星羅棋布

BUD BOY CDシネマガイド



●CDシネマ1 『花喰い花』 『花喰い花』第1話〜4話
●CDシネマ2 『小夜曲』 『星屑草』第1話〜3話/『無垢化』
●CDシネマ3 『無頼風』 『無頼風』第1話〜4話
●サウンドトラック『花曲集』 20曲収録
  


さてここからが本番だ(笑)。 全部で4枚出ているCDの各巻のエピソードは、
エピソードガイドと原作をお読みいただくとして、東雲の出番を中心に(ここが
ポイント)聴きどころをお届けします。なお、敬称は略させて頂いてます。  

メインキャスト

御大花将  蕾 ‥‥ 田野 恵
妙香花仙  薫 ‥‥ 子安武人
東皇使  東雲 ‥‥ 飛田展男
 川原田 透  ‥‥ 関 俊彦

  ※ 透のみ登場はCDシネマ2からです。また、各話のゲストキャストについては、それぞれのガイド頁に記載。

幸せを咲かせましょう
オープニング・テーマ 

Mighty Dream
エンディング・テーマ 

OMAKE BUD BOYなかよしクラブ
以上、CDシネマ 1〜3 共通項目
[BUD BOYなかよしクラブ]のみ、メンバーが徐々に増えていきます。

 特に【OMAKE】はCDだけのオリジナルミニドラマです。ラジオでは流れなかったので
購入者特典というやつですね。しかぁし!飛田さんの東雲の魅力の一端はここで開花して
いると言っても過言ではないと思うので、飛田ファンならCDを聴きましょう。    

  内容はとにかく東雲の蕾いぢめ(笑)1は一対一、2で透が混ざり、3で薫が登場します。
1のリリース時には2は蕾と透、3は蕾と薫じゃないかなどと思いましたが結果的には東雲
は出ずっぱりという感じで非常に嬉しかった一幕でありました。もうとにかく聞いてください、
って感じです。                                   
印象的な台詞というと、「はいはい酔っ払い。」「ぜーんぶ言っちゃうよ〜」「何も隠すこと
はない、マザコン。」「だぁって、何処から見たってそうじゃないかね〜」などなどなど。
細かい話に関しては書いちゃったら面白くなくなるのだ、許してくれ給へ。       


以上を踏まえた上で、CDシネマの各話数ごとの飛田さんの声の聞きどころを登場時間目安を
(特定できるもののみ)場所と共にご紹介。せっかくですので、サウンドトラックも付記します♪


●CDシネマ1 『花喰い花』


  ゲストキャスト
   朱光妃  ‥‥ 平野 文
  錦花仙帝  ‥‥ 島津冴子
  紅火将軍  ‥‥ 若本規夫
  西野教行  ‥‥ 宮本 充
  田科英子  ‥‥ 野上ゆかな
   風の精  ‥‥ 山口由里子
   花精C  ‥‥ 本井英美
 ナレーション ‥‥ 青野 武   等

『花喰い花』は御披露目ということで(原作では2話目に当る)この話の冒頭に1話(蕾が堕とされた理由等)が組み込まれています。ナレーションによる天界の説明が入るのはこの一枚目のみ。
その他、[逃走する朱光妃]のシーンなど追加されていますが、逆に春日の出番そのものが削られたのが非常に残念…。

【1】  4'43" 路上(1)
 足音ともに「やぁ」から始まる飛田=東雲、登場。ほぼ原作通り。まだ少し硬い? 返す返すも春日が…(しつこい ^^;)

   8'56" 路上(2)
 東雲、蕾、薫初顔合わせ。原作もそうですがここって滅茶苦茶説明的。ひっかかると言えば、どうして「東皇使様」と呼んでくれないのだ薫! 寂しいゾ。
さりげなくない自慢の仕方や、蕾を叩きのめす追い打ち、東雲のイジワル振りは確かにグレードアップ!

