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■第24回 「FV214 Conqueror Mk.1 & FV215B(183)」(Amusing Hobby)
消火器パーツを塗った所です。
大戦・現用を問わず時代も国籍も超えて万国共通にしてますが、
パッケ絵とかを見るとオレンジの様ですね…。
(緑とか黒のケースも有る様です)

現用車両では車体色に塗られてしまうケースも多いみたいで、
塗り忘れた所で言い訳は立つというオチ(ぇ。

…にしても、WW2ドイツ戦車とかと違い、
割と何か所かに装備されているので、何かあったら、
皆で一斉に消火活動、って事なのかなと(笑。

(コンカラーはセンチュリオンと同じく航空機用のマーリンエンジン、
…って気もしますので、燃費もさることながら熱も凄いのではと思ったり)
2017年は(俺史上的に)英国面発動になりそうな…(ぇ。
今回は試作・計画車両のキットがメインのAmusingHobby社のキットを2種2個組んでいきます。

さて、WW2は終結したものの、ドイツとその首都ベルリンは東西分割され、
ドイツの重戦車と対峙したイギリス軍はティーガーに替わり、
IS-3等のソ連製重戦車と対峙する事になり、それらと対抗できる重戦車を開発する訳ですが、
その戦車こそがこのコンカラー(征服者)で、生産型となったMk.2は180両余りが生産され、
西ベルリンの駐屯部隊等に配備され、その後チーフテンに取って代わられる訳で。

もう一つのFV215B(183)というのは、このコンカラーの派生車両で、
183mmのカノン砲を戦車砲として使用するプランの車両で、
モックアップまで完成したものの、生産はキャンセルされたタイプです。

(カノン砲、と言ったのはこれが装甲貫徹力ではなく、
そのパンチ力で機器や乗員にダメージを与える目的が有るそうで、
現代のイギリス軍でもチャレンジャー2がHESH(粘着榴弾)弾頭を好んで使う、
っていう逸話のルーツなのかなと。
尚、イギリス軍のMBTは21世紀のチャレンジャー2ですらライフル砲で、
世界的にも滑腔砲がメインである現状、弾薬の供給が厳しくなっているとか。
近い将来、レオパルト2と同じ主砲と弾薬を使うMBT(チャレンジャー3?)が登場するかも?)

画像の説明に入りますが、1枚目はパッケ並べ、2枚目が中身ぶちまけ状態ですね、
コストの関係からかエッチングパーツは少なめ、クリアパーツはゼロです。
…が、所々に成型不良が有ったりするので、修正しながらの作業になります…(苦笑。
防盾部のカバーを塗ります。

戦後車両の特徴でもありますが、パットンシリーズやセンチュリオン、
イギリスではこのコンカラーが実質的な最終採用型ですね、
チーフテンでは防盾自体が無くなって、形状も小さくなり、
カバー自体もかなり小さいのでね…。

色合い的には防水布っぽいイメージで纏めて見ましたが、
他でやっている様に、グリーン系で纏めても面白いかと。
FV215Bの方にも装備品類を追加して、生活感を出しています。
まあ、実態としては余剰パーツを使用して、
側面フェンダー上にシャベル×2本セットを追加したり、
予備キャタピラを付けてみたり、ライト(正面のやつと、
側面のウインカーっぽいライト、前後左右に同じものが有ったり)に
配線コードを追加したりしています。


…後、過去作の余剰パーツ(多分ドラゴンのやつ)から、
ワイヤー部分を使って、こっちにも牽引ワイヤを追加してます。


他、予備キャタピラには嵌合ピン用の穴を開け直しておきましたが、
この画像では殆ど見えませんね…。
砲塔周辺のパーツ類が付いた所です
難所としてはスモークディスチャージャー部分かなと。
…や、バリが有ったりとか、エッチングパーツがイマイチだったり、なので(汗。

他、何となくでハッチに取っ手を追加したり、
モールド埋めが面倒そうな箇所が有って(!、
ディティールを追加しています。

懸吊用のアイホールドは穴部分が小さい感じがしたので、
車体部のそれも含めて、ピンバイスで大きく開け直しています。
やっと終わった…2月半ばから始めて3月末で完成の筈が、年度末で伸びたのが大きかったなと(汗。
工作的には多少の修正箇所が有るものの、まあまあ楽しめるキットではないかなと。

