ハリケンジャー 巻之四十五『隠れ家と大掃除』

(2002/12/29)

■今回は決戦前のまとめ

前回放送の予告を見て、肝心の本編の流れを見失ってしまったが、そういう困った人達の為に今回は回想をメインとした、『決戦前のまとめ』となっている。制作社に感謝するように・・・俺か(死)

■女は猫

ジュディ・オングもそう言っていたぞ(嘘)

それはともかく、冒頭はサンダールが暗躍。呪扇獣マドーギを召喚し、『御前』の居場所を突き止めようとする。
ああ・・・猫はやはり女だな。うむうむ、わかっておるではないかッ(何をだ)

■とある寺

一方の鷹介達だが、御前に呼び出されたとかで、とある寺に向かう。しかし、そこに待っていたのは・・・
輝く白銀の光弾が、鷹介達の間を縫うように飛びぬけ、背を向けて着地。振り向き立ち上がったその姿は紛れも無い宇宙刑(以下削除)
・・・いやまあ、そんな登場はしないけどね。

で、誰かといえば、この寺の住職で烈堂というそうだ。
その烈堂、御前様をお迎えする為と鷹介達をたばかって御堂清掃の強制労働(笑)。人材を適切に使う能力はピカイチのようだ。
その際、落ちこぼれとかいわれた事がキッカケで、「そんなことはないぞぅ」と不平タラタラな鷹介達の回想シーンが入る。
回想シーンは、主な技の数々。トドメは『影の舞』初登場シーン。

とかダベってるところに烈堂の『喝』が飛ぶ。あまりの凄まじさに寺の柱も激しく揺れる有り様(笑)

■きっと奥様方とのお楽しみ

さてさて、鷹介達同様に呼ばれていた霞兄弟だが、なんでも剣道道場の稽古で遅くなったとか。ああ、若奥様と真っ昼間から良い御身分だなテメーら(何を勘ぐっとるか)

その道程で、一対の地蔵が姿を現す。霞兄弟が印を結ぶと、結界が開くという具合だが、その隙をマドーギが狙っていたとは思いも寄らなかったに違いない。

■シュリケンジャーの正体は?

鷹介達は、なんだか寺の掃除に呼び出されたっぽくて愚痴り出す。霞兄弟がまだ来てない事にも不満がむく。おまけにシュリケンジャーも・・・「あっ」
で、ナイスなタイミングでアンパン食して「おお、デリーシャス」とこぼす烈堂。こらこら(笑)

てなことで、烈堂にシュリケンジャーの正体を迫る鷹介達。ここで歴代シュリケンジャー変装体の回想が入る。四分割画面で一斉紹介。最後のシノビチェンジ四重奏はイカス度数高し。

回想も終わったところで、更に正体を迫る鷹介達だが、烈堂は「御前様をお迎えにいかなければ」とそそくさと去る。でも・・・
「シーユーアグェーィン♪」
ってアンタ・・・(笑)

■アレ新着情報

さて霞兄弟も合流して、回想もいよいよ物語に関わってきた。
というより、一甲に言われて漸く『烈堂=シュリケンジャー』と気付くとは・・・こいつら今でも落ちこぼれだな。

御前が彼等を呼び寄せたのは、アレについての新情報とか。そこで、アレについての回想。いきなり「ゲロゲ〜ロ」から入るとは、サービス満点だな。チュウズーボもチラと見られるぞ。

「嘆きの弓と怒りの矢、ひとつとなりて大いなる力を開かん。」
一通り回想が終わったところで、御前が登場。新たなメッセージを解読したことを知らせる。そういえば、知らなかったんだっけ、鷹介達(笑)

■歴代変装体中で最強

しかしそこで、迂闊な鷹介がご丁寧に「御前様の身体に封印された嘆きの弓のメダル」なんて口走った上、御前様もデコフラッシュするもんだからサンダールに『御前=メダルの封印』ということがバレる。
そこまでで、マドーギが姿を現し大暴れ。
それを阻止したのは勿論烈堂。素体のままなのにマドーギと対等以上に渡り合うその姿は必見。

で、鷹介達に御前を護衛して下がらせると、いよいよ最大の見せ場が訪れる。
不敵に口元を歪め、シュリケンボールかざし・・・
「成敗!」
そして天空シノビチェンジ!っかー!我々はまたしても歴史の証人となったぞ!

