ハリケンジャー 巻之四十六『おせちと三巨人』

(2003/1/5)

■新年の挨拶

冒頭は、正月恒例行事の『年始の挨拶』。しかし・・・シュリケンジャー、お前ってば(笑)

で、おせち料理は七海の自信作。鷹介はともかく、他の面々も絶賛するとはなかなかのもの。って、シュリケンジャー・・・「デリーシャス♪」じゃねーよテメーそのカッコで飯食うなよ(笑)
しかし、御前は箸すら手にしていない。それが気にかかる七海だが、やがて御前はそそくさと席を立って部屋を出ていってしまう。あららん、こーゆー雰囲気はお嫌いなのかしらん?

しかし、ここで気になったのはそこではなく、
「シュリケンジャーそんな食べ方すんの?」
辺りの一連の台詞。見られないのが心残り(笑)

■サーガインの遺したもの

一方こちらはジャカンジャ。サーガインの日誌を元に、姉様とフラびぃが三体の巨大ロボを見つけ出す。
『メガタガメマークIV』
『フラビジェンヌロボ』
『ジャイアントムササビスタル』
・・・なんでムササビスタルなんだ(笑)
ともかく、それで出撃するつもりらしいんだが・・・コソコソついてきたサタラクラは嫌がってるぞ?というか姉様、やけに力が入ってるな・・・。

そんな姉様によってメガタガメは『メガタガメ・セクシー』に改名される一幕も(笑)

それにしてもサーガイン・・・死してなお我々にその熱い職人魂を伝えるとは天晴れな奴。姉様に「マークIV」を『ダサい』呼ばわりされたけど(笑)、ちゃっかり姉様用にデザインしてるところがニクイよな。

■七海の憂鬱

鷹介達に戻ると、シュリケンジャーとおぼろさんは何やら一緒にいずこかへ。この組み合わせなら、きっとカラクリメカに関係するに違いない。
それを「いってらっしゃい」と随分気軽に見送る鷹介が微笑ましい(笑)

七海は、御前のことがやはり気になる様子。しかしそこに御前が登場。食べに戻ってくれたとはしゃぐ七海だが・・・
「皆の者、ジャカンジャだ。」
「え〜〜?」とは七海の反応だが、どうも「正月でも休み無しかよ!(吼太)」という意味ではない様子(笑)。困った娘だ。

このシーン、ちょっと気になったのが、イカヅチテングダケとやらを懐かしむ一鍬。
テングダケって・・・毒なかったっけ(笑)

■御前代行

さて出撃した鷹介達。メガタガメセクシーがクネクネ待ってる(どんなだ)ところに到着、シノビマシン発進をおぼろさんに要請するが・・・
無反応(笑)
そこに「シノビマシン、発進せよ」と御前の声が・・・おお、割といい感じ(笑)
ちゃっかりハム館長を定位置に連れてってあげる御前とか、割と見所。

というところで、ハム館長からのお年玉告知が字幕に、そして旋風神のテーマが1コーラスたっぷりスピーカーから流れる中、久々に『シノビマシン出撃シーン』がほぼフルサイズで堪能できる。割とお得。

■狼狽する七海

さて、2対1と相変わらず正義の戦士にあるまじき卑劣な戦いを善しとするハリケンジャー達。
それはまあいいとして、戦いの中、旋風神の右腕を担当する七海は悩んでいた。
「何で御前様、食べてくれないんだろう」
こらこら(笑)

そこを姉様狙い撃ち。「暗黒投げキッス♪」ってあーた、なんでも『暗黒』で済ますなよ(笑)
無様な鷹介達を御前「たわけもの」と一喝。おお、クールに決められると逆にキツいなあ。

更に悪いことに、ガトリングレオの『大回転獅子爆裂弾』を避けられ、それが轟雷神に炸裂。打ち所が悪かったのか轟雷神は動かなくなってしまう。
その状況を見た御前、「まずいことになった」と呟く。
それを七海が勘違いし、「(御前がおせちを)食べてくれたけど、お口に合わなかったんだ〜」と落ち込む。たわけもの(笑)

■三巨人、お呼びにより只今(略)

