1914年　大正３年、早稲田・慶応・明治の３つの大学の間で大学野球リーグ結成の合意が成
立し、１１月から３大学のリーグ戦が始る事になりました。このリーグ戦では、入場料を徴収す
る事になりまして、１等席が５０銭、２等席３０銭、３等席は２０銭と決まりました。その後３大学
リーグに、法制・立教・東京大学が加盟しまして東京６大学リーグへと発展しました。

1933年　昭和８年、日本近代スポーツの父として知られる岸清一さんが亡くなりました。６６歳
でした。岸さんは東京弁護士会の会長を務めるなど法律の第１人者として活躍する一方、日本
体育協会会長や国際オリンピック委員としての活動を通して日本スポーツ界の育成と国際的
なレベルの向上に貢献しました。様々なスポーツの競技団体の本部などが置かれている岸記
念体育会館も岸さんの遺志によって建設されたものです。

1945年　昭和２０年、第１回の宝くじが登場しました。銀行員の初任給が８０円ほどだった当
時、くじは１枚１０円で発売され１等の賞金は１０万円でニセモノも出回るほどの人気でした。発
売総額が１億円で、２等からの賞金は１万円、３等が千円、４等が５０円、５等は２０円でした。
それから１等から４等までは副賞がありまして、当時は大変貴重だった布地であります純綿の
キャラコがつきました。また外れ券４枚を持って行きますと、紙巻タバコ１０本が貰えました。戦
後の「ナイナイづくし」の生活の中で人々にささやかな夢を与えてくれたのが宝くじでした。

1956年　昭和３１年、イスラエル軍が国境を超えてシナイ半島に侵入しエジプトとの激しい戦
闘が起こりました。いわゆる第２次中東戦争の始まりです。この年の７月にはエジプトのナセル
大統領がスエズ運河の国営化を宣言しており、それまで経営を握っていたイギリス、フランスと
の間で緊張が高まっていました。

1958年　昭和３３年、この年のノーベル文学賞の受賞者に選ばれたソビエトの作家：ボリス・
パステルナークさんが受賞を辞退しました。スエーデン王立アカデミーに宛てたパステルナーク
さんの電報には「私が住んでいる社会で受賞がどんな意味をもたらすかを考えた上で受賞を
辞退することにしました」とありました。このノーベル賞の対象となった長編小説「ドクトルジバ
ゴ」は、発表以来当時のソビエト国内で反体制的という非難が浴びせられまして出版は許され
ませんでした。パステルナークさんは１９６０年に亡くなりましたが、その後に名誉を回復しまし
た。

1966年　昭和４１年、第２次世界大戦中、政府が民間から接収したダイヤモンドが、東京や大
阪などのデパートや宝石店で一斉に売り出されました。放出されたダイヤは、相場の半額以下
という事で、大変な人気を呼び徹夜で並ぶ人達もおりました。日本橋のデパートでは１２万円か
ら２０万円代の上物６０個が正午を待たずに売切れてしまいました。

1972年　昭和４７年、当時の西ドイツのルフトハンザ航空機が、レバノンのベイルートからトル
コのアンカラに向かう途中、アラブゲリラにハイジャックされました。ゲリラは、この年の９月にミ
ュンヘン・オリンピックの選手村で起きたイスラエル選手団の襲撃事件で逮捕された仲間３人
の釈放を要求しました。当時の西ドイツ政府はこの要求に応じて仲間３人を釈放し人質は解放
されました。

1976年　昭和５１年、山形県酒田市の繁華街で、火事が起きました。火事は折からの強風に
あおられて周辺部に燃え広がり２３ヘクタールを焼き尽くしました。焼失面積は当時として戦後
４番目という大火になりまして、被災家屋が１７００棟以上、死傷者は１０００人以上に上りまし
た。