この実はなあに?

 答えはシクラメン(サクラソウ科シクラメン属)でした。前ページの写真の果実は下の写真左の園芸種(4月6日に撮影)のものです。写真右は原種のシクラメン(12月に撮影)です。原産地は地中海東部で、原種のシクラメンは春暖かくなると花柄がラセン状にクネクネ曲がります。園芸種は花柄がそれほど曲がりませんが、受粉して果実を付けるとらせん状にクネクネ曲がります写真下段左)。ギリシャ語で「らせん状」のことを「kyklos」と言うため、これがシクラメンの語源という説があります。
 球根植物ですが、繁殖は種子で行います。我が家では例年12月に購入しますが、北向きの気温が低い廊下に置き、写真下左のように5月頃まで花を楽しみます。
4月6日撮影の園芸種(果実を付けたもの) 原種のシクラメン(12月に撮影)
受粉すると花柄がクネクネ曲がります。 花の内部。真ん中が雌しべ、黒色が雄しべ。
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