さて、この後は撮影編ですが、今度は外の天気がイマイチなので、
撮影のタイミングがいつになるかな…次回はサルベージものですし(ぉ。

…そんな感じで撮影編は暫くお待ちいただければと。
FV215Bの画像に移ります。

コンカラーの開発は難航していた訳ですが、
その間イギリス軍は大戦時のクロムウェルに
20ポンド砲(83.4mm)砲塔を載せたチャリオティア自走砲を
400台余り改装したりしてましたが、
戦車型の開発が順調に進めば、
或はこの対戦車自走砲も日の目を見たかも、とか。

ただ、183mm砲は砲自体は勿論、
(分離式とは言え)使用する弾薬の重さも
半端では無かったらしく、
モックアップが完成した時点でキャンセルされた、
ってのはある意味正解だったのかなと。

しかしまあ、出来上がってみると、
武骨さが出ていて意外にも格好良いというか、
操作とか使用上の問題は多々ありそうなものの、
見た目的な抑止力は十分有ったかも、とか。


一応、イギリス軍の兵種的には
「重駆逐戦車」という事になっているみたいですが、
WoT等では大戦ドイツのヤクトパンターやヤクトティーガーの様な
重装甲は施されておらず、砲塔部に直撃を受けたら、
一発で戦闘不能になるみたいですね…。


…や、今更ですけどヤリマセンヨ? <WoTとか
転輪部のゴムを塗り分けていますが、
今回のは小さいわフェンダーで影になって見にくいわで、
…殆ど見えませんね…。
エアブラシによる基本塗装も済みましたので、
筆による塗り分け作業です。
まずは黒部分の下地のジャーマングレイが終わった所ですね、
…地味に時間がかかってますが。


さて、このキットの特徴の一つですが、
ナンバープレート(白抜き黒)のデカールは文字部分を自分で
1枚ずつ貼っていくタイプ
で、結構大変かも。
(全部で6桁×前と後ろの2ヶ所で計12枚、ついでに2台分で…)
そんな感じで工作がやっと終了ですが、
途中から真鍮棒工作が増えたからなのか、
思った以上に手がかかった様な気がしますね…。

ただまあ、トラペやMENG製品と比べてパーツ数は抑えてあるので、
サクッと組んでしまうのも良いと思いますし、
適度に?手を加える余地が残っているので、
英国車両の入門キットとしては…まあやはりタミヤの大戦ものから、
って方が良いかも(苦笑。
装備状態ですが、
取りあえずガソリン缶を1個ずつ(水缶はパス)取付、
余剰エッチングなどで適当にラックを製作して完了です。
こちらの画像では後頭部?のフック類を追加してますが、
プラパーツからの置換えで、計12個あったりして…。

…や、ダボが無いんでこの後の作業で間違いなく飛ばしそうですし、
やっておいた方が実感が出ますので。
キューポラ兼用?の小砲塔ですが、
プラパーツとエッチングの選択箇所が有り、
結局エッチングパーツを使っていますが、
これで残るはは機銃パーツのみになりますね、長かった…。
という事で、マスキングテープで適当に基本形状を出した後、
パテを盛って整形して、留め具にボルトを追加しています。

…これでストックのパーツが無くなってしまいましたが、
…そのうち仕込んでおくべきかなと(1.0mm径のものを中心に使っています)。

これ、結局固定する事になりましたが、
砲身が俯角を取った様に見えがちなので、
砲身パーツと合わせながら固定角度を確認した方が良いかも…(脂汗。
防盾部分の作業そのいちですが、
カバーパーツは無いので(Mk.1ですし)そのままにしようかと思いましたが、
何だかメカ部がチャチい雰囲気なので、カバー部分を自作します。
転輪部の径が小さいのがちょっと気になったので、
手持ちのIV号戦車の転輪パーツと大きさを比較してみましたが、
…ほんのちょっと大きいだけですね…
それだけの話ですけどっ(ぇ。