【2】  1'33" 田科家、庭先?
 構成上、教行に関する英子との会話がここに。花精、蕾達と語り口調が微妙に違うのだ。やっぱり女口説かせ(別に口説いてない )たらGOOD。ファンの欲目、と言わずに一聴してみてね。
この章でゲストキャラが出揃います。田科博士ってこんなに軽い人だったのか…。

【3】  5'57" 田科家、東雲の部屋
 紅火将軍が東雲に助力を求めるシーン。朱光妃の事をすでに知ってる点と、事態を楽しんでいるかも、ってとこばかりが強調されているように聴こえるのが少し残念かな。2に続き3の出番もここのみ。
原作と比べるとどうしていろいろ変更があって気になる。いきなり風に訊くか蕾、教行もいきなり公園行くしなぁ。

【4】 さあ、まとめ。これはただ黙って聴いて!って感じ。(平野さんGO、GO!)
   0'00" 公園
 東皇使様の第一声から始まります。ちょっとヒーロー調でなんかニヤける。

   5'50" 東雲の部屋メ公園
 杖の力を貸してくれと頼む薫のほぼ原作通りですが、ずいぶんとクールに応対してる(まぁそういうシーン )のは、永輪樹帝から賜ったという責任があるから?取りあえず作戦は失敗して、薫と東雲ピーンチ! って笑っちゃいかん(^^;)。

  13'45" 公園
 力尽きた蕾に、朱光妃の華芯を託されるところ。蕾の頬をピシャピシャ叩いて欲しかった。

  14'30" 聖仙郷
 錦花仙帝様との会話が色っぽすぎる?。息子と同じ年のガキなのだが、心なしか母上は楽しそうである。天界なのでエコーかかってます。耳に残るよ。

  18'20" 公園
 原作では蕾をからかってもしっかりプロレス技で仕返しされるエンディング。が、CDシネマ版の東雲は掴みどころなくスルリと逃げてしまうのでした。
「なぁんだ」からの二人の漫才(?)はここから始まる!


【OMAKE】 今回のなかよしさん:蕾&東雲



●CDシネマ2 『星屑草』


  ゲストキャスト
   夕姫   ‥‥ 中川亜紀子
  宵恍姫   ‥‥ 日野由利加
   沙景   ‥‥ 矢島晶子
   怪魔   ‥‥ 松本保典
   族A   ‥‥ 室園丈裕   等

『星屑草』(第1話〜3話)
 ドラマ化にあたって(前作と同様)多少構成の変化があります。「星屑草」が流れるクライマックスシーンは、透役の関さんの名演も相まって聞き惚れてしまいます。

【1】  5'59" 喫茶店
 足音ともに「やぁ」から始まる飛田=東雲、登場。ほぼ原作通り。まだ少し硬い? 返す返すも春日が…(しつこい ^^:)

   8'56" 路上(2)
 東雲が蕾を見つけるのは公園ではなく喫茶店。「…悪い子だ…」が無くなったのが残念。透もここに来るのでそのあたりも注意。ここで三人が顔を合わせておかないと次の『無垢化』に繋がらないからというのもありますが。

【2】  0'00" 学校
 蕾が植物標本室を探すのに手間取っているのを東雲が手助けするのですが……こんな登場をしてしまうのがまさに飛田さんの東雲ですねぇ。

   9'26" 東雲の部屋
 飛田さんの東雲はほんとーによく喋ります。コミックの東雲が表情で語る東雲なら音声のみのドラマでは台詞で語らなくてはならないのでこうなってしまうのですが、その台詞の端々が楽しすぎます〜。でも、これが嫌われるのかも(涙)

【3】  1'28" 宵恍姫
 この東雲と宵恍姫のやりとりが一番の聴きどころでしょうか。もう口説きまくっております東皇使さま〜って感じです。突然ここに飛んでしまうので、コミック版での「宵恍姫に頼んでみよう<略>…私も甘いな…」が無くなったのが残念。

