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Seth E . Lover
この御方がPAF(ハムバッカー)の生みの親、セス・E・ラバー氏。
エレクトリック・ギター史上、最も重要な発明をしたのだ。そして、その構造は現代に受け継がれている・・・

ピックアップは大きく分けて、「ハムバッカー」と「シングルコイル」がありますが、ギブソン系には圧倒的に前者の方が多いです。中でも有名なのが「PAF」。オリジナルPAFは今や1個で、30万はします。
オリジナルPAF>ステッカード・No.PAF>刻印No.PAF>NEW・PAFの順で50年代から80年代を過ぎていきましたが、90年代に入ると オリジナルPAFのレプリカ 「57クラシック」 が 登場しました。
抵抗値も8KΩ弱と出力の弱いPUです。特に、各メーカーも上位機種に搭載したようです。
発売元のギブソンでもレギュラーラインのスタンダードやカスタムには搭載されませんでした。
カスタムは現在、カスタムショップ扱いですが 構造やPUなどの装備は低ランクの物を搭載しています。
そしてギブソンPUは、バースト・バッカーへと進化していきました。
オリジナルPAF ステッカードNo.PAF 刻印No.PAF NEW・PAF

ギブソンのハムバッカーの生産が開始された1957年から、特許を取得する1961年までの間、ギブソンのピックアップには"PATENT APPLIED FOR"( P.A.F.=特許出願中)というシールが貼られていた。後継のナンバードPAFには「PAT No.2.737.842」とプリントされている。57クラシックやバーストバッカーにはこのPAFシールが貼られている。
← 画像=57クラシック

1980年代になると、当時のMUSICシーンからも強い歪みが好まれるようになり、ピックアップの出力も上がりユーザーもヨリ高出力な、他のメーカーのEMGやダンカンJBなどを好んで、載せ変えが主流になっていった。
ギブソンも490R・500Tなど高出力の物がレギュラーラインでは主流になったのだ。
イングウェイのディマジオ(シングルPU)22Kオーバーは驚きだ。PAFの3倍の出力計算になる。凄いε=ヾ(;゜□゜)ノ
リアにはアリかなって思うけど、フロントだと大変な事になりますよ☆^(о≧∀≦)о
まぁ、自分にあった出力をセレクトしましょう。

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知人から、1970年初期の GIBSON ナンバードPAFを入手。今や幻のPUでしょう。1つだけなので、HISTORIC-59のFRONTにマウントする事を決意!高価なギターなので、勇気が要りました。
PUカバーをはずすと、当時の証でもある「T」のマークがはっきりと見えます。
ナンバードPAFの中でも、通称「Tバッカー」と呼ばれる物でした。抵抗値-7.78kΩ(実測)
「T」のマークに見惚れて、オープンにしてしまいました。
このピックアップカバーのハンダが取れんで、PAFちゃん 焼き殺す所でした・・(汗。


純正ピックアップの「57クラシック」を取り外し、PAFをマウント。勿論、逆マウントで取付。
見た目、結構いい感じジャン!!ビンテージレプリカに、ビンテージPUの組合せです。これで、鳴きのフロントは、構造=完全ヴィンテージ。 弦を張って、どんな音がするか楽しみ~ぃ!


ぇ!
が出ない!!!


テスターで確認した結果、Volポットを焼き殺してました・・(涙。 ヒストリックの このタイプはハンダを付ける金具がポット内部まで延長されてなくて、基盤に挟んでいるタイプだったので、どうやら基盤を破損させたらしく導電してませんでした。至急、サウンドハウスでCTSのVolポット(Aカーブ-500K)を購入して、補修。なんとか復元できました。しかし、このポット、トルクが結構あって重たい重たい・・。GIBSONのポットはクルクル回るのに1つだけ重たくなってしまいました。新しいからでしょうか?↓右側のポット画像の右がGIBSON製で左がCTS製。最近のGIBSONのカスタムショップは純正でCTSにアップグレードされています。コンデンサーもバンブルビーレプリカが標準装備されていて、俺の目指す所と何かソックリですね・(笑。 ビンテージを追求すると、当たり前ですが・・。

ちなみに、ポットにはAカーブとBカーブ、Cカーブがあって、ギターにはAかBのいずれかが採用されています。Aカーブは0~3くらいでユックリと開き後、10まで急激に開くタイプ。Bカーブは0~10まで一直線に比例して開くタイプです。シングルコイルには250K、ハムには500Kというのが一般的です。





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