毎回オモシロ話や事件が起こるこのメンツのツーリング。
果たして今回はどんな事になりますやら・・・

開催日

2002年9月14日(土)〜15日(日)

目的地 鳥取県米子市皆生温泉
参加人数 8名
参加車両 GPZ900R ZX−10 ZZR1100(C) ZZR1100(D赤)
ZZR1100(D赤銀) ZRX1100 ZZR400 FJR1300P



1日目 9月14日(土) 天気 曇り

本日のルート
宝塚IC─→山崎IC─→R29─→戸倉峠─→R9─→白兎海岸─→皆生温泉
勢揃い
関西スーパー前
AM 07:00 集合 AM 07:30 出発

 いつものスーパー前に集合。曇りなので天気が心配。何しろ、参加メンバーの中に最強(最凶)の雨男が居るもんで。

 毎回このメンバーで時間通りに集まったためしが無い(笑)今回も約10分遅れで全員揃い踏み。

 ここでZZR(D)の一人が急遽行けなくなったと謝ってきた。理由は子供が熱を出したとの事。子供の病気では無理は言えないので、彼のキャラクターが抜けるのは残念だけどキャンセルという事に。

 僕自身は独り者ですが、メンツには所帯持ちが多い。日帰りツーリングに行くのも予定を合わせるのが難しいし、ましてや泊りがけとなると奥さんの理解が無いと参加できない。
 趣味のバイクを続けるために普段頑張って家族サービスをしている様で、妻子持ちは大変やと改めて思いますなあ。

 そういう訳で、7名で出発となりました。
通り過ぎてしまった(爆)



無事?到着


バッテリーを外すの図
道の駅 山崎
AM 08:50 到着 AM 10:30 出発

 このメンバーのツーリングでは次に停まるポイントを決めて(もちろんその条件がそろっている場合に限り)そこまではフリーに走る事にしているので、高速を降りてすぐにある最初の休憩ポイント『道の駅 山崎』まで中国道に入るとそれぞれのペースで走る。

 高速券を取る順番の関係で僕が最後尾を走っていましたが、山崎ICまで半分位に来た頃、前方の路肩に止まっているバイクが居ます。
 誰やろと思って近づいてきたそのバイクを見ると、なんと停車してるのは先に走っている筈のZX10。?<}ークでしたが、追い越し車線を走っていた僕は寄せる事も止まる事も出来ず、その少し前方にこれも先に走ってたZZR(D)が止まってるのを見て「まかせた!」と思い(笑)山崎ICを目指しました。

 少し遅れて着いた道の駅で先着のメンツに何があったか聞きましたが、突然ヘッドライトが消えて止まったとしか判らず、取りあえず来るのを待つしかないという状況。さて、ZX10は無事に現れるか・・・

 約30分後、何とかZX10とZZRが到着。
 一体、どうしたのかと聞いても本人にも訳が判らず、走っていると急にエンジンが止まってしまい、何とか惰性で路肩に停車したとの事。その後、エンジンが掛からないので押し掛けで始動させてなんとか辿り着いたそうな。
 何にせよ交通量の多い高速上で事故にならなかったのは、運(悪運?)が良かったの一言でしょう。

 エンジンを止めるとセルが回らず、ライト関係も点灯しない事から当然、電装系のトラブルと言う事になり、手始めにバッテリーをチェックする事に。
 丁度、隣にGSがあったので調べてもらうと、店員曰く「ようこんなんでここまで走ってきたなあ」と言われたそうで、弱っているのでチャージするよりも、近くの店で新しいバッテリーを買う事を勧められる。
 バッテリー屋に行ってみると、タイミングが悪い事に同じ型のバッテリーが在庫切れ。
 さて、どうしようかと思案していると、少し行ったところにあるバイク屋で聞いてみては?と教えられ、結局、再度バッテリーを付けてバイクごとバイク屋へ(ウォ〜押し掛けじゃ〜)

 30分程して本人が歩いて帰ってくる。
 バイク屋で調べた結果、なんとバッテリーではなくオルタネーターの不具合。
 当然、部品の在庫がある訳も無く途方に暮れたところ、親切なバイク屋でこちらがツーリングの途中と知り、姫路にある店から中古車のGPZ900Rを搬送し、そこから部品を移植してくれると言ってくれたそうだ(オルタネーターは900Rも10も同じモノ。さすがに同じエンジンを長い間作り続けているKawasakiならではの裏技!)
 もちろん断る理由など無くお願いしたのですが、問題は修理が完了するのが14:00頃になる事。
 話し合いの結果、全員で待っても仕方ないのでZX10は修理を終えたら再び高速に乗り直接ホテルに向かい、ほかのメンツは最初の予定通り戸倉峠を通っていく事に決定。

