11 いとしのエリー いとしのエリー 16 Lonely Man/Bad City
12 主人公 主人公 17 Coming Soon
13 まほろば まほろば 18 Coming Soon
14 僕等のダイアリー 僕等のダイアリー 19 Coming Soon
15 秋冬 秋 冬 20 Coming Soon
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いとしのエリー
Vocal サザンオールスターズ
作  詞 桑田佳祐
作  曲
編  曲 サザンオールスターズ
収  録 シングルEP
Side-B アブダ・カ・ダブラ(TYPE3)
発  売 1979年
 サザンオールスターズのバラードとしてあまりにも有名な曲。歌詞の内容は皆さんも良く知っているでしょうし、評論も色々な人がやっていて今更なので省きます(笑)
 では何故ここで紹介したのかと言いますと、この曲が初めて自分の小遣いで買ったJ−POPのレコードなんですね。(ちなみに定価は600円。歌詞面に「サザンオールスターズ応援団・団員募集中」という告知があって、入会金600円、3ヶ月会費900円なのが時代を感じさせますなぁ(^_^;))

 実際、それまでは家に使い勝手の悪い古〜いプレーヤーしか無かったので、「レコードを聴く」と言う事があまり無く、レコード自体も殆ど持っていませんでした。
 そんなGaryoがモーレツに「欲しい!」と思って買いに走ったのがこの『いとしのエリー』でした。
 ところが、この曲をどこで聴いたかと今考えてみると記憶がま〜ったく無いんですよ。多分、ラジオだったと思うんですが・・・もともとアルバムに入ってた曲だったはずですから。
 もちろん発売当時もヒットしたんですが、1983年にTVドラマ『ふぞろいの林檎たち』の主題歌に使われて多くの人が認めるサザンのバラードの名曲になりました。ドラマでこの曲やサザンを知った人も多いんではないでしょうか。後にアメリカの大御所レイ・チャールズがカバーした事でも話題になりましたね。
 そう言えば僕と同世代の人で歌詞の「エリー」のところを、好きな娘や彼女の名前にして歌った事がある人は多いんじゃないでしょうか。僕?僕は決してそんな恥ずかしい事は・・・(爆)

 ところで僕は、サザンの殆どの曲を作っている桑田佳祐氏を「日本語の魔術師」と勝手に思っているんです。何故なら、彼の創る歌詞の言葉の使い方があまりにも巧みだからです。
 比べるのはどうかと思いますが、韻を踏む言葉使いやメロディ・リズムに日本語を乗せるのなんか、最近流行りのラップミュージックよりサザンの方が早かったし、上手いと思うんですがどうでしょうか?
2003.9.3 Wed 記






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主 人 公
Vocal さだ まさし
サダ マサシ
作  詞 さだまさし
作  曲
編  曲 Jimmie Haskell
収  録 オリジナルアルバム
Side-B 私歌集〈アンソロジー〉
発  売 1978年
 さだまさし氏の曲でランキングを作ると必ずトップ5に入るのがこの曲。ファンからの支持も高く、ファン以外にも有名なのは、間違いなく歌詞によるものでしょう。ご多分に漏れず管理人も初めて聴いた時は、その詩にいたく感動しました。
 今でもこの歌を聴いたり、歌ったりすると自分自身に対して、「人生頑張ってるか?主役をちゃんと務めてるか?」と自問自答してしまいます。まあ、中々満足な答えは出来ないんですけどね。
 ですから、カラオケでこの曲を歌う時は思い入れが強くて、強くて・・・多分、聴いてる方はかなり迷惑してるでしょう(爆) もっとも、それが判ってるだけに仲の良い友達といった時しか歌いませんけど。あ、そっちの方が迷惑か!(笑)

 歌詞を読めば書かれている内容はどの時代、どの年代の人にも当てはまるもので、そう言う意味では普遍的なものを描いているのだと思います。それ故に、発表から25年以上近く経った現在でも多くの人から支持されるのでしょう。時代に乗っかって流行る曲もモチロン良いですが、幾つになっても、いつの時代に聴いても感動させてくれるような歌がいいですね。

 この曲は、元々1978年に発売されたオリジナルアルバム『私歌集<アンソロジー>』に収録されているんですが、10年後の1988年にシングルカットされました。10年経ってからシングルカットされるというのも珍しいですが、それほどこの曲の人気が高かったという事でしょう。
2004.11.5 Fri 記






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まほろば
Vocal さだ まさし
サダ マサシ
作  詞 さだまさし
作  曲
編  曲 渡辺俊幸
収  録 オリジナルアルバム
Side-B 夢 供 養
発  売 1979年
 この曲も上と同じようにアルバム『夢供養』に収録されている曲。上で紹介している曲もそうなんですが、最初に聴いたのは発表されてから暫くしてからでして、高校時代さだまさし氏の歌を文化祭で歌う為に買ったライブアルバムに入っていたのを聴いたのが初めてでした。
 男女の刹那さとすれ違いの心情を綴った詩は、曲と合わせてハッキリ言って暗い歌なのですが、だからこそ情感がダイレクトに伝わってきます。特に恋愛に熱中している時は感じなくて、冷静になると『確かにそうや』と思える歌詞が胸に響きます。

