この実はなあに?

 下の写真、ダツラ属の一年草、ヤエチョウセンアサガオ(別名エンゼルストランペット、マンダラゲ)の果実です。
 写真左、濃紫色の花の果実はその下の写真のようにトゲが暗紫色です。一方、写真右、白花の果実はその下の写真のようにトゲが緑色です。
 実は、この果実、食べると口が渇いて吐き気を起こし、狂人のように笑ったり騒いだりすることから「キチガイナスビ」とも呼ばれます。そう言えば、ダツラはナス科です。葉もナスに似ていますね。果実の中には種子が詰まっており、スコポラミンなど数種類の「アルカロイド」類物質が含まれています。毒は果実ばかりでなく、草の汁を目に入れると瞳が大きく開いて目が見えなくなってしまいます。美しいものには毒がある・・・って本当なんですね。

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