08史上最大の徘徊大作戦・長崎徘徊編。
12月4日。
作戦も7日目。
巣を出発してから1週間経つわけですが
もう随分長いこと旅をしている気持ちです。
諫早のホテルを出発しR251を南下。
本日は再び島原を巡ります。
午後からは雨の予報だったので駆け足で。
まずは道の駅みずなし本陣ふかえにやってきました。
雲仙普賢岳の噴火や火砕流の映像は自分の中で深く鮮明に刻まれています。
このあたりは被害が特に深刻だった地域。
道の駅には土石流被災家屋保存公園というのが併設されておりますので見学することにしました。
大きなテントの中に被災した家屋が保存され見学できる施設です。
どの家も1階部分はほぼ埋まってしまっています。
一瞬で全てを失ってしまう災害の恐ろしさについて考えさせられるそんな施設です。
道の駅をあとにして県道207
島原まゆやまロードと名の付けられた道を登ってゆきます。
土石流の痕跡が山から一直線に海へと生々しく残り沢山の砂防ダムが築かれています。
噴火から20年経つ今でも傷跡は消えていません。
この県道は先の噴火で出来た平成新山を間近で見ることの出来るルート。
今でも噴煙が上がっているのが見て取れます。
被害が深刻だった頃、毎日、新聞に溶岩ドームの大きさが載っていましたよね。
ここがその場所なんだと思うと何だか震えてきます。
保存家屋や砂防ダムを目にすると
自然や災害の恐ろしさを実感出来る場所。
いろいろ考えさせられる島原半島でした。
☆☆☆☆☆
島原を後にして長崎市内はいったんスルー。
いきなりですが。。。。
長崎半島のR499を走り端島、通称軍艦島と呼ばれる島を見にやってきました。
海沿いの道を進むうち、この島が初めて視界に入った時思わず叫びました。
この場所もいつか自分の目で確かめたいと思っていた場所。
日本で最初に鉄筋コンクリートの高層住宅が建設され
最も繁栄した時代には世界一の人口密度といわれた島。
今は誰も近寄ることの出来ない無人の要塞。
訪れた当時は島へと渡る術はなかったけど
09年4月から観光での上陸が可能になりました。
上の写真でも埠頭に重機が入って作業しております。
ここは絶対に上陸しなくてはいけない島。
そんな強い思いを抱かせる憧れの島。
でもこの光景を目にしている時は上陸できるようになることは知っていたけど
手を伸ばせば届きそうなのに届かない遠い存在。
この島をこの目で見られたことだけで興奮してました。。。
あの白い灯台や櫓そして高層建築群を間近で見上げたい。
そんな思い。。。
興奮冷めやらぬまま
せっかくなので長崎半島の先っちょ野母崎を目指します。
権現山展望公園。
この看板ウソついてるね。。。
ここは本土最西端じゃないよ。。。
騙されないでね。
長崎半島の先っちょにはコンクリートで出来たキノコ型のベンチがポツリ。
この光景が本土最西端だったら徘徊人は違う意味で涙していたと思う。
きっと。。。
でも山頂からは軍艦島がまた違った角度で見えますよ。
高台から見下ろすとより軍艦らしい姿かも。。。
では次へ進みましょう。
Drive めにゅ〜へ