【サツマイモ】アラカルト

1.品種のいろいろ

 サツマイモは今から約400年前に中国から琉球に伝えられました。学名はIpomoea batatas L. Lam.。ヒルガオ科の1年生植物で、起源はメキシコからグアテマラにかけての中米地域です。 かつて救荒作物と言われたサツマイモも、今ではモダンな作物として生まれ変わろうとしています。そこで、今まで知り得た若干の知恵をまとめて、今一度皆さんとサツマイモについて改めて考えてみたいと思います。(左の写真はサツマイモの花)
【品種の色々】
青果用:可溶性糖分の多い品種。焼き芋、蒸かし芋、天ぷらなどに。代表的な品種としては、「ベニアズマ」「高系14号」「紅高系」などがある。有名な徳島の「鳴門金時」は高系14号の選抜系。
蒸切干用・デンプン原料用:糖分が少なく、収量が多い品種。「タマユタカ」「コガネセンガン」など。
色素原料用:色素粉末として利用。紫色素は「アヤムラサキ」など、橙色素は「九州114号」「ベニハヤト」など。
ジュース用:糖分が多く、βカロテンジュース原料として利用される。「ジェイレッド」
葉柄食用:葉柄を利用する品種。「エレガントサマー」

観賞用:葉や花を観賞するための品種。「レモンライム」など。
(写真は11月3日付日農新聞及び農水省九州農試資料から借用しました) 

青果用品種
ベニアズマ

加工用品種
コガネセンガン

カロテン系品種
ベニハヤト

葉柄食用品種
エレガントサマー

イモは小さい。

ジュース用品種
ジェイレッド

アントシアニン系品種
アヤムラサキ

アントシアニン系品種
種子島ゴールド

アントシアニン系品種
山川紫
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