06.7.1 福島〜新潟〜長野〜群馬ぐっると一巡り。






先月は何処にも出掛けられなかったので何処かに出掛けたくてウズウズ。
梅雨で天気が悪いのはわかってますが家にいたって仕方ないのでお散歩に。

今までいったことの無いところで行ってみたかったところ。。。
奥只見です。
奥って名前がついてるし確かに地図でみてもなかなか大変そう。
新潟経由で入ったほうが断然近いのですが、いって帰ってくるだけでは
つまらないので標題のように栃木、福島経由でいってみることに。。。

日付が変わった零時過ぎに自宅を出発。

まずはR4経由、いつものように小山で給油。
でも最近小山はあんまりガソリン安くないみたい。

R4バイパスを宇都宮まで走りR119で鬼怒川方面を目指します。

R4BPから宇都宮ICまでの一般道で80km制限になったっていう区間を初めて走ったけれど
確かに走りやすい。
高架になってて外環とか京葉道みたいに両脇が壁で覆われてます。
信号もないしこれなら80kmでもいいでしょ。

今市からR121で鬼怒川へ。
深夜だから多分鬼怒川の有料道路も無料だろうと
予想していってみたら予想どおり。なんか得した気分。

会津西街道で田島方面へ。

だんだん雨も強くなってきたし福島県に入り道の駅たじまでちょっと仮眠。

すっきりしたので道の駅をあとにしてちょっと進むと道は突き当たり
R352を左折。

尾瀬への入口御池に近づいてきた頃R352新潟方面通行止めの看板が。。。
なんてこと!

もっと手前でもでてたのかなぁ?

こういう大事な情報はわかりやすくしっかり表示してもらいたい!

まぁ結局迂回していったんだけど新潟県側はわかりやすく電光掲示板にしっかり
福島方面にはいけません!って出てたよ。しっかりしてくれ福島国道事務所!

仕方ないので来た道を戻りR401〜R289へ只見町でR252で左折。
田子倉湖経由の道へ。

田子倉湖付近まで来ると天気は最悪。土砂降りになり、
道はグングン登っていきます。

福島・新潟の県境付近では道は川ではなく渓流。
土砂やら樹の枝などが道路上に。。

更に進むと道の脇からは滝のように水が噴出し子供の頭くらいの石も転がってる。

これってマズイんじゃない?

このR252にはいってから15kmくらい走ってるけど深夜とはいえ他の車に一台もあってないし。

只見線の駅が出てきたりしてほっとしたのも束の間。

えちごすはら駅を過ぎると。

道には大量の土砂と噴出してくる水。
50mくらい先に対向車がとまっていて
おじさんが手をバッテンにして来ちゃ駄目っていってるみたい。

警察とかもまだ来てなくて第一発見者の模様。

車を降りてみたらちょっと先の左側の路肩のアスファルトの下の土が崩れてる。。。
しかも下は崖です。

何時崩れるかわからないのでおじさんに迂回路を教えてもらいターンして脱出。

そのまま進んだら危なかったかも。

やっぱり雨が尋常じゃなかったし、災害って意外と身近なところにあるんだね。
帰ってきて調べてみたらやっぱりR252は一時通行止めになったみたい。


迂回して小出市街に入りR352から目的の奥只見シルバーラインへ。

前書きが長かったかも。

ここから写真いっぱい載せます。

暗かったから撮ってなかったし。
崩落寸前現場撮ればよかったと後悔。
でも無事だったからそんなことも思うわけで、その時は結構ドキドキでした。

では。



奥只見シルバーラインの入口ゲート。
かつては有料だったそうで料金所のなごりが残ってますね。

悩まされたR352、冬季閉鎖って!7月ですよ?

雪崩とかの影響でどうにもならなくなっちゃってるのかな?