「伊達にハリケンジャーを名乗っているわけではあるまい。巻き返せ」
との御前のお言葉に、旋風神ハリアーで戦いに臨む鷹介達。このハッパが良かったのか、あと一歩まで追いつめるんだが、そこでフラびぃ達が合流して形勢は不利に。

遅いと責める姉様に、サタラクラが駄々こねたからと言い訳するフラびぃ。そんなサタラクラをどうやって出撃させたのか?
「勝ったら焼肉!約束だかんね!」
「はあ?」
「イェー、ウェンディーよろしくー♪」
「ちょーっと待った!・・・わたくしが奢るの?」
「そ♪/うん♪」
ああ・・・ステレオ音声の無駄遣い(笑)
いやもとい、ああ、久々にジャカンジャらしいシーンでいいなあ。これこれ、こうでなきゃね。

さて、らしくないジャカンジャといえばタウ様とサンダール。どうやら御前にターゲットを絞ったようだが・・・
「ところで、勝手に出撃したあの者どもは・・・」
「放っておけ」
「御意」
うはっ、逆にジャカンジャらしいかも(笑)

■七海の歓喜

CM明けは3対1で苦戦するハリアー。サタラクラの『ムササビダイブ』のポーズ・・・どっかで見たような(笑)

で、吹っ飛ばされて轟雷神にぶつかるハリアーだが、その衝撃で轟雷神が復活(笑)
「偶然にしては、上手くいったではないか」
御前お褒めの言葉。しかしそれを七海がまた勘違いする。
「美味い!?」
と頭の中ハッピー状態でもう手のつけ様が無い(笑)。終いには御前に佃煮も食べてくれとせがむ七海だが、さすがに御前も「今はそんなことを言ってる場合ではなかろう」とたしなめる。ここのシーンも割と好き(笑)

■トリオ・ザ・天空

ところでシュリケンジャーだが、遅れ馳せながら漸く参上・・・したかと思えば何故か天空神が三体も!
「量産型天空神だ」
とは御前。それはいいが、残りの二機は誰が・・・?って黒子かこら(笑)

ともかくも天空武装。「トリオ・ザ・天空でぇーす♪」とゴキゲンなおぼろさんが愉快。
しかし・・・合体系ってホントに七海ほったらかしなんだよな。ここでもイルカがちょっと寂しそう。しかしコックピットに七海の姿はない。

3対3の正々堂々とした勝負。それをモニターしているおぼろさんと御前を、戻ってきた七海が見つめている。ハム館長が見咎めるが、すぐ気づいた七海は駆け去っていく。
どうしたのか?と訝る館長だが、おせち料理に目を移した時、その理由を察する。さすが伊達に年は取ってない。

■パイロットに問題が・・・?

さて戦いは、意外なほどにあっけなく決着がついてしまう。
『ダイナマイトトルネード』『天翔雷撃砲』でサタラクラとフラびぃ敢え無く撃沈。「私って0点〜」「焼肉が〜」とそれぞれジャカンジャらしいマヌケな台詞を残して脱出。いやあ、ホクホクだな今回は。

しかしどうも旋風神と轟雷神の様子がおかしい。みればコックピットから放電が起こり、次第に激しくショートし始める。「どういうことだ?」と問い詰める御前に「黒子を乗せたのがアカンかったんですかね」と乾いた笑いで誤魔化すおぼろさん。・・・そーゆー問題なのか?(笑)

■七海の気合

さて七海の方は、「さっさと終わらせて、御前様にちゃんとおせちを食べてもらうんだ!」と意気込んで、姉様に苦戦してるシュリケンジャーの援護に。切り替えが早いね、さすが。
「どりゃー!」
と接近、メガタガメの腹にガブリと食いつくドルフィン。おおっ、単独でこんな活躍を見せるシノビマシンって、こいつだけだなあ。いいぞぅ、『びちびち』ってのも可愛いぞう

その間、七海はメガタガメのコックピットによじ登り、素拳でキャノピーを割り、姉様を唖然とさせる。で、何をするのかと思えば、その隙に姉様の顔に墨で落書きをするという(笑)
しかし美に拘る姉様には効果テキメン、それを拭い落とすまで、こちらにフリーの時間が転がり込む。
「みんな、とっとと三神合体よ!」
「は・・・はい!」
鷹介の反応が愉快(笑)

