み取り、完全にコピーしてしまうサーガインの力量というのは十二分に凄い。
次回は剣技での実力も見せてくれるようだし、最期の一花という感じだなあ。そう思うとなんかトホホな気分だ。でも、順番的には順当なんだよな(笑)

さて、シュリケンジャーは遂に鷹介達を御前に引き合わせようとするんだが、まさかくまさんだとは(違う違う)
しかし、こんなお茶目さんだと、白スーツで「といやっ♪」とか、ギター片手に「飛鳥五(以下良心により削除)

御前様の正体も気にはなるが、地球に隠されていると言う『嘆きの弓のメダル』も気になる。こういう場合、大概は御前様が、ってことに相場は決まっているが・・・さて一体どうなることか。

しかしあれだ、最強の天雷旋風神が撃沈された後、次なる最強合体が「チーンジャラジャラチーン」かよ(笑)。全くとことんまで笑わせてくれる作品だなあ。違うの希望。


■ 次回ついに・・・? ■

あの状況からどうやって脱したのかも気になるが、それ以上にサーガインが三人目になりそうで眼帯とかして「私は三人目だから(やめれクソヤロウ)

ぶるぶるぶる、縁起でもねえ。
その最期の裏にはサンダールが絡んでいるっぽいが、なによりその壮絶な最期は見るに値するだろう。今まで見てなかったなら取り敢えず見といて損はあるまい。第34話を見逃した段階で世間様から笑われるのは覚悟しとけ(お前だたわけ)

【 ハリケンジャー 巻之四十三『超合体と大激突』 】