●第4回 「青の騎士ベルゼルガ物語」コレクション(コトブキヤ)
ふぅ…疲れた…で、不定期な第5回ですが、次回は過去作の引き揚げになるのでは、
…と思っております。
勿論、遠日公開予定ですけれど。
なお、今回のキャプションに付きまして、管理人の記憶によるところが多いので、
間違いのご指摘とか、説明不足の点がありましたら、
当サイトのBBSまたは直接メールにてお願いいたします。 (2005.7.31)
さて、地道な連載が続く「ボトムズ」ですが、
今回は「青の騎士ベルゼルガ物語」より、
コレクションアイテムとか、ご紹介します。
で、このアイテム、
全6種(シークレット込み)×2バリエーション、
…全部で12種類有ったりします。
で、以下、色違いも含めて、
全6種類を簡単にご紹介。
まずは主人公機、「青の騎士」。
左がウェザリング版、右がノーマル。
…以下の写真も同様の並びです(多分)。
次は、「ゼルベリオス」とか。
第3回で紹介したアイテムが、
「幡池版」デザインなのに対し、
こちらは「藤田版」デザインです。
敵役のシャドウフレア。
元が真っ黒なので、あまり違いが…
キットとかで黒を表現する時もそうですが、
どういう色合いを加えるかで印象が変わります。
(別コーナーの黒騎士とか参照)
バララント軍唯一の量産型AT、
「ファッティー」のバトリング機、
リングネームは「ファニーデビル」。
建設機械みたいなカラーリングですが(汗)。
最終章からの主人公機、
「テスタロッサ」。「青の騎士」なのに、
「赤の〜」というネーミングはこれ如何に。
…およそボトムズらしからぬデザインですが。
で、今回のシークレットアイテム、
元レッドショルダー隊員、
「ラドルフ・ディスコーマ」が駆る、
「デス・メッセンジャー」とか。
…あんまり活躍していないんですけどね。
以下、本編での