遠い明日しか見えない僕と 足元のぬかるみを気に病む君と
男は夢を食べて生き、女は現実を見つめて生きる動物です。

例えば此処で死ねると 叫んだ君の言葉は 必ず嘘ではない けれど必ず本当でもない
恋愛が盛り上がっている時に言える台詞。勿論、その時の気持ちには嘘はありませんが。

 こんな事を言えばさだまさし氏のファンに怒られそうですが(爆)彼の曲は歌ではなくメロディーに乗せて詩を読んでいるようです。特に情感たっぷりな歌は『フォークのメロディーに乗せたラップ』みたいに感じですね(笑) 彼の歌はどれも言葉を大切にしていますが、特にこの曲には万葉の詞(ことば)がふんだんに盛り込まれていて、その叙情的な感性が強く出ています。

 この曲も後にシングルカットされましたが、その時のカップリング(A面)曲が上で紹介している『主人公』です。これで何故2曲続けてさだまさし氏の曲を紹介したか、お判りになるでしょう(^^ゞ
2004.11.5 Fri 記







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僕等のダイアリー
Vocal
エイチツーオー
作  詞 来生えつこ
作  曲 来生たかお
編  曲 星 勝
収  録 シングルEP
Side-B ジョバンニ
発  売 1980年
 柳沢みきお原作のTVドラマ『翔んだカップル』の主題歌で、歌っているのは後に『思い出がいっぱい』をヒットさせたH2O。管理人がはじめてこのデュオを知ったのがこの曲でした。
 ドラマは、ひょんなことから同居する事になった高校で同級生の男女二人をめぐって起こる、ハラハラドキドキの物語は、映像化しやすいのか、これ以前&以降にも数回ドラマ&映画化されています。

 ところで、この番組の放送は1980年(昭和55年)なんですが、実はそれよりも再放送の印象が強いんです。何故かと言うと、管理人が住んでいる関西地方で16時台に何回か再放送をやっていたんです。それをよく見ていたものですから、このドラマと言うと夕方!≠フイメージが浮かんでくるんです(笑)
 キャストでは山葉圭役の桂木文が可愛くてよかった!このドラマで人気がブレイクして、グラビアなどにもよく出ていたんですが、それ以降役柄に恵まれなかったようで消えていきました。今ごろはどうしているんでしょうねぇ・・・ また、若き日の柳沢慎吾や佐藤B作、ベンガルなども出演していて、芸達者なところを見せていました。そう言えばケンちゃんシリーズの宮脇康之が友達役で出ていて、当時付き合っていた三原順子のことを番組内でよくネタにしてたなあ。
 そして何より秀逸だったのが、毎回番組の最後に流れる『NGコーナー』でしょう。
 今でこそドラマなどのNGで番組を作っていますが、その先駈けはこのコーナーではないでしょうか。何しろ第13回は『よりぬきNG集』と題して、全編に渡って出演者のNG集だけを放送しましたし。製作者側も、まさか出演者のNGがこれほど受けると思っていなかったでしょうね。役者の失敗を表に出すなんて恥ずかしい事ですし、それを考えるとNGで笑い&視聴率を取るなんて究極の禁じ手ですから。

 最後に流れる『僕等のダイアリー』は、ドラマの内容は勿論ですが、思春期の男の気持ちも表していて、さすがの来生節と云ったところでしょうか(笑)
2005.5.7 Sat 記

『翔んだカップル』 放送データ
1980.10.3 〜 1981.4.3 フジ系 金曜日 19:00〜19:30 全26回







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秋 冬
Vocal 原 大輔
ハラ ダイスケ
作  詞 中山丈二
作  曲 堀江童子
編  曲 竜崎孝路
収  録 シングルEP
Side-B 恋唄遊び
発  売 1983年
 1983年に各社競作としてリリースされた中の一枚。歌っているのは『動画特撮・別館綱』でも書いていますが、TVアニメ『1000年女王』の主題歌『コスモス・ドリーム』を歌った高梨雅樹氏。この年から『原大輔』名義で作品を発表していて、初めての大ヒットがこの曲でした。この時期はアニメ関係は本名で、その他の仕事はコチラの名義で仕事をしていました。デビューは1973年なので、この曲がヒットした時は10年のキャリアを持つベテランだった訳です。

