1875年　“苗字制定記念日”明治８年、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布
告を出し、すべての国民に姓を名乗ることを義務附けました。江戸時代、苗字を使っていたの
は貴族と武士だけでしたが、１８７０（明治３）年９月１９日に出された「平民苗字許可令」によ
り、平民も苗字を持つことが許されました。しかし、当時国民は明治新政府を信用しておらず、
苗字を附けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか苗字を名乗ろうと
しませんでした。そこで明治政府は、１９７４(明治７)年の佐賀の乱を力で鎮圧するなど強権政
府であることを誇示した上で、この年苗字の義務化を断行したのです。

1900年　明治３３年、足尾銅山の鉱毒問題で陳情のため、上京しようとした渡良瀬川流域の
農民達が警察官や憲兵隊と衝突しました。陳情団が数日分の食糧を背負って、利根川河畔川
俣の渡船場まで来た時、陳情団を阻止しようとした警察官・憲兵隊との間で衝突が起こり、大
勢の農民が逮捕されました。この日の衝突は場所の名前にちなんで「川俣事件」と呼ばれてい
ます。

1946年　昭和２１年、ＧＨＱ（連合国軍総司令部）は憲法改正の草案を日本政府に示しまし
た。憲法改正の作業は当時の松本国務大臣が中心となって進められまして、その要綱が松本
私案としてＧＨＱに提出されていました。しかし、ＧＨＱはこの松本私案を拒否し、代わって、こ
の日ＧＨＱで作成された草案が示されたのです。ＧＨＱの草案には、象徴天皇、戦争放棄、封
建制度の廃止などが盛り込まれ、９日後の２月２２日に政府は閣議でこのＧＨＱ草案を受け入
れることを決定しました。

1960年　昭和３５年、フランスはアルジェリアのサハラ砂漠の実験場で、核爆発実験を行いま
した。実験に使われた核爆弾はDND（国防省）の火薬換算で、２万トン以上の爆発力をもつも
のと推定されました。この実験の成功で、フランスはアメリカ、イギリス、旧ソビエトに次いで世
界で４番目の核保有国になりました。

1974年　昭和４９年、旧ソビエトのノーベル文学賞受賞作家ソルジェニーツィンが、前日にモス
クワの自宅で逮捕され、この日、市民権を剥奪され国外追放処分を受けました。ソルジェニー
ツィンは１９６２年「イワン・デニーソヴィチの一日」を書いて以来、強制収容所を題材にした作
品を次々と発表しました。また、一貫して旧ソ連の体制や官僚機構を批判し、人間性回復を主
張していたため、治安当局の厳しい監視と迫害の下に置かれていました。ソルジェニーツィン
は１９９０年に市民権を回復し、ソビエト崩壊後の１９９４年に帰国しました。

1980年　昭和５５年、アメリカのレイクプラシットで第１３回冬季オリンピックが開幕しました。こ
の大会で注目されたのはアメリカのエリック・ハイデン選手で、スピードスケート史上最高の５ケ
の金メダルを獲得しました。５００メートルの短距離から１００００メートルの長距離までの完全
制覇でした。スキーではスエーデンのインゲマルステンマルクが回転、大回転の２種目に優勝
し、日本の選手では八木選手が７０メートル級ジャンプで銀メダルを獲得しました。

1983年　昭和５８年、アメリカの男子プロ・ゴルフツアーのハワイアンオープンで、青木功選手
が優勝しました。最終日のこの日、１７番ホールで青木選手とトップのスコアで並んだJ・レナー
は最終１８番ホールでバーディーを取りました。これに対して青木選手の打った第３打は、グリ
ーン上でワンバウンドしてそのままカップに飛び込み劇的なイーグルショットになりました。男子
全米ツアーで日本選手が優勝したのはこれが最初でした。

1995年　平成７年、プロ野球の近鉄を退団してアメリカの大リーグ入りを目指していた野茂英
雄投手がロサンゼルス・ドジャーズに入団する事が決まりました。夢の大リーグへの第1歩を踏
み出しました。

2011年　平成２３年、アメリカの音楽界で最も権威のあるグラミー賞の各賞が発表されクラシ
ックピアニストの内田光子さんが「最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞」、ロックギタリス
トの松本孝弘さんが「最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞」、ジャズピアニストの上
原ひろみさんが「最優秀賞コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞」、琴奏者の松山夕貴子さん
が「最優秀ニューエイジ・アルバム賞」の合わせて４人の日本人が受賞しました。