まあ、丁度IV号と同じスタイルで65tもの大重量を支えている(!
事になりますが、成程これは鈍重にもなるわなと。
側面装甲版の支持架を取り付けてみましたが、
この部分、ただのステーかと思いきや、
サスの可動部のストッパーも兼ねているみたいですね…(驚。
(アップ画像参照)

キットの構造が正しいとしての話ですが(ぇ、
このサスは上側にしか可動しない(下側はストッパーが有る!)ので、
耐荷重はともかく、不整地の走行能力はかなり低いと推定されるかと。

…成程、この辺りからイギリス車両はMBT概念から外れ気味?な
攻防性能重視設計なんだなと(笑。

他、この部分は先にも書いた通りガタが出やすいので、,
キャタピラが付いた時点で、瞬着を流して固定しています。
…可動式の意味ないぢゃん
、とかいうツッコミは無しで。
恒例の追加作業を始めていますが、
底面に桁を入れて上げ底風にした後、プラ板を貼って
床板とエンジン隔壁っぽいものをデッチ上げています。
…今回のは元々補強桁が入っていないので、
やっておくと安心できるかなと(ぉ。

隔壁の位置が違うのは、FV214とFV215Bとでエンジン位置が違う事も有り、
組立途中でも区別が付く様に、っていう余計な配慮です(ぇ。
(さらに念の為マジックで落書きしてますが…)
塗り分けが終わったら足周りを中心ににバフ、
上面にはフラットアースでウォッシングをします。

トーンはだいぶ落ちましたが、
イギリス車両っぽい緑になりましたので、
今回はこれで完了かなと。


今後チーフテンやチャレンジャーを組む事も有るでしょうが、
基本のグリーンはこのパターンで行こうかなと。

…という事で後日ガルパンカラーの聖グロカーキだけ、
やたらと買い込んだ自分が居たり。
アップ画像を出しておきますが、
フェンダー上のウィンカーっぽい部分、
実車では白なのですけど、これまた万国共通風に、
オレンジにして目的をハッキリさせてみました(ぇ。

まあ、車両表示用のランプだったりするケースも多いのですが、
ベルリンに駐屯していたとするならば、
路上走行時にこれが必要に有るでしょうし、
一応言い訳をしておこうかと。
続いて木部。

ツルハシは柄と先端部が分かれて装備されていますので、
ぱっと見がただの棒ですね…。
シャベルとハンマーは左後部なので、
別の画像でご確認いただければと。
塗り分けの基本が出来た所でキャタピラ及び周辺の
塗装剥がれっぽい部分を塗っておりますが、
いつも通りの錆・プライマー系の色から金属色を重ねていきます。

2枚目に後部のアップが出ていますが、
今回は結構強めの金属光沢が出ているかも、とか。
…重量物ですしね…。
(先にも書きましたがティーガーIIと同じ65tの重戦車!)
FV215Bの方にも描いてみましたが、
やっぱりイマイチだったので、
こちらも砲身と車体側面を残して、
再度ハイライト色を吹き直しています。


…う~ん、いつかトータスとか作りたいのですが、
もっと頑張らねばと(苦笑。
カップに残った塗料にヘンプを混ぜ、
ハイライト色を吹いていきます。

…まあこんなものかなと。
続いてFV215Bです。

シャドウ色はいつもの土草色です。
ハイライトにはガルパン用カラーです。

聖グロのチャーチルMk.VIIは末期の最終型ですし、
戦後車両にも結構合う色合いかと。

…例のマークを入れたくなりますね…(ヤメロ。
次はブリティッシュグリーンです。

カーモデル用ですが、
英国っぽい色合いになってきました(ぇ。
グリーンの下地としてRLM70です。

…黒吹いてますし、状況によっては、
この工程を省略しても良いかも、とか。
成型色消しの黒。
ありとあらゆる場所に吹くので、
この作業が一番時間がかかるかも。
漸くの塗装開始です。

まずはプラサフ吹きから。
金属パーツで置き換えた部分を中心に、
ザックリと吹いたのみです。
…で、早速の修正作業です(爆。
車体前面の下部パーツですが、見事なくらいにヒケが出ているので、
パテを盛って修正しています。

