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-LES PAUL-

偉大なるギタリストであり、エレキギターの父として、近代音楽のレコーディング技術のイノヴェーターとして多大なる影響を与え続けたレス・ポールが、2009年8月13日永眠した。94歳だった。



1915年、アメリカのウィスコンシン州である人物がこの世に生を受けた。後にギブソンの代名詞となるギターを誕生させるギタリスト・レスポール氏である。1951年、彼の演奏する曲が全米チャート1位となり、翌1952年 ギブソン社から彼自身の名を冠にしたギター「レスポール・ゴールドトップ」<210$>が発表される。

ミュージシャンにとっても彼は「神様」的存在の人物である。彼の美しい音はレスポールならではのサウンド。彼の存在自体が彼の生み出した楽器その物なのだ。

その老人は、ニューヨーク・マンハッタンのジャズクラブで毎週LIVEをこなす。
世界中から多くのファンが訪れ、長い行列が出来るのは言うまでもない・・。


-ORIGINAL LES PAUL-
'52 Gold-Top '54 Gold-Top '54 Custom '56 Gold-Top '57 Gold-Top
'57 Custom '58 Sunburst '59 Sunburst '60 Sunburst <生産終了>

上記がオリジナルのレスポールMODEL。彼自身が提案したシグネイチャーモデルで1960年生産終了となる。今、世に出回っているLPの99%がレプリカなのだ。

この時期にスタンダードの表記は無く、今現在の「レスポール・スタンダード」の呼名が公式に認知されたのは1975年以降なのだ。コレクターの間では1958年以降の個体が「スタンダード」と呼ばれているが正式には「サンバースト」である。
現在のGIBSONのPUは「バーストバッカー」が主流だが、この時期の「サンバーストのハムバッカー」の省略から名が由来しているのだろう。

1968年、ギブソン社がレスポールMODEL(復刻版)を発売する。
56Gold-Topタイプと黒のCustomの2種類を復刻。57カスタムはオールマホガニーなのに対し、68カスタムのTOP材にはメイプルが使用されている。

1975年、スタンダード発表。
サンバーストのハムバッカータイプ。ラージヘッド。3ピースメイプルネック、3ピースメイプルTOP。ブリッジがナッシュビルタイプ。

1980年、ヘリテイジ80発表。
スモールヘッド採用。フィギャード・メイプルTOP採用。センター2ピースTOP。
オリジナルを意識した仕様になる。

1986年、レスポール・リィシュー発表。
大変高価な機種で、59を細部まで再現している。ABRブリッジ採用。

1993年、ヒストリック・シリーズ発表。
ビンテージを追求したカスタムショップ製。54、56、57、58、59、60、カスタムの54、57が忠実に復刻された。95年頃からディープジョイント採用。
この頃からレギュラーラインのレスポールとカスタムショップ製のレスポールは別物になってきた。造り、鳴りとも別格である。

GIBSONのロゴも下記のように変化しています。
オリジナルに対して・・「o 」の上が開いて無い物。「i 」のドットの無い物。
「o ~ n」の繋ぎが上にある物。妙に角ばっている物。
ORIGINAL
'68 Gold-Top '68 Custom
HERITAGE-80 LEO's-Vin
'95 Custom '03 Hist-59





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