9月20日

1903年 明治36年、京都乗合自動車が京都市内でバスの営業を始めました。日本で初めて
のバスの運行です。2人乗りの蒸気自動車を6人乗りに改造したバスが使われました。これに
ちなんで1987年(昭和62年)に日本バス協会が“バスの日”と制定しました。

1911年 明治44年、山田猪三郎考案の「山田式飛行船」が東京上空を1時間かけて一周飛
行をしました。日本の航空活動は前の年(明治43年)の12月19日に東京・代々木練兵場で
徳川・日野の両大尉が成功しています。1940(昭和15)年に航空思想の普及を図る為「航空
日」が検討されましたが、12月は気候的に行事などに適さないため、帝都上空一周飛行が行
われた9月20日を「航空の日」として制定しました。戦争中は中断されていましたが、戦後にな
って民間航空が再開され1953(昭和28)年に復活しました。運輸省(現在の国土交通省)航空
局は40周年にあたる1992(平成4)年に人々に親しみやすい“空の日”と改称しました。

1918年 大正7年、東京の丸の内に日本で最初の本格的なオフィスビル「東京海上ビル」が
完成しました。鉄筋コンクリート7階建て全館温水暖房設備つきという画期的な建物で、初めて
ビルディングという呼称が使われました。

1925年 大正14年、東京六大学野球リーグ戦が始りました。リーグ戦による大学野球は大正
3年に早稲田・慶応・明治の3大学の間で行なわれましたが、その後、法政・立教・東大が加わ
り、東京6大学野球リーグが結成されました。6大学リーグの第1戦は明治対立教で明治大学
が7対1で勝ちました。

1945年 昭和20年、当時の文部省は各地方長官あてに、終戦にともなう教科用図書取り扱
いに関する通達を出しました。この通達によって中学校以下の学校では、教科書の中にある
軍国主義的・国家主義的な記述を児童生徒が墨で塗りつぶす事になりました。

1957年 昭和32年、日本で最初の観測用ロケット「カッパ―4C」の1号機が、秋田県の東大
生産技術研究所秋田実験場から打ち上げられました。この「カッパー・ロケット」は全長が6メ
ートルで重量は380キロで東京大学の糸川英夫教授らが開発したものです。飛行時間は3分
余り目標の高度4万5000メートルに達し宇宙線を観測しました。戦後日本のロケット開発は
長さが僅か23センチの「ペンシル・ロケット」から始りましたが、カッパー・ロケットの打ち上げ
成功によって、急速な進歩が実証されました。

1960年 昭和35年、福岡県田川郡川崎町で、中元寺川の堤防が陥没し近くの旧豊州炭鉱で
水没事故が発生しました。およそ2000メートルの地下で作業をしていた67人が亡くなりまし
た。

1994年 平成6年、グリーンスタジアム神戸で当時オリックス・ブルーウェーブで現在はアメリ
カ大リーグ・シアトルマリナーズのイチロウ選手が、日本で最初の200本目の安打を記録しま
した。このシーズンの終わりには、130試合の通算安打が210本まで伸ばし打率は3割8分5
厘でした。

2015年 平成27年、日本の80歳以上の人の人口が初めて1000万人を超えたと総務省が
発表しました。


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