尚、この部分以外にも、側面フェンダーなどの平板パーツに
ヒケが出ているケースが有るので、
取付前に眺めたりすかしたりして、ヒケの有無をチェックしておくべきかも…。
まずは初期作業なのですが、
大型パーツの裏には突き出しピン跡が有るので、
出来る限り落としておきます。

(内側の部分はそのままでも問題ありませんが、
フェンダー裏の部分はキャタピラと干渉するので必ず処理します)
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塗装の前にちょっと小ネタを。
「英国製AFVってどんな色?」というのを自分なりに探しておりまして、
やはりまあ、模型としては航空機用(RAF=Royal Air Force)の専用塗料が良いかなと。

グリーンはダークグリーン(2)か新作のガルパンカラー(聖グロ用)か、
といった所で、シャドウ系には買い置きのブリティッシュグリーンが良いかなと
(本来はロータスとかジャガーとかミニクーパーとかのカーモデル用です)。

尚、GSIのダークグリーンはガルパンカラーの緑よりくすんだ色合いになっていまして、
大戦期のモッサイ雰囲気(をい)を重視するならこっち、
少し垢抜けた感じを出すならガルパン用、ではないかなと。
(今回のは戦後車両ですしガルパン用を使います)

グレーはダークシーグレイ辺りがそれっぽい色合いなので、
これをメインにした塗装が良いかも、とか。

黄色はミドルストーンしかありませんが、
これにヘンプを加える事で適度な黄色ブラウン?っぽい色になるかと思うので、
これを使ってみようかと。
そして登場のイギリス軍装備セット(ASUKA MODEL製)。
大戦時のイギリス軍が使用したジェリ缶(水及びガソリン缶)に
各種の缶や木箱のセットですが、
今回は取り敢えずジェリ缶のみの使用になります。

…や、ビスケット缶とかワインボトルなんて、
戦後車両じゃ早々ないので…(汗。

(ベトナム戦時の米軍の様に遠征状態ならともかく、
この車両は国外の場合でも基本的に駐屯しているので、
そこまでの生活感は出ない筈なので)
砲塔部の基本構造が出来た所です。
溶接跡とかどうするか悩みどころですけど、
AM誌の作例(ドラゴンのMk.2・AM誌2015年192号)を見ると、
それらしいディティールは無いので、
…適当にパテ盛って整形して終わりです。
リアパネル部分のアップですが、
ここにトラベルクランプが付いてますね…。
チーフテンでもこの位置でしたが、ハッチが開けやすいのかなと(汗。

何故かど真ん中がガラ空きなので、
後でジェリ缶を追加する事にします…(汗。
ワイヤとOVM類が一通り付きました。

アップ画像も出ておりますが、いつもの?ドイツ戦車と違い、
ワイヤの装着方法が大分違うので、変な感じがしますが、
…これが英国流なのかと(違。
砲塔部の機銃を付けた後、
一応の完了となります。

…が、キット内容がそもそも試作時のモックアップ状態を
再現しているものですし、余剰パーツを使って、
もう少し装備品を追加していきます。

まあこの辺はコンカラーの方が一区切りついた所で、
FV215 Mk.2っぽく見える様に改修しようかと(ぉ。
FV215Bの車体部がほぼ出来た感じなので、
砲塔部の工作を始めておりますが、大きさの割にリブが無いせいか、
ちょっと持っただけでヘニャヘニャな感じがしまして、
画像の様に内側に補強を入れています。
まあこれ、底面を接着する部分も、接着用の付けしろが無く、
隙間も多いので、取りあえずこういう方法を取ってみた次第。


で、2枚目と3枚目は大体のディティールが付いた所ですが、
スモークディスチャージャーの組立が難儀しますね…。
他、良く分かりませんが何となく点火コードとか、
乗降用?の手摺と取っ手の類をデッチ上げてます(汗。


最近知りましたが、左側面のホイール(3枚目画像参照)は,
社内通話用?の電話線を巻き取っておくための物だそうで、
チーフテンにも装備されていますね、
どういう風に配線が取り回されるのか、少し気になりますがっ。

(ぢつは後でコンカラーを見ながらリード線を付け足しています、
この後の画像で見えるかも)
車体上部の接着前に若干の追加工作をしておりますが、
コンカラーの方はセンチュリオンと同様のエンジンデッキになっていて、
メンテナンス時に使う取っ手が沢山付きますけど…。