   6'46" エピローグ
 薫が戻ってきた所から。宵恍姫に礼を言うのもここに入ります。ドラマ版でキャラクターが変わってしまったという点では薫も相当なものでして、そのおかげでここの所は随分イメージが異なります。あと東雲の「いいたかないが」も無くなっているのよね。たかびーな東雲として貴重なのですけどねぇ。

『無垢化』
 コミック版では第5巻なのに第2巻の2作の間に入ってしまったので、設定が違ってしまっています。蕾が怪魔を倒す時の理由が違うのが最大の変更点。

【1】  0'00" 温泉
 相変わらず東雲はジジくさいです。これはこれでいいのよ〜。

   5'44" 吹雪とカラオケ
 コミック版では透と昭和歌謡史おたくしてますが、この変更はやむなしかなぁ。

   9'27" 蕾の部屋
 コミック版では温泉で交わされる会話がここに移動しています。透には聞かせられませんからね。ここの東雲もやはりよく#喋ります。しかしその、「浴場」じゃなかった「欲情」ってのは一体……。

  18'04" 翌朝
 コミック版とは異なり薫を待つ展開になっています。「過保護」は温泉での会話に移動していまして、そこでも透の「おまえもそーとーだぞ」がないのが残念かな。でもあれはこの構成ではちょっと入れにくいか。

【OMAKE】 今回のなかよしさん:蕾&透&東雲



●CDシネマ3 『無頼風』


  ゲストキャスト
  水波の媛  ‥‥ 吉田古奈美
  藍影将軍  ‥‥ 辻谷耕史
  曙橙将軍  ‥‥ 山口 健
   羽矢房  ‥‥ 堀 秀行
    勇速  ‥‥ 檜山修之
  山吹の花精  ‥  竹ノ内美奈子
  無頼風1  ‥‥ 室園丈裕   等

 原作の前半(本当はこの話で透は薫と知り合う)、またキャストも大幅に削減(彩八将軍の方々)されています。それにより東雲の見せ場? の部分が変更され、ちょっとおマヌケな印象(これは本文で詳しく)。仕方がないけど、悲しい…。

【1】  3'30" 蕾と薫の滞在するホテル?
 無頼風に関する説明が、天界の三人の間でなされます(本当は透相手にされていたもの)。原作には前半まったく東雲の出番がないので作って貰ったかな? 『無頼風』は変更点特に多し。ちなみに飛田さん的には無頼風の一人も演じてます。

【2】 7'05" 東雲の部屋
 傷を負った蕾が東雲を訪ねてくる。初めは「やれやれ」風に接していたのが傷口を見て愕然…、という原作よりは幾分シリアス度増してる。でも(科白も)ほぼ同じ。当惑振りの演技が聞き所。

【3】 0'00" 芙蓉門?(原作はここだった)
 彩八将に「東皇使さま」と連呼されるのを楽しみにしていたのだけど話の都合上いきなり薫呼ぶし、八将も藍影と曙橙しかいない…(T_T)。キャストが削られたのは仕方なくてもどうして原作通りではないの? 霊水のくだりは(原作)まんまですが、「風のような速さ」でなくては間に合わないから花仙じゃ無理だって言い張る東雲の説明は説得力なし…。くだくだ言ってるよりとっとと行かせろ! って思ってしまう。ここで(一つ目)の薫の見せ場を作り、羽矢房を登場させる為、と言ってしまうと話は終わるが…

  10'02" 森の中?(1)
 かくまっている蕾に東雲が花気を届けるシーン。もうまるで告白(^^;)。科白も随分増えてます。じっくり聴きましょう。ここの「君の憎まれ口が聞きたいよ」は『無頼風』帯びのコピーに使用されました。
この章では他に薫の二つ目の見せ場有り、さらに「東皇使? 誰それ」という透の前振りも有(笑)。