天雷旋風神にリボルバーマンモス、全カラクリボール発動の最強の技の前に、メガタガメは敢え無く爆発。

■真相

「じゃ、そーゆーことで」
と、急いでコックピットから抜け出す七海。それを追う鷹介・吼太。

その頃御前はハム館長に、いかに七海がおせち作りに頑張っていたかをそれとなく語る。

急ぐ七海によって真意を知った鷹介達。そんな七海にシュリケンジャーは笑って「そんなことを気にしてたのかい」と軽口。
シュリケンジャーによると、御前はデコの闇石の力で、食事を取らなくても全く問題ないらしい。
それを聞いてちょっと安心する七海。

だが戻ってみると、その御前が七海のおせちを食べているではないか。
食事を取る必要がないのに食べてくれている御前を見て、七海は嬉しい気持ちでいっぱいになるのだった、まる、と(笑)


■煩悩

■ジャカンジャトリオ(度数80)

なんというか、こう、マヌケっぷりが心地よい(笑)

出撃を渋るサタやんを、餌で釣るフラびぃだが・・・実のところは共謀したんじゃないかという話もチラホラ。だってフラびぃ、すっげー嬉しそうだしテンション高いし(笑)

また今回は、七海にやられる時の姉様の谷間の揺れ具合が久々にセクシー♪寄せてあげた上に更に腕をしめて深くするんだもんなあ。いやあ、物の道理を良く分かってるなあ。フハハハハ(死)

■その他まとめて(度数75)

今回メインの七海だが、面白いシーンばかりで煩悩的には大した事ないので他のと一緒。
まずい』『うまい』、これに尽きる(笑)
そして、『うまい』で歓喜する七海に、ちょっと小首をかしげる御前もちょっと可愛い。

可愛いというなら今回はハリケンドルフィンだな。掟破りの噛み付き攻撃には素直に笑えた。お約束風味に「びちびち」したり、勝利のポーズは勿論「くけけけ♪」だ。いやあ、他のシノビマシンに比べ、優遇されてるよな、絶対。
次点はハム館長だな。おせちに舌鼓をうつシーンでは、少し物足りないがそれでも可愛さ加減は高い。

また、天空神3体揃い踏みと、おぼろさん嬉しそうな姿はワンセットで楽しめる。おぼろさん、なんか最近楽しそうだな(笑)

最後に忘れちゃイケナイのがシュリケンジャー。あのカッコのままおせち食うのか(笑)。うわ、スゲー気になる。


■総括して

話の進展は、サンダールがタウ様と打ち合わせし、ターゲットを御前に絞り込んだだけ。それ以外は割と笑えるシーンでまとめていたので、息抜きには最適。年末年始と息もつかせない展開より気楽でいい。

七海が頑張って作ったおせちを、御前にも食べてもらいたい。それが中核。なんて話なんだろう(笑)
で、折角のフラびぃ出撃だったんだが、因縁もクソも全くなく・・・というか七海が居ない間にフラびぃやられちゃったし。というか七海の頭はそれどころじゃなかったし(笑)

こうなるともう、他の面々がその他大勢になるんだが・・・その中でもハム館長は渋いところを持っていった。見た目がアレなのになあ(笑)
御前の冷静な指示も割と普通だけど、おぼろさんの「トリオ・ザ・天空でーっす♪」でちょっと笑いそうになってるプリティな一面も見逃せない(笑)

ジャカンジャトリオは全編とおして愉快。とりわけ3人が揃った時のやり取りが今回では逸品。勿論、バストアップのサービスも忘れていない。
締めは、宇宙忍者ファイルの
「セクシーですが、タガメです」
の台詞。・・・セクシー、なのか?(笑)

さて、番組中に流れた『お年玉』は、ハリケンVSガオのビデオ50名プレゼントだ。ガオか・・・大河冴がまた見られるのが収穫だな。『女戦士のたしなみ』は、今回はないのか?


■ 次回は進展 ■

年末年始と停滞したストーリー展開も、次回から漸く復帰方向。いや、戦隊ってストーリーそんなに毎回進むわけじゃないけど(笑)

しかし、予告ではどうもサンダールがボロクソ。おいおい、大丈夫かサンダール・・・
そして御前が天雷旋風神に同乗。何かが起きそうな予感。

【 ハリケンジャー 巻之四十七『封印と宇宙統一』 】