ハリケンジャー 巻之五十『暗黒と新世界』

(2003/2/2)

■センティピードへ!

冒頭、すし詰めハリケンホークで飛ぶ鷹介達と、怪しげな呪文ブツブツのタウ様の図。回想シーンはカットな。
で、「要塞へのルート」っていうのは、生体エネルギーのタンクに埋まっていたシュリケンジャーのボール。鷹介がスイッチを捻れば重力結界オジャンで楽々侵入。
それはいいけど・・・あれ、単なる特攻自爆にしか見えんのだが(笑)

■アレと邪悪なる意志

アレの正体については前回判明したが、メッセージを送り続けていた意外とマメな『邪悪なる意志』の真意も今回判明する。
それは、アレによって宇宙の全てを無に帰し、新たな宇宙を創造し、その支配者として君臨する事。
その時になって漸く「あよっこらせっ」と出てくるらしい。神様か?と聞けば「とんでもねぇあたしゃ神様だよ」とでも応える勢い(どんなだ)

というタウ様の独り言は、センティピード内を進む鷹介達にも筒抜け。ついでにおぼろさん達にも筒抜け。

で、そうと知った上でタウ様は、その『邪悪なる意志』に協力して、共に宇宙を支配しようという。
やはりそういうことか」とはサンダールだが・・・お前の「やはり」は聞き飽きたわ(笑)
姉様とフラびぃも悪い気はしない。こうなるとジャマになるのがハリケンジャー達。さて・・・

■センティピード崩壊!

久しぶりのマゲラッパも今の鷹介達には素体で余裕。しかし、鷹介達が中央部に到着した時には既にタウ様のエネルギー吸収は完了していた。んでもって巨大もんがー

というわけで、センティピードは首領自ら破壊する形になって海のもずく。そうそう、三杯酢かけてズズズー、って(略)

それにしても・・・ただでさえアレな要塞なのに、崩壊寸前の要塞から飛び出す戦闘機って絵はちょっと・・・ねぇ(笑)。特に今回はあまりにパクリが酷いのに(笑)

■裏切りのサンダール

脱出したのは鷹介達だけではなかった。姉様もフラびぃも脱出したんだが・・・サンダールがいない。まあ、奴はいつもの事だし、そろそろ本性を現さなきゃいかんしな。

で、タウ様究極体は嘆きの弓と怒りの矢で海を射る。するとアレが発生開始。最初の頃で言ってた「アレは水が無ければ生まれない」というのをちゃんと踏襲している。ゲロゲーロ

しかし高笑いのタウ様のオデコに、やはり生きてたサンダールがひらり舞い躍り、剣をぷすりと刺しちゃう。それだけで倒れてしまうとは呆れた究極体があったもんだ(笑)

■悪の組織の幹部らしさ

ここに至って、姉様とフラびぃが『幹部らしさ』を見せる。
タウ様を裏切ったサンダールは、姉様とフラびぃにも剣先を突き付けるんだけど、そこで姉様とフラびぃが『共同戦線』を張ろうと提案する。おまけに
あいつらをやっつけてから、誰がトップになるのかを決めましょう。
ときたもんだ。
いやあ、なんか初めて『悪の女幹部らしさ』が出た気がするよ。

で、『ドキュン♪』『どかん』『自在縄』で好き放題。こうして並べると、やはりサンダールだけ浮いている。

■あっけない最期

しかし踏ん張る鷹介達は爆炎と共にシノビチェンジ。ベタだけど、やっぱこういうシーンはいいものだ。
ということで反撃開始。『五人影の舞』は誰が誰だかサッパリ。はっきりしてるのは、最後にサンダールが蹴り食らわされた事くらいか(ちゃんと見とけ)

そんでもってトドメのビクトリーガジェット。これにてあっけなく姉様とフラびぃが、その武器だけ残して消滅。いつぞやのサーガインみたいだな。というか・・・早いなあ、おい。
残ったサンダールは『巨大身の術』で巨大化。

■所詮は池田

見せてもらおう、地球忍者のカラクリ巨人の性能とやらを!
旦那旦那、あんまり媚びるんじゃありませんよ(笑)
それにしても、今回ほど媚びた台詞回しを多用したのは無いだろう。最期だからって随分色々やってくれるじゃないか(笑)
『ローリングサンダーハリケーン』も「当たらなければどうという事はない」とバキベキ叩き落とすし。リボマンとの合体技も通じず、逆にジョー頭蓋でストライク。話にならん弱さだ。

■「俺の屍を(略)

どこぞのゲームのパクリやんか(見出し)