ここには棒状のモールドが付くだけなので、
思い切って削り落として、自作パーツに置き換えています。


ナニやら歪んでしまっていますが、
適度な手作り感が出て面白い?…かも(滝汗。


…や、この後車体関連も含めて各所で自作してますが、
…ぼつぼつ冶具とか買い揃えるべきかも…。
作業はキャタピラ部に入っておりますが、
本キットはスナップフィット方式になっていて、
パチパチと組んでいける分、作業的には結構早かったかも(ぉ。

ただまあ、時間の都合でチビチビ進めるしかなかったため、
画像1枚目の様に10枚をセットにして何コマ組んだか数えていたり。
(ちなみに必要数は片側98枚)
(若干ですがゲート以外の場所にバリが出ているものも有り、
出来るだけその場で処理していますが…組んだ後に気が付くケースも…)

で、数が揃った所で内側になる部分に接着剤を流し込み、
生乾きの内に巻き付けて弛みを付け、一晩寝かして完了です。

画像を参照、といった所ですが、
これ、車体上部のフェンダー部とぶつかるので、
…上面を貼り合わせた後は隙間を埋める必要が有りますね…。
(キャタピラを削るの面倒ですし)


…にしても、キットの方かはたまた車両自体の設計ミスなのか、
現用車両はT-90の様にギリギリのパターンも多いので、
メーカさんもキットのテストショットをもちっと吟味して戴ければと(をい。
でもってサスペンションが車体に取り付いた状態ですね、
外付けなのでメンテナンスは容易かもですが、
車体容積的には左右幅が狭くなるので、容積を確保するならば、
本作の様に車幅が結構広くなるんですよね…。
この辺は鉄道輸送前提のドイツ戦車と大分異なりますが…。
足回りの組立を始めていますが、
選択式パーツとしてホルストマン方式のサスペンションにバネが入れられるので、
試しに可動スタイルの方を選択してみた訳ですが…。



見事なくらいにヒケが有りますので、気になる方は埋めておいた方が良いかなと。
まあ、下側なので完成後は殆ど見えなくなりますけど…。


ただまあ、可動式パーツは後から追加されたボーナスパーツ
(ドラゴンから2016年にMk.2がリリースされており、
それとの差別化を図ったのかなと)の様で、ガタが出やすいので、
この後転輪部の接地とか間隔の調整とかで難儀するかも…。
●飽きたのでTOPページに戻る●
…で、現用ロシア→『ワル格好良い』、
ドイツ車両→『(普通に)格好良い』、
フランスもの→『ブサ格好良い』、ときて、
イギリス車両は、
『ダサ格好良い』

…という言葉が合うんじゃないかなと(ぇぇぇ。

ま、ここ最近ブッサイクな奴ばっかり好んで組んでますけど、
イギリスものはその手の車両が多いので…。

後面の画像も出してありますが、
イギリスはとにかく革新的なモノよりは
改良型を好むというのが各所に表れていて、
戦後車両のミッシングリンク的なものが一つ、
埋まった気がしていたり。
で、こちらが取っ手を付け直した状態ですが、
…結構面倒だったかも…(溜息。
ラストは撮影編前の間持たせ画像とか。

コンカラーは1946年から開発が始まったものの、
試作車の完成は1952年になってからであり、
それすら砲塔はセンチュリオンのまま(Fv221 カーボナン)だったそうです。

で、この120mm砲搭載の砲塔が付いたMk.1の完成は
1955年にまで遅れており、生産こそ開始されたものの、
1959年末にはチーフテンの試作車が完成した事も有り、
僅か180両の生産で打ち切られた戦車になってしまう訳で。

(センチュリオンは4,000台以上、チーフテンでも2,000台以上
生産されているので、この辺は推して知るべし、という所かも)
追加工作の一つとして、
フェンダーミラーにはアルミテープを貼ってみました。

小さいのがネックですが、
良い具合に鏡面っぽく見えるのではと。
ラス前は各種レンズ部をクリカラーで塗っていきます。
本キットにはクリアパーツが無いため、
シルバー下地の上からクリアカラーを塗っています。
続いて迷彩色を吹いていきます。

