これなあに?

 マメ科のツル性野草「タンキリマメ」の種子です。そっくりの実を付ける葉は「クズ」(葛)にそっくりの三出複葉で、花は黄色の蝶形です。豆果は下段の写真のように秋になるとピンク色、晩秋には真っ赤になります。下段の豆果がはじけると黒く光った種子が顔を出し、ユーモラスな形が完成します。自然の造形は不思議ですね。仲間のトキリマメは種子の付き方や花の色、豆果の色など似ていますが、小葉が10cmと大きく、先が尖るので区別が出来ます。なお、下の写真は全て10月4日に撮影したものです。
 左の豆果が晩秋には真っ赤になり、はじけると黒くて硬い種子が出てきます。

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