■第X回 「1/16 I号戦車(A型)」(TAKOM)
今回のキットは大戦ドイツの機甲軍団の初代装備とも言うべき
I号戦車ですね、1/35では小さすぎてアレですが、
1/16ともなると結構大きくなるので…ね。
画像はいつも通りのパッケと中身ぶちまけ状態ですが、
「A型」と言いつつ転輪が一組余分にセットされており、
(ああこれはその内B型も出るかな…)と思っていたら、出ますね…(苦笑。
(2021年時点でB型及びバリエーションとして
爆薬設置車両タイプがキット化されています)
車体周りのディティールがほぼ出来ています。
悩ましい限りですが、大物系パーツの摺り合わせは、
そんなに問題が出ませんでしたが、
小パーツに付いては位置関係が掴みづらかったり、
付けしろが分り難かったりとかも有りますね…。
2枚目とかに出ていますが、
排気管周りで側面の穴から素通しで、
反対側が見えたりしてしまったりとかが有るので、
この辺の隔壁っぽいものも、
事前にデッチ上げておくべきだったかも。
因みに今回は開口部に庇を作って見難くなる様に、
というコンセプトの追加作業をしています(ぉ。
他、排気管のパンチングメタル上の放熱カバーですが、
上手く付けられずに穴部分が瞬着で埋まってしまいがちなので、
取付後に0.5~1.0mmのピンバイスで再開口、
…しておいた方が無難かも…(汗。
遅ればせながらのページ化ですね…色々と手が遅くってアレですがっ。
1/35だと手のひらサイズなので、あんまりやる気が起きなかった軽戦車系のキットですけど、
こうして1/16の大きさ(倍以上の大きさ)ともなると存在感がやはりデカくなりますね…
…組んでも組まなくても置き場に困るアイテムでは有りますがっ。
で、塗装編に関しては…例によってどうしたものかと(滝汗。
全体像です。
所々で組みづらい箇所も有ったりするものの、
概ね組みやすい方かと思いますが、
…まあこれ以前に組んだ1/16が、
PANDA HOBBY社の38(t)ですからねぇ…(苦笑。
組立上の難所はエンジン吸気部のカバーとか、
前側のライト基部周辺にOVM取付部の一部などが挙げられますが、
大物パーツでも車体後面クラッペのヒケが目立ったので、
パテ埋めの代わりにプラペーパーを貼ったりした事、
とかを挙げておこうかと。
…で、この後は塗装編…と行きたい所ですが…(脂汗。
車体周りのディティール画像をです。
ワイヤもさることながら、
この大きさならではの正確な形状が災いしているというか、
接着固定がし難いので、エッチングの帯金を追加したりして、
位置が固定出来る様に追加工作をしています…。
消火器にも帯金を追加していますが、
キットのままだとちょっと物足りなかった、
…ってだけの理由で追加してます。
この辺は電車や乗用車・トラックに装備されているものを参考に、
胴体部分を2本の金属ベルトで留めている、
…って雰囲気にしています(ぉ。
← ヒケ埋め替わりにプラ板
↓ 真横からだと素通し
履帯が付いたので車体上部の取付とかが始まっていますが、
この手の大モノアイテムはやはり完成後の剛性が気になるので、
内側に幾つか桁が入っている訳ですね…。
尚、キット的には普通に剛性が出せる様に横桁が有るので、
余程の事をしなければ途中で壊れたりは…しないと思いますが、
やっておくに越した事は無いかなと(ぇ。
んで、3枚目では上部構造が付いておりますが、
中央部にフェンダー部分との隙間が出来たりとか、
エンジンデッキ部との嵌合がイマイチだったりするので、
仮合わせはきっちりやっておいた方が良いかなと。
他、後端の吸気口カバーとか発煙筒収納箱の剛性がアレなので、
裏打ちとか金属パーツ片を貼り付けて剛性を高めてみましたが…(汗。
まあ、その辺はおいおい解説していければと。
サス周りが出来たので履帯の取付ですが、
今回はビッグスケールなので、
ピン打ち可動が生きてきますね…(ぉ。
画像参照という所ですが、初期のものですし、
後のドイツ戦車とは違い、嵌合部の厚みもなく、
開口部が多いのが特徴的ですね…。
尚、組立に際しピンが折れる事も多いので、
剛性を高める場合は、市販の真鍮棒で代用しても良いかなと。
枚数的にはキット取説の通り86枚で組んでいますが、
やや長い感じなので1~2コマ減らしても良いかなと。
(画像の通りですが、86枚だとかなり弛みが出るので)
足回りの基部が出来ておりますが、
転輪部のリブが内側に抉れており、
これを再現するためにリング状のパーツが有る訳ですな…。
(軸受部のパーツも含めると転輪1個で5パーツ)
2枚目で早速の補強が入り出していますが、
転輪軸の方には真鍮棒での軸打ちが入っています。
板バネ部が見るからにヤワっちい雰囲気なので、
目立たない部分に胴体側への貫通軸打ちが欲しいかも…(汗。