 結局、更に一人減って6名で道の駅を出発。

 さて、何人が無事現地に着く事が出来るか?サバイバルゲームの様相を呈してきた。
ハラ減ってるけど
道の駅 八東
AM 11:45 到着 PM 12:20 出発

 戸倉峠は面白い峠ですが、鬱陶しい事に前に10t程のトラックがチンタラ走っていました。
 峠道ですから中々追いぬくポイントが無く、トラックの方もこっちが後ろで詰まっているにも拘わらず(車も含めて数台連なっていた)、道を譲る気配も無いのでかなりイライラして走っていて、何とか隙を見て追い抜かしスピードを上げた時は峠も終わりに(T_T)

 道の駅で休憩してると、朝ツーリングをキャンセルしたZZRから電話でビックリの情報が。
 なんと子供の病気が大した事無く、嫁さんが
「泊りがけのツーリングなんてめったに無い機会だから行って来たら」
と、言ってくれたのでこれから家を出るとの事。
 そこで今から下道を走って来ると時間が掛かるので、高速で直接ホテルに向かい落ち合う事に。
 なんとも慌しい展開ですが、僕達にしてみたら来てくれるのは大歓迎!てなもんです。

 昼飯時だったんですが取りあえずもう少し走って、R9沿いで適当な食いもん屋があれば停まると言う事にして出発。
見かけによらず・・・


怪しい雲行きに
白兎ヘルスランド
PM 13:20 到着 PM 14:25 出発

 R9を昼飯を食べようと食事が出来る店を探しながら走ってましたが、中々見つからず結局、一番初めに目に付いたドライブインに入りました。

 白兎ヘルスランド(名前の意味がよー判らん)の看板には「手打ちうどん」と書いてあったので当然、全員うどんを頼んだのですが・・・
 普通、こういう見せの食いもんは期待出来ない(ハッキリ言うとマズイ)物なんですが、食べてみるとこれが結構美味かった!良い意味で予想を裏切られましたねえ。

 さて、そろそろ出発しようかという頃になって空模様がおかしくなってきました。
 今から向かおうとしている方角の空は雨雲で被われ、こちらに向かってくる車を見ると濡れています。
 間違い無く雨が降ってる様ですが、どの程度の雨か判らないので取りあえず大丈夫だろうと考えて、全員レインウェアは着ないで出発。

 さて、これが吉と出るか凶と出るか。
雨は嫌じゃ〜〜〜
途中

 走り出した途端、降って来た雨はそんなに強くないので暫く様子を見ながら走ってましたが、雨足は弱まるどころかだんだん強くなって来たのでさすがに先頭を走っていたZZR(C)もマズイと思い、雨宿りのため丁度目に付いた屋根の有るバスの停留所に飛び込みました。
 雨宿りしながら空を見ると、どうやら降っているのは僕達が居る近辺だけのようで、周りには青空がのぞいてます。
 取りあえず小降りになるまで待つ事にしましたが雨男のZZR400は「反対向いて走れ」とか「おまえだけ後から来い」とか言われて非難ゴウゴウ。
必殺!回転烏賊
道の駅 ポート赤碕
PM 15:25 到着 PM 16:00 出発

 小降りになったので出発したんですが、暫く走ると雨がピタッと止んで(と言うかある地点から降った形跡すらなかった)次の休憩ポイントの道の駅に着く頃には、人もバイクもすっかり乾いてしまいました。
 ここで別行動の二人に連絡すると二人共、一滴の雨にも遭わなかったとの事。再び雨男に非難の声が(笑)

 ところで、左の写真は烏賊の一夜干しを作るためでしょうか?輪っかに吊り下げた烏賊が高速で回転していたものです(・・;)

 さあ、ここまで来れば目的地まで後40k程。最後まで気を抜かずに走りましょう。
今夜のねぐら
皆生グランドホテル 天水
PM 16:50 到着

 途中、ホテルを探してうろうろしていた後発のZZRとも運良く遭遇して、やっとこさ今日の宿に到着。
 無事、僕達よりも先にZX10も到着しておりこれでようやく全員集合となりました。
 早速、風呂に入ろうと部屋に向かったのですが、この後更に驚くべき事件が・・・

 部屋に入ると先着していたZX10が居たのですが、電話帳を広げて何やらしている様子。どうしたのか聞くと、ホテルに着いた途端、再びバイクが動かなくなったらしい。
 じつは、バイク屋でオルタネーターは取り替えたけどエンジンを回すと電圧が下がってしまうので、電装系を根本的に調べなければだめだと。取りあえず出来る修理はやったので騙し騙し走って行くしかないと言われたらしい。
 結局、ホテルには着いたけど明日どうするかと考えた時、仮にエンジンが掛かったとしても不安を抱えたまま高速に乗って帰るのは難しいと思い
ここでバイクを処分して帰る
、と決断したそうだ。
 これにはさすがに僕達も驚きましたが、諸々の状況を考えたらそれが一番良いと言う事になりました。
 しかーし、ツーリング先でバイクを売って帰るなんて前代未聞やで〜!

ここで問題です

炎の宴会へ    すぐに次の日へ