北陸鉄道石川線は金沢市の野町〜白山市の鶴来を結ぶ通勤路線です。架線電圧は直流600Vで、他社から車両が譲渡される際には降圧改造を受けた上で入線します。
野町を出ると、ジャンボボール/北鉄航空のある西泉、JR線接続の新西金沢…と停車していきます。新西金沢構内には急カーブがあり、車両は最徐行で通過します。
一旦、野々市町内に入った後、また金沢市に戻り、曽谷駅から終点の鶴来までが白山市です。車庫は鶴来におかれており、白山麓方面へのバスもここで接続しています。
2009年10月31日まではここから加賀一の宮駅まで線路が延びていました。また加賀一の宮以遠の金名線は1984年まで運行されていました。
鶴来から加賀一の宮は1時間に1本の運転で、利用者の少なかったために廃線となりましたた。また、加賀一の宮駅は「白山比盗_社(しらやまひめじんじゃ)」の参道の前にあり、参拝客の足として大晦日〜元旦にかけては終夜運転がされていました。


7000形
東急から譲渡された7000形車両。画像1枚目の第1編成以外はバスクーラーを使って冷房化されている。
画像1枚目のように7000形の原型の先頭車と、2枚目のように中間車を先頭車化改造したものがある。
台車は西武701系、JR101系から、主制御器がJR103系から、MGが南海、コンプレッサが京阪からのそれぞれ廃車発生品となっている。


野町←→鶴来
モハ7001-クハ7011(非冷房)
モハ7101-クハ7111(貫通)
モハ7102-クハ7112(貫通)

モハ7201-クハ7211(非貫通)
モハ7202-クハ7212(非貫通)

7700形
京王から譲渡された3000形車両。予備車となっていたモハ3750・3760形を置き換えるため、2006年に登場した。仕様は7000形に揃えられているが、補助電源はSIVが搭載されている。7000形の増備車と捉えることもできるが、車体形状が大きく異なるため、別形式とされることが多い。

野町←→鶴来
モハ7701-クハ7711
ED20
1928年、金沢電気軌道ED1として大阪の木南車両で製造された。後に北陸鉄道のED201となった。1986年にスノープラウが装備されて以降、除雪用として使われている。
過去の車両は保存車両のページ参照

ほくりく光速鉄道