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定価

税込 2,420円(本体2,200円)

出版社
現代書館
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『全訳 大和怪異記 :古典怪談玉手箱』(2025年2月刊行)
内容

宝永六年(1709年)に刊行された編纂者不明の怪談集の本邦初現代語訳。原著は東北から九州まで、古くは奈良時代に残された怪異を短話形式で計105篇おさめた古典怪談のアンソロジーである。

その出典は『日本書紀』をはじめとする歴史書から『風土記』などの説話集まで、古今東西、時代も場所もさまざまだ。

八百万の神、鬼、龍、祟り、怪異、占い、夢枕、輪廻転生、民間伝承……奇怪で不思議なエピソードが次々と登場するが、何より恐ろしいのは、これだけの怪異を一体誰が、何のために蒐集し後世に残したのか皆目分からないことである。

編纂者不明の怪談本という奇書。ジャパニーズ・ホラーの原点ともいえる日本最古の怪談、その禁忌に上方文化評論家・福井栄一が挑む。
古典に関心のある方から、怪談愛好家の方まで、良質な恐怖をひろく楽しめる一冊。

目次

(抄録)
「日本武尊、山神を殺すこと」
「猿、歌を詠むこと」
「嵯峨天皇は上仙法師の生まれ変わりであること」
「雲中で鶏が闘う怪異のこと」
「金峯山の上人、鬼となって染殿后を悩ませること」
「安倍晴明、花山院の前世を占うこと」
「宇治中納言が在原業平の幽霊に遭うこと」
「壬生の尼、死して腹から火が出たこと」
「室生の龍穴のこと」
「吉田兼好の墓をあばいて祟りがあること」等々

マスコミ
●2025年1月29日(水)箕面FMラジオ・タッキー81.6『植田洋子 と tea for two』で紹介されました。
●2025年6月6日(金)Podcast『田辺青蛙の奇妙探求」で紹介されました。
●雑誌 『通販生活』2025年7・8月号で紹介されました。