ところがこのシュリケンジャー、変身した途端に激烈なパワーダウンとカッコ悪さゲージが最大までゲインしてしまう(笑)。あーあー、折角の烈堂がダイナシよアンタ。

■また掃除

結局、ジャカンジャに御前の秘密をバラしてしまった鷹介達は、ハム館長にこっぴどく叱られる。そりゃまあ、そうだ。
しかしそんなハム館長をなだめたのは、なんと御前様!何を悠長にソファーに座っておるか(笑)

おぼろさんによれば、御前の身の安全を守る為、ここにいてもらうことになったそうな。
それはいいんだけど・・・おぼろさん、妙にハイテンション(笑)
で、またしても掃除させられる鷹介達のドタバタで今回は幕。


■煩悩

■行くぞマドーギ! (度数180)

前回放送時の予告から、心あるもの全てが期待に胸を膨らませながらも、一抹の不安を抱いていたであろう、あの和尚。
期待を遥かに超えるシーンには、朝から泣き出すおとーさま方もいたに違いない(当社調べ)

まあ、予想通りシュリケンジャーだったあの和尚・烈堂だが、まあその変身シーンときたら・・・これはマジに凄いね。「誰?」って人でも、魂を揺さ振られたに違いない。
ではその変身プロセスをお見せしよう。
まずは不敵にニヤリングスマイル。そして「成敗!」。そこから某銀メタ宇宙刑事直伝のポーズを決め、最後は「天空、シノビチェンジ!」。たまらんよなあ。見逃したヤツは人生の半分くらいロストしたね(そないな大層なもんかい)

あと、2度目の喝入れ時のアップなんかも割といいアングルいいポーズ。

■その他・・・といっても(度数20)

殆どが回想シーンでロクなのがない。おまけにフラびぃも姉様も出てこないとあっては・・・

その代わり、御前様が忍びの里に登場するシーンは妙に笑えた。いいじゃねーか御前様。この雰囲気でゴーだ!
何故か妙にハイテンションのおぼろさんも実に味わい深い。いや、別格の烈堂和尚を除けば、このラストシーンが最高だったな。

・・・は?鷹介達?誰それ、いたの?まあ、いつも通りって感じだよ。つまんねー。


■総括して

なんだ、今回の話は年末だから『大掃除』で、一年を振り返っていたのか。次回も年明けらしく正月風味だし。

しかし、回想なんかはメインではない。
今回のメインは・・・愚か者!そんなもん烈堂和尚に決まっておろうが。
あの『喝入れ』、『アンパン』、『アクション』、『天空シノビチェンジ』。今まで登場したシュリケンジャー変装体(笑)の中でも、その扱いのバツグンさは歴然。
かつ、その人が誰であるか、どんな作品に出ていたのかを知らなくても「何だこの人は、すげぇ」程度の認識くらいは幼稚園児でも出来る。それすらできなかったというアンタは、まだ幼稚園入園前か、さもなきゃ幼稚園入園からやりなおさなきゃお先真っ暗だ。

それはさておき、知らない人の為に解説しておく。とかいって俺もネットで調べてたりするんだから大したことねーよな(笑)
この烈堂役の大葉健二という俳優、1979年度戦隊『バトルフィーバーJ』ではバトルケニヤこと曙四郎、1980年度戦隊『電子戦隊デンジマン』のデンジブルーこと青梅大五郎と、なんと2戦隊に出演している強者。
これを知らなくても、『宇宙刑事ギャバン』という名を聞けば、多少はイメージが浮かびあがるかもしれない。ギャバンも1982年度と昔の作品なので、若いおとーさん方にはちょっと認知度が低いかもしれないが・・・

そんな昔の作品に出演していた俳優とは思えないほど、シノビチェンジの体の切れは惚れ惚れするほどだ。おのれ、こうなったら『世界一の人間を日本で二番に落としてしまう強者』にも出てきてもらわねばおさまりがつかん。やはり、大ちゃんがいないと出てこないのかなぞなもし(大ちゃんが違うわボケ)

最後は宇宙忍者ファイル。「猫の様な女はおキライですか?」の台詞にゃ悶絶ひとしおだったなあ。
ちょっとしか声が出なかったけど、疋田由香里(ひきた・ゆかり)の猫ってのもいいなあ(笑)。実際、猫でも出てた事があるらしいし、そういう意味でも起用されたのか?今度出てくるときは、台詞貰えると良いな。

あ、そうそう。
今回のお話では、サンダールが御前の身体に(デコまで判明したかは微妙)『嘆きの弓のメダル』が封印されている事を知っちゃった、って事で終わり。そして、御前の身の安全を保つ為、御前を疾風流の隠れ家にご案内。おっ、御前様、キャラが愉快になりそうでちょっと好感度アップ。


■ 次回は、おせちも良いけどカレーもね♪ ■

何がカレーだ。

どうも御前様のキャラは、初登場時に感じた印象よりナイスな方向に転がりそうで何よりだ。そりゃそうだろう、シュリケンジャーを引き連れている奴が、マトモなキャラじゃあイケナイよな。
というわけで、新年一発目は七海メインの『お正月』。フラびぃと、いよいよ因縁の対決か?

【 ハリケンジャー 巻之四十六『おせちと三巨人』 】