大戦末期のイギリス迷彩を意識した形で、
車体と平行に模様を描いていきますが、
イマイチだったので砲身と車体側面のみです(ぇぇぇ。
2色目はミドルストーンです。

やや黄色みが強いので、
この後更にハイライトを入れるわけで。
砲塔部のアップですが、
配線部の自作に使用しているエナメル線を使い、
アンテナ基部にスプリングっぽいディティールを追加しています(ぉ。

これ、少し面倒ですが、自作パーツへの置き替えにも使えるので、
覚えておくと…?
機銃パーツが付いて一応の完成です。

で、やはり試作仕様だからなのかやや物足りない感が有りますので、
もう少し工作を続けます(ぇ。
雑具箱の取り付け状態ですが、
MENGのPzH2000の時と同様、箱の取っ手が棒状モールドなので、
一旦削り落として真鍮棒で自作する事にしました…。
フェンダー上の雑具箱ですが、
組みづらい上に強度がイマイチだったので、
パテによる裏打ちをした所ですね、
底面パーツが無い分、フェンダーとの接着面も無いので、
プラ棒を貼っておいた方が良かったかも…。
作業は車体部のディティールに移っておりますが、
まずは試作車両のFV215Bの方で基本構造を組んでいこうかなと。


で、早速車体前面の工作をし始めておりますが、
トラベルクランプ2種の内、片持ちスタイル?の方は、
畳んだ状態だと(左右どちらに振っても)ライト基部にぶつかる(!)ので、
一般的な形状の丸形を選択する事になりました…。

(このタイプはコンカラーを始めチーフテンでも使われている形状で、
試作時にコンカラーのものをそのまま使おうとしたタイプかも、
パッケ絵がこれでしたし、基部位置がそもそも違うかと)


3枚目はフロント部のアップですが、フェンダーミラーのステーは
真鍮棒で作り変えて剛性を高めています。
…や、車体からはみ出してますし、ほぼ壊してしまうので…(汗


過去作ではターミネータ及びPzH2000にフェンダーミラーが
装備されていますが、いずれも畳んだ状態にしていますので、
今後似た様なのを組む際は、出来る範囲で自作していこうかと(ぉ。
車体上部の事前工作(ハッチ類の先付とか)も出来たので、
まずは車体上下を接着しています。




で、2枚目は側面フェンダーが付いた所ですが、
キャタピラの厚み分、やや車体上面が浮き気味になる為、
支持架部分のフィットがイマイチになりますね…。
まあ、言わなければ分からない部分ですし、まあこれでいいかなと(をい。

他、隙間が出来てしまった部分も多いので、
砲塔が付く部分だけは、後からプラ材やパテを詰めて、
補強と目隠し(!)を行っています。

…や、側面フェンダーが付いたら見えなくなるかと思いきや、
隙間が見え隠れしてしまったので、
この部分にパテとかプラ材を詰め込んでいる訳で…。




3枚目は側面部のアップですが、
…成程、こんな構造になっているんだと。 <今更。

ホルストマン方式の難点とも言うべきですが、
サス本体の厚み分、接地側の転輪が幅広に出来ないので、
続くチーフテンでは車体を舟形(正面形は逆台形)にして、
転輪部の幅を広く取っていますね、
コンカラーの重量(65t)を考えると、転輪の幅を広くして、
少しでも接地圧を下げる様にした方が良いと思いますし…(をぉ。
転輪パーツの処理が終わった所でサスに取り付けておりますが、
段々とメカっぽくなってきて、良い感じかも(ぉ。

アップ画像も付けていますが、
センチュリオンで現代的っぽくなったのに、
チャーチル風にやや大戦時風味に戻っている感じですね、これ。

キット的には最前部の誘導輪がフリー位置決め出来る様になってますが、
弛み調整でアレコレするよりは、剛性を重視したいので、
上部転輪の位置を見つつ、それらと高さが同じになる位置で
アーム部を固定しています。

う~ん、否定はしませんが面倒なので、
ピタリと位置決め出来る方が個人的には好きかも…(苦笑。