子供でぃ。

で、ダダこねまくって予算の前倒し。つっても一日前。再度のホームセンター。じっと見入るアクリル・塩ビコーナー。「オリジナルはペニャペニャ」「ペニャペニャなら加工はし易い」と念仏唱えて購入したのは1ミリ厚アクリル板。前買った2ミリ厚の塩ビはどうしたかって? デッドストックしてます。その内棚板になるでしょう、だってあんなん切るのヤダもの、もう。
で、1ミリ厚アクリル板。お店の人に聞いたらば「ハサミで切れますよ」って。だから勇気百倍で帰宅、即作業。
切れる切れる、PP板みたいにハサミで切れる。最後のパチンさえしなければ割れずに切れるぞ。と、頭の中ではすっかり熟練のアクリル加工職人さん。ものの30分ほどで切るのは終了。余裕かませて面取りまでしたりして。そんなこんなしながらリターンマッチのための精神統一。
「次の再戦は無いと思え」とセコンドの彼女、喝を入れる。僕黙って頷きゴングと共にリング中央へ。

と、かなり緊張していたのに案外簡単に終了。けっこうキレイじゃんって自画自賛。ただ、やっぱ厚さ1ミリ。上から押すとペニャペニャ。でもまあシロウト的にはうまく出来た訳で。トノカバーちゃんと使えるし、見た目も悪くないし。

で、実際走ってみた。別段街中走ってる分には風圧でどうかなるって事もなかったんで◯。ただ乗り降りする時にスクリーンを触んで不安なのと、トノカバーを留める時、ホックを裏から指で支えてないとちゃんと留まんない。それくらい。

で、2年ほど使ってたんだけど。

ある時、高速一人旅。久し振りだからアクセルちょっと多めに開けちゃったりして。ブイ〜ンブイ〜ンといい感じで走って走って。で、パーキングでひと休み。「ギョッ」。トノカバーのスクリーンの所のホックが全部外れてやがる。風圧でスクリーンが歪んで外れたみたい。気付くの遅かったらどっか飛ばしちゃうとこだったと冷や汗。トノカバーはトランクにしまい込んだまま、行って帰って。道中ちょっと雨も降ったけど。

後日バイクのスクリーンについて調べてみたら、どうやら『ポリカーボネイト』ってのが一般的らしいって。曲げても小石が当っても割れないしって。ただ、電ノコがないとシロウトが切るのは難しいよって知人の言葉。それに値段が張るよって。試しにいつものホームセンター覗いてみたけど『ポリカーボネイト』は置いてない。他のホームセンターにも『なみ状』のはあるけど、スクリーンにするような板状のは扱ってなくて。でも切るのが大変って聞いたから、ペニャペニャでも今のアクリルスクリーンで納得しましょってしばらく言い聞かせてたんだけど。

したらば突如『天の声』
「早く言えよな〜。俺、プロだぜ〜」

件の声の持ち主は? そうあのお方。僕の師匠。サイドカーの師匠。よ、待ってました、大工の棟梁!

工作のお時間(その4)だぞ。

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