奥只見シルバーラインは全長22km。うち19のトンネルがありその区間は18kmとのこと。

要はずっとトンネル。

壁はコンクリでしっかり固めてあるとこもあるけど写真のように素掘りの部分も残っています。




トンネル内で大きくカーブしていておっきな矢印がこっち→といってます。





この先はダムまでもうず〜っとトンネル。ちなみにダムまで10km。

トンネル内は急カーブ、アップダウン。濃霧。雨のように降る大量の水滴。

かなりドキドキですよ。時間が早いから他に車は全くいないし。

トンネルマニアっているのかな?いたらかなり興奮すると思います。
私はちょっと興奮しました。。。

でもマニアじゃないよ。

しかし一般道でこれだけのトンネルってなかなかないんじゃないかと。
トンネルのなかの感じは小さい頃にいった
黒部に行くときに大町から乗るトロリーバスのトンネルみたいな感じ。

このトンネルももとは工事用に掘られたものらしいいし。

でも小さい時に感じた印象だから実際どれくらい似てるかははっきりしませんけど。
薄暗くて壁がごつごつしてるのは似てると思います。

!!!

次は黒四ダムに確かめに行けばいいんだ!

さて次の目的地はいいとしてこの奥只見シルバーラインで有名らしい?のが
トンネル内の分岐。

分岐っていうからC1の分岐とかを想像していたら。。。

T字路! 小出方面。
銀山平出口方面。 出口から分岐方面。



T字路になってました。奥只見湖方面が黄点滅、銀山方面からが赤点滅になってます。
出口からちょっといったとこがR352になっていてここから尾瀬方面にもいけます。

T字路を過ぎて進んでいきましょう。




壁は更にボコボコ。
このあたりは吹付けのコンクリートになってますね。
トンネルいっぱい掘りすぎて最後はもう壁なんかこのまんまでいいんじゃない?
ってなっちゃってたり…。

まぁそんなことはないと思いますがでも実際奥に進むほど壁のゴツゴツ感は増します。

なかなかこれだけのトンネルを体験できる道はないと思いますので是非逝ってみてください。
トンネルは19と謳ってますがスノーシェッドなどで連結されていて
実際走ってみると10個くらいしかなかったんじゃない?って気分になります。

特に第17トンネルから19トンネルまでは10kmの長〜い1本のトンネルかと
思ってしまうほど。。。

こんな場所他にはないよ!

そして到着。奥只見ダム。




トンネルを出ると外気は10度。
急激な温度・湿度変化でフロントはもちろんリア・サイド全ての窓が
一瞬にして曇ります。気をつけてね。




残雪越しに奥只見ダム。

7月だっていうのにまだこんなにあるのね。
雲がダム越しに下へと流れています。

何とかあのてっぺんへ行く術はないものか?
と思ってみると。。。

モノレールみたいのがあるみたい。

そして張り紙。
「当分の間営業はお休みとさせていただきます。ダム湖へ行かれる方は遊歩道をお進み下さい。」

だって。

でもどうせ通常営業していたところで時間はまだ5時、歩く以外に術は無いのはわかりきっております。






サンダルから




靴にへ〜んしん。
ちゃんと靴下も履いたよ。
なんか写真だとおなか出てるみたいにみえるね。

つまんないことばっかりいってますが
冒頭が長かったから今回は撮った写真で使えそうなのは全部こじつけて載せちゃいます。

さぁ登りましょう。




遊歩道とモノレールらしきもののレール。

たいした距離ではないので頑張ります。

ところがぜぇぜぇしてきちゃってこれは標高が高い所為だと自分に言い聞かせます。

言い訳だけど実際標高1000m以上あるんだよ。

着いた! 写真撮っている間にもどんどん雲が。
雲の向こうは尾瀬。 ダム上から下流方向。



とっても大きい奥只見湖。写真の湖のちょうど真ん中が福島と新潟の県境。
そして雲のむこうは尾瀬ヶ原があります。
遊覧船もでていて尾瀬行きの船もあるみたい。



ダム上から下を覗いてみたら…。
高い。
ダムの高さは157mだって。

何度もいってますが…。

嫌いなのに高いとこに登っちゃうのはやっぱ私って馬鹿なんですかね?

馬鹿なことしてる間に… こんな風になっちゃいます。



やっぱり凄いな奥只見。
スキー場もハイシーズンに営業出来ないのわかる気がする。
凄いとこだもの。

こりゃホワイトアウトも起こりうる?

さて景色も堪能したし駐車場に戻りますか。

最後に一枚。



こんな秘境でどさん子。

恐るべし。


さぁ次いきましょ。