【4】 0'00" 再び芙蓉門?
 「東皇使さま」の呼びかけから始まり嬉しい。蕾の性格を納得させ、人を寄せ付けないようにしたここの説明はOK(そうでないと次に繋がらないものね ^^;)。

   2'35" 森の中?(2)
 蕾のとこへ駆けつける途中が告白パート2? 霊水の壺を割った勇速の頼みに冷たく返し、一転して蕾を抱きしめて祈る場面は圧巻。(私が水波の媛の立場なら声かけるの躊躇するかも…それどころじゃないって ^^;)蕾が目覚めて東雲とほのぼの? 会話がCD版では追加。

  11'16" 森の中?(3)
 蕾に礼を言われてあわてふためく[内心の図]も音だけでなんとかクリアー。透に正体を知らせる場面も追加。蕾との痴話喧嘩は原作の細かい科白まで拾い、(オヤジな発言とともに)テンション高し。
(回想シーンの口調が全然違うのも注目)

  17'30" 公園
 透と笑う蕾に驚き、少しガッカリ…の東雲で彼的にはチョン。(実際の〆は薫の「ようございました」です)
 これにて全編の終り、ご苦労様でした。


【OMAKE】 今回のなかよしさん:蕾&透&薫&東雲



●オリジナルサウンドトラック 『花曲集』


【1】 花宵闇  【2】 御大花将 蕾
【3】 「Mighty Dream」(田野恵・関俊彦)  【4】 妙香花仙 薫
【5】 無頼風  【6】 闇に咲く華  【7】 SURVIVAL GAME
【8】 奸計  【9】 雪月花  【10】 星屑草  【11】 憂い花
【12】 Heeling Green  【13】 東皇使 東雲
【14】 「そばにいてあげる」(飛田展男・田野恵)
【15】 HUMAN RACE  【16】 DAY LIFE  【17】 欲望
【18】 MERRY RASCALS  【19】 兆し
【20】 「幸せを咲かせましょう」(田野恵・子安武人・関俊彦)

 作曲は、米光亮さん。最初はもう声に神経を集中していたのであまり音楽は気にしていませんでして、飛田さんの歌が入らなければサントラは買わなかったかも知れません。ですが、聴いてみて結構はまりました。
というのも、複数のモチーフで一曲を組むという構成になっていてサントラアルバムとして聞き応えがあるのと、シンセと生楽器の組み合わせが結構心地よかったからです。音源は殆どシンセなのですが、オケの代用品としてのシンセではなく、楽器として十分に生かされていると思います。生楽器もポイントを押さえて使われていて良いですね。

 【3】の作詞がKARAKの小峰公子さんだったり(曲も歌も良いですね)、appoのエンジニアの人が参加していたりして(【7】、【17】、【18】の仕事はそうなのかな? この3曲凄く好きです)私にはちょっと嬉しいスタッフだったりします。
そうそう、音響監督の溝口綾さんは無印C翼の三杉君ですね。

 お気に入りが「星屑草」と「東皇使 東雲」というのは鈴蘭さんと意見が一致しました。
いやほんと音の広がりが素晴らしい曲です。【12】・【13】は『花喰い花』でしか使われていないようでして勿体無いですね。そうだ、これらの曲を生かすためにも是非第2シリーズを☆

 で、【14】の「そばにいてあげる」ですが……ラジオでCMを聴いた時には「どうなさったんですか飛田さんっ」という感じでしたが、全部聴いてしまうと結構慣れました(笑)。詞が先か曲が先かはともかくとして、この歌そのままな二人なら幸せなのにねぇと思ってしまうのでした〜はぁ。

●CDシネマ1 『花喰い花』 『花喰い花』第1話〜4話
●CDシネマ2 『小夜曲』 『星屑草』第1話〜3話/『無垢化』
●CDシネマ3 『無頼風』 『無頼風』第1話〜4話
●サウンドトラック『花曲集』 20曲収録
  


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