TOPページ戻る

「ネモトシャクナゲ」国の天然記念 福島県花の紹介



 日本の都道府県にはそれぞれ、「県花」や「都花」がある。福島県はヤエハクサンシャクナ(ネモトシャクナゲ)であ
る7月上旬から中旬にかけて咲くこの花は、ハクサンシャクナゲの変種で、花が八重になる。1903(明治36)年、
福島県師範学校(現福島大学)で生物学を教えていた根本莞爾の助手、中原源治が吾妻連峰で発見した。根本は植物分類
学者の牧野富太郎に送り、牧野がネモトシャクナゲと命名した。
1923(大正12)年、分布地が国の天然記念物に指定された。ハクサン
シャクナゲは各地の亜高山帯から高山帯に広く分布する。しかし、ヤエハ
クサンシャクナゲは国内では、吾妻連峰、安達太良連峰など、極めて一部
に限られるとされる。花弁はおしべが変化したもので、完全に八重になる
と、種子ができない。花の色は淡紅色、白色、ごく淡い緑色だ。
より標高のより低い場所には、アズマシャクナゲが見られる。
東国のみに分布するので「東石楠花」と書く。葉の裏に綿毛があり、俗に
「裏白」という。花はピンクで、県内では吾妻連峰のほかに、南会津町の七
ケ岳、田代山の大群落などがある田村市の大滝根山、郡山市の和尚山などが
知られる。 
     花言葉は「荘厳」、「威厳」だそうです。



「赤花系」ネモトシャクナゲ ネモトシャクナゲ 白花系」ネモトシャクナゲ

庭で咲く「ネモトシャクナゲ」の花

「ネモトシャクナゲ」の花の色々
「ネモトシャクナゲ」白山の八重咲き、最近地域別で八甲田八重・栗駒八重・佐渡八重等も発見されている。



 (白花系は、中々見ることが出来ません。自然界の営みの中で稀に見ることのできる貴重品です。)
白花系・1号 赤花系・2号(通常呼んでいる)

赤花系・(ネモトシャクナゲ 赤花系・(ネモトシャクナゲ 赤花系・(ネモトシャクナゲ
「ネモトシャクナゲは」吾妻連峰、安達太良連峰など、極めて一部の地域で見ることが出来る貴重な品種ですが、最近は環境の変化により枯れた物や盗掘などにより、自然界で目にすることは難しく成りつつあります。


でも国の天然記念物に指定され、福島県花に指定されておりますので、是非県民の方、特に行政の方、業者の方は良く知る努力をなされて、県民に正しい知識を発信して欲しいと思います。-----それでなければ福島県花は、ただの幻の花となってしまいます。


また、ネモトシャクナゲは白山シャクナゲの異種で八重咲きのものをネモトシャクナゲと呼んでいますが、白山シャクナゲは東北地方に点沿いし、山形県、新潟県、青森県などでも白山シャクナゲの八重咲きが発見されております。地域により多少の葉、花の違いは有ります。

白山シャクナゲをより知って頂くために下記URLを紹介いたします。

  URL 白山シャクナゲの色々へ