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■第4回 「PMX−000 メッサーラ」(B−CLUB/造形村原型)

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さてと…まずは前半戦が終了、という所ですが、まだまだ続きます…
そう、「いつもの」アレが残ってますので…

恒例だそうですから、一応覗いてみる

さて…正月以来の更新ですが…
完成間近の新規作例ほったらかしで、
模型店に置きっぱなしだった過去作を出してみたり。
(作例置き場にしていた模型店の移店のためですが)

で、第4回の更新はまたしても「Zガンダム」から、

「メッサーラ」をお届けします。

劇中では、木星から地球圏に帰還したシロッコが、
エゥーゴへの挨拶代わり?に乗っていたシーンとかが
印象に残っていますね…

TVシリーズでは、シロッコの後、サラがパイロットを務め、
サラはボリノーク・サマーンに乗り換えますから…
…あれれ?
…最後、どうなったか記憶に無いんですけど…。

昔のキット解説とかを見る限り、
木星の高重力環境での運用を前提にしていて、
それゆえの高機動能力(実体は加速能力?)を
付加されているようですが…。

武装は内蔵火器がいくつか有りますが、
(ミサイルポッドとメガ粒子砲)
所謂ライフルの類は装備してませんね…
変形時に銃をホールドする機構(もしくはその必要性)が
無かったのかもしれませんが。

キットの方ですが、B−CLUBブランドより発売された、
ボークス造形村の手によるMMキットです。
サイズが1/100という事で、非常にでかいです。

その重量のため、自立する事は出来ず、
専用スタンドで無理矢理立たせていたりします。

変形機構も備えており、MA形態にも出来ますが…
パーツ保持の問題も有って、作例ではオミットしてます。
それでも可動箇所は多岐に渡り、
ご紹介する画像点数もかなり増えてしまいました。

塗装ですが、割とオーソドックスに纏めていまして、
基本色:紫+ミディアムブルー、
 ライトブルーを加えながらのグラデーション、
胴体色:ネイビーブルーに、
 グレー系の色(忘れた)を加えたグラデーション、
フレーム部分:ドライブラシ(ぉぉ
 …という感じでやってます。

画像ですが、
 1枚目:バストアップ風味、
 2枚目:全体像
  (設置の問題で煙草の箱かましてますが)、
 3枚目:右側面

 …といった所ですね。

という事で、その存在感が少しでも伝われば、
と思います。

背面からのショットを2点。

完成から数年が経過してますゆえ、
思い切り重量でヘタってます…(涙)。

これからこのキットを作る、という人がいたら
(多分居ないでしょうけれど)、
軸打ちして固定されるのが宜しいかと。

ま、直進性を安定させるのならば、
多少は「逆ハ」の字型であるべきでしょうけれど…

…ごめ、直せなかった…(言い訳)。

ブースター部分のアップとか。

キットでは、一応軽量化目的で、
2つの「コの字」型パーツを貼り合わせてますが…

完成後がでっかいので、
物自体が軽くても、
慣性負荷が異様に高かったりして。
支柱部分はもっとゴツくてもいいかもしれません。

何となく反対側からのショット。
小さな胴体に、
大きな手足が付いているのが分かります。

人型っぽく無いがゆえのかっこよさ、
…という事なんでしょうか。

以下、梱包状態(バラバラ)から、
撮影用に組んでいったところの画像が続きます。

股関節なんですが、
レジンキットの大重量を支えるため、
強力なバネが仕込んであり、
ゴム製のOリングで可動部分を受けてます。
太もも部分のふくらみが、
カバーパーツになっているのですが…
接着してしまったみたいで、現在は外せません。

スネ裏のディティールとか、
可動状態のデモとか。

…チューブが外れてますが、
内側で引っかかっているだけです。
(下の画像では直してますね…)

キットのパーツをチェックしていた折、
スネ部分が異様に
でかくて太かった印象がありますが…

実際に組み合わせてみると、
これがまた違和感無くマッチしていたり。

プロポーション的にも
現時点のベストではないかと思ってます。

…やっぱり、単体で見ると
でかくて太いですね…。

足首部分のアップを2点。

高重力下、といっても
地上を歩き回る訳は無い(当然)ので、
完全に退化している感じです。

で、MA形態への変形時、
つま先が写真のように仕舞われます。

変形させて遊ぶ気が無いくせに、
こういうところだけはキチンと組んでしまう辺り、
モデラーの業の深さを感じてしまいますね…。

かかと部分のクロー。

これもまた、可動しますが…
画像撮るの忘れていたり。

メッサーラAパーツ。

これまたMA形態への変形に伴って、
胴体部分がスライド可動するため、

こんな感じで遊ぶ事ができます。

「間違い探し」では有りません(ぇ。

コクピットハッチのカバーが、
こんな風に可動したり。

…頭、ぶつけそうですけれど。

でもって、合体の図。

巨大感演出のためか、
この状態でもやっぱり足が大きく見えますね…

腕の基部が異様に小さく見えますが。

こうしてみると、
このMSが、人型をギリギリのところで
バランスされているのが分かりますね…

こういうの、永野先生の真骨頂だと思いますが。
(時期としてはエルガイムのすぐ後、
 Zガンダムのデザインワークに参加してます)

ブースター部分のアップを3点ほど。

MSの装備品というより、
宇宙艇のエンジンポッドみたいな印象です。

…そんな設定は多分無いでしょうが。

変形時に腕が回り込む関係上、
内側はこんな風にえぐれていたり。

燃料の容積が気になりますけど…
まぁそれは問わない方向で。

腕パーツの画像をいくつか。

脇側から伸びるチューブのせいで、
範囲は限定されますが、
表情は結構つけられます。

下腕部のカバーも、変形時にスライドしたり、
軸可動したりします。

で、「隠し爪」?を展開すると、
中からはメガ粒子砲が…

アシュラテンプル(MH置き場参照)の
ドラゴントゥースといい、
今回のこれといい…

一時期、「鉄の爪フリーク」とか、
呼ばれてしまっていたり…

肩のカバーが開くと、
ミサイルが18発内蔵してあったり。

…某ゾアノイド(強殖装甲ガイバー)、
とか連想してみたり。

(筆者注:喰→殖に修正です、スイマセン)

…とまあ、こんな感じで、
面倒くさがりつつも、結構楽しく組んでいましたね…

こんなモノ、可動で造ってしまった
原型師の苦労は如何ほどだったか…

このキットを買う折、
「パーツ状態もすごいですからっ」
…と勧められていたのを思い出したり。