さて都合よく分離した旋風神と轟雷神を余所に、名勝・鳴門の渦潮を眺めて高笑いのサンダール(名勝?)
そこをついた轟雷神、ハリアー顔負けの機動力を見せ付けてサンダールの背後をとり、羽交い締め。そして、サンダールもろとも割腹!・・・ロボなのに割腹とは笑わせる。ゲッターだったらジャガーが分離して五体大満足なのに(何の話か)

後事をハリケンジャーに託してゴウライジャーは轟雷神とサンダールもろとも爆発して果てた。
さすがの七海も堪らず飛び出し、泣き崩れる。
「二度と・・・二度と影にはならない、一緒に戦い続けるって、誓ったじゃないか!
 馬鹿野郎・・・バカヤローッ!
鷹介の台詞が泣かせる。

■タウ様、なんか楽しそう(笑)

といったところで鳴門の渦潮からアレが天空に発生。怒りの矢とタウ様をその渦に呑み込む。この時のタウ様がミョーに楽しそうだったのが印象的。
ところで・・・アレが生まれたって事は・・・

■大見得

案の定、アレのせいで世界は大混乱・・・というか終末だそうで。アレを消し去る方法を必死に探っていたおぼろさんは漸く一つの方法を見つけるが、それは、アレを発生させたのと逆の手順を踏むこと。
要するに、アレの向こう側から怒りの矢を放つ事。

しかしアレの向こうには『邪悪なる意志』が存在し、おまけに帰ってこれるかどうかも・・・というところでおぼろさんとハム館長は哀れ瓦礫に埋もれてフェードアウト。

三人だけになったハリケンジャー・・・というかハリケンジャーは元々三人だが、要は仲間が全て失われたということで『要は』で答えるな玄徳(誰?)
しかしくじけているわけにはいかない。大見得きって旋風神に乗り込み、嘆きの弓を手にいざ「アレ」へ!・・・アレって・・・ちゃんとした呼称、ないから「アレ」なのだろうか(笑)


■煩悩

■ねーってば(度数ゼロ)

あー
いやー
まーねー・・・
姉様の最期記念に乳アップとかフラびぃの最期記念とか、やろうという気が無くはないけど・・・扱いが悪すぎてやめた。楽だし(そこが本音か)

ブルーの大腿部とかいったって、もー見飽きちゃったしなー。所詮グラビアには勝てぬ宿命よ(何を今更)

だから予があれほど国外逃亡する前に武田久美子を女幹部に仕立て上げて一本作れと口を酸っぱくして言うたものをボケ東映どもめ好機を逃しやがって(←それ以前の問題)


■総括して

残り話数をすっかり忘れていた俺も迂闊だったが、あそこまでサラリと暗黒七本槍の終焉を迎えさせるとは予想外。でも、姉様やフラびぃらしさってのがちょっと出てたから許せなくはない。
哀れなのはタウ様だが(笑)・・・死んだとは言ってないもんなあ。

最後の最後でラスボスが『邪悪なる意志』かあ・・・ラスボスの造型などの経費が浮くとは言え、横着な顛末を使ったもんだ。ま、タウ様究極体が事実上ラスボス扱いっっぽいし、いいか。
でも、結局ジャカンジャは、『邪悪なる意志』の道化師だったんだなあ・・・と思うと無性に許せん。いけいけ鷹介達、戦隊モノだから主人公が死ぬ心配はないぞ!(例外アリ←駄目やん)
勝って終わるのはみんな知ってる。後は、どう勝ち、どう幕を下ろすかってこと。

ゴウライジャーだけでなく、おぼろさんも館長も・・・というか、明確な『死亡』となってないのがナンだな。
いやまあ、だから、これで戦い終わって
見事だハリケンジャー!
とかってひょっこり崖の上に勢揃いしてポーズ決めてくれても所詮タコ殴りの刑であって(笑)

・・・というか、最終回近辺ってやたらと重くなるから、あんまおもろくねーなー。ライト系かダーク系か、どっちに転ぶか・・・ライダーがライダーだっただけに、戦隊の方には期待してるんだがな。


■ 次回、大団円? ■

・・・で、いいのか?
今度のラスボスは『邪悪なる意志』だ!どう戦う、ハリケンジャー!
というわけで二度目ネタ。
みんな!エビル・スピリッツをやっつけるんだ!
ハーラホーロヒーレハーレー♪
(分かる人も置いてけぼりネタ←それネタ言うんか)

【 ハリケンジャー 巻之五十一『風と水と大地』 】