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定価

税込2,310円(本体2,200円)

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『鳥禽秘抄 天空より舞い降りるのは天使か悪魔か』(2023年6月26日[月]刊行)
内容
羽ばたく鳥は常世の理に囚われない。トンビが龍を連れ去り、青菜がスズメになり、山野のクジャクは齢100を超える。人を惑わし、恩に報い、未来を告げ、風の向くまま羽を広げる。その羽を休めるために地に着くとき、我々の暮らしに怪異をもたらす。十二支から始まった奇譚集、跡を濁さず一旦完結。
目次

♦小鳥の章:
すずめ─雀雀の報恩、雀と改元、怪魚の正体、赤い雀(一)、赤い雀(二)、三本足の雀、雀へ転生した貴族、雀宮、雀の卵、雀嶋、雀と蛤つばめ─燕 燕の足、燕の巣、白燕のこと(一)、白燕のこと(二)、継子の運命、燕の復讐(一)、燕の復讐(二)うぐいす─鶯 鶯と死児、八尾木のこと、土中の鶯、谷間の鶯、鶯の沙汰、鶯の親の知恵ほととぎす─時鳥 京の時鳥、夕暮れの時鳥、時鳥の鳴き声あとり─猟子鳥  猟子鳥の群飛野鳥の章はと─鳩  山鳩の怪、薬師寺の鳩、信玄と鳩からす─烏  猿真似、頭八咫烏のこと、烏の羽根、烏の巣、赤い烏(一)、赤い烏(二)、赤い烏(三)、赤い烏(四)、頭の白い烏、白烏(一)、白烏(二)、白烏(三)、烏の鳴き声(一)、烏の鳴き声(二)、烏の邪淫、烏と数珠、式神返し、烏と火きじ─雉  禁野のこと、鷹狩の報い、雉と改元(一)、雉と改元(二)、遣わされた雉、白い雉(一)、白い雉(二)、雉への転生、雉の恨み、焼け野の雉、伊福部の岳のことらいちょう─雷鳥  雷鳥のご利益(一)、雷鳥のご利益(二)

♦猛禽の章:
わし─鷲 猿の報恩、賊の名、鷲にさらわれた赤子(一)、鷲にさらわれた赤子(二)、鷲の大飛行たか─鷹  黒鷹の威勢、白癬の妙薬、白鷹のこと、熊鷹と大蛇、鷹の秘密、源斉頼のこと、鷹の嘴、鷹と主人、鈴喫岡はやぶさ─隼 隼の巣みさご─鶚  源馴と鶚、本間孫四郎の弓、鶚鮓、みさごという音とび─鵄 鵄と天気、柿の木の仏、神武天皇と鵄、白鵄のこと、鵄の正体(一)、鵄の正体(二)、比叡山の鵄、天狗と龍、鵄と箸、鵄の落とし物ふくろう─梟 梟は不孝な鳥か、倉の梟、白い梟(一)、白い梟(二)、梟の秘密

♦水禽の章:
う─鵜鵜の大群、対馬の鵜(一)、対馬の鵜(二)おしどり─鴛鴦 夫婦愛かも─鴨鳴鴨の香炉、鴨罠のまじない、賀毛郡のこと、鴨野のことかり─雁 雁卒塔婆のこと、雁の乱れ、雁の運命、鴈風呂、雁の首の金くいな─水鶏 坊主の悪計くぐい─水鶏鵠と御子こうのとり─鸛鸛の復讐、鸛の卵、消えた鸛、巣を遷した鸛、鸛と鶴、鸛の嘴さぎ─鷺生き返った鷺、棟の鷺、観音と鷺、鷺の怪(一)、鷺の怪(二)、鷺と荘子つる─鶴身代わり鶴、玄鶴のはなし、鶴郡のこと、鶴の巣(一)、鶴の巣(二)、渡り鶴、鶴の智慧、鶴の稲穂、鶴の卵、羽織のこととき─鴇鴇の羽根(一)、鴇の羽根(二)

♦海鳥の章:
あほうどり─信天翁信天翁を釣るみやこどり─都鳥業平の東下りうとう─善知鳥善知鳥のこと(一)、善知鳥のこと(二)、善知鳥のこと(三)

♦異鳥の章:
くじゃく─孔雀 源憩と孔雀、孔雀の飛翔、孔雀の雌雄とじゅけい─吐綬鶏 吐綬鶏の吐気うぶめどり─姑獲鳥妖鳥あらわるちん─鴆異鳥あらわるぬえ─鵺 鵺退治とり─鳥(種名不明)豊年鳥のこと、鳥が美女と化す、鳥柱のこと、大鳥あらわる、怪鳥を射る、父と子、鳥の卵、土中の鳥

出典一覧

あとがき

マスコミ
●2023年5月31日(水)箕面FMラジオ・タッキー81.6『植田洋子 と tea for two』で紹介されました。