「わたし、いつかナイト/暗黒騎士にするんだ~。」
大きな大剣を、後ろに抱えて。
サンドリア出身の、タルタル娘の戦士は言いました。
先のことなんて、なんにも知らないし
ジョブの役割もよく分かってない頃でした。
そして、タルタルもようやく
エキストラジョブが取れるレベルになった頃。
以前、よく一緒にレベル上げをした
白魔道士のエルさんが言いました。
「ナイトは、取ったの?」
「いや~、まだ・・。」
タルタルは、ナイトのことを忘れていました。
「手伝うよ^^」
すっかり、強くなった白エルさんに助けられ
ナイトが使えるようになったタルタルは・・
前で戦えて回復も使える、ナイトというジョブを
すっかり好きになって、そのうち
パーティにも参加してゆきました。
もちろん、ナイト/戦士で。
そして、また月日が流れてゆくと
タルタル娘は、吟遊詩人を選んでいました。
「マドメヌ、ありがとうね(*´▽`*)」
「バラード、ありがとう♪」
吟遊詩人をやっていると、その言葉が聞けて。
正直、一番うれしかったのです。
それとともに。
もし、言葉にしてなくても誰かが「ありがとう」て
思ってるかもしれない。
自分もまた「ありがとう」って、思ってる。
そういうのも良いなあ・・と、感じ始めたのでした。