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キハ65系急行型気動車


キハ65系
キハ58系編成のブースター

1960年代、急行列車の拡大の為にキハ58・28系が登場しました。やがて冷房車の時代がやってくると、床下に余裕のあるキロ28やキハ28に冷房用電源が搭載されるようになりました。ところが中央線のような山岳路線ではむやみに一機関搭載車を連結すると速度低下を招く路線もあり、冷房化ができないという問題がありました。
そこでキハ58系以上の性能を持ちながら冷房用電源を装備する車両として開発されたのがキハ65系です。キハ65系は出力500psという高性能なDML30HSDエンジンを搭載しています。車内空間確保のためにトイレは省略され、扉も折戸を採用しました。

国鉄末期になると、老朽化がそれほど進行していないキハ65系はジョイフルトレインの種車となり、国鉄末期〜JR初期にかけてさまざまな改造が施されました。一方、原型の車両は急激に数を減らし、四国と九州に残るだけとなりました。
現在では車齢が40年に近くなり、老朽廃車が進んでいます。四国の車両は2008年11月で引退、九州もトロッコ控車の1両のみが残っています。ジョイフルトレインに改造された車両も同じく廃車が進み、残るは西日本のエーデルシリーズ10両となっています。

エーデル丹後編成

シュプール&リゾート編成
エーデル鳥取編成 TORO-Q
ゴールデンエクスプレス・アストル 四国鉄道文化館で展示中の姿

キハ58系
ほくりく光速鉄道