 この『秋冬』は、中山丈二と言う無名の歌手が残した一本のデモテープが、親交のあった芸能関係者により自主制作盤としてレコード化され、友人達と夜の街で聴き継がれ、歌い継がれて人々を魅了していました。それに目をつけたリバスターが、橘美喜のヴォーカルでレコード化すると曲の誕生秘話と相俟って一躍ブームとなり、競作として各レコード会社から続々とリリースされる事に。最終的には作詞者本人のモノを含めてシングル七枚、アルバム収録が二枚リリースされ、計九人の競作となった珍しい歌です。その中で約70万枚を売上げ、オリコンチャート19位まで行った原大輔バージョンが最大のヒットとなりました。(下にシングルバージョンのジャケットを展示しました。)

 個人的には最初に聴いたのが原バージョンだったからかもしれませんが、この歌には少しハスキーで鼻に掛かったような甘い彼の声が最も合っているように思います。勿論アレンジや歌い方の好き・嫌いもあるでしょうが、中山バージョンよりも良く聞こえるのは贔屓目があるからでしょうか(笑) また女性では高田みづえバージョンが良いです。歌を自分のモノとして歌っていながら、詩のイメージを上手く表現している歌唱力はさすがの安定感です。

 原大輔氏はこの後、1990年・1999年・2002年に『秋冬』を再リリースしており、この歌に対する思い入れは相当なものの様です。

シングルジャケット・コレクション
高田みづえVer. 三ツ木清隆Ver. 中山丈二Ver. 堀江童子Ver. 小田陽子Ver. 橘美喜Ver.
1960年鹿児島県生まれ。1977年「硝子坂」でデビュー。数々のヒット曲を持つが、カヴァー曲のヒットが非常に多いのが特徴。オリコン最高22位。 三ツ木清隆は1953年千葉県生まれ。知っての通り俳優が本業ですが、歌唱力は平均以上。オリコン最高24位。 作詞者中山丈二自身が歌ったバージョン。アレンジは原大輔バージョンを担当した竜崎孝路ですが、別アレンジ。 これは作曲者堀江童子が歌ったバージョン。A面の「傘はじゃまよ」も中山氏と制作した作品。「秋冬」以降は競作した原大輔とのジョイントが多い。 1982年にデビューして、これがシングル3作目。現在でもジャズシンガーとして現役。当時この「秋冬」のような歌謡曲的な曲を歌ったのは、やはりヒットを狙っての事? プロデュースをしたのが「村上"ポンタ"秀一」でレゲエ・テイストのアレンジ。演奏者も超豪華で、かなり渋い作品。B面は別アレンジのスローバージョンで、こちらの方が歌謡曲寄り。
2006.1.17 Tue 記





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Lonely Man
Bad City
Vocal SHOGUN
ショーグン
作  詞 Casey Rankin
作  曲 Side-A/Casey Rankin
Side-B/大谷和夫、芳野藤丸
編  曲 大谷和夫
収  録 シングルEP
Side-B Bad City
発  売 1979年
 故・松田優作さん主演『探偵物語』の主題歌としてあまりにも有名な曲。全編英語の歌詞なので洋楽に入れようかな?とも思ったんですが、日本のドラマの主題歌ですから邦楽ですね。

 ドラマ『探偵物語』の内容は改めていう必要も無いでしょう。オープニングでは工藤ちゃんのハードボイルドな面とコミカルな面が出ていて、そのバックに流れるのが『Bad City』。イントロからラストまで映像とピッタリ曲が合っているので、これから始まるんだと気持ちを盛り上げてくれます。コーヒーを淹れるシーンがカッコ良くて、自分が淹れて飲んだ時、気分は『工藤駿作=松田優作』でした。エンディングのパンと牛乳食べてるシーンもやっぱりカッコイイ!勿論、オープニング同様『Lonely Man』がピッタリ。バックの壁面に描いてあるモナ・リサや落穂拾いの絵がお洒落です。
 それにしても、オープニング/エンディングを見ると松田優作という俳優は手足が長かったんだなぁと改めて魅入ってしまいます。またエンディングの真っ白いスーツに代表される様に、原色のシャツとスーツをあれだけ着こなせるのは日本では松田優作とルパン三世ぐらいでしょう(笑)

 SHOGUNは同年に放送された日本テレビ系ドラマ『俺たちは天使だ!』の主題歌『男たちのメロディー』でヒットを飛ばし、それに引き続き同局の『探偵物語』に起用されて人気を確固たるモノにしました。元々10年以上のキャリアを持つスタジオ・ミュージシャンが集まって結成された事もあり、デビューの時点で音楽的に高いクオリティを持つバンドでしたが、僅か二年足らずで活動を停止してしまいました。しかし、その後も度々再結成(メンバーは違いますが)されており、これはビデオやCDなどで『探偵物語』を知った若い人達が、新たにファンになっているというのも理由として多少あるんじゃないでしょうか。

 ところで、レコードではエンディングに使われていた『Lonely Man』がA面ですが、コチラがA面になった理由って何なんですかね?後の1997年に再結成された際のリメイクCD版では『Bad City』が1曲目になっています。
2007.2.1 Thu 記
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Coming Soon
Vocal
作  詞
作  曲
編  曲
収  録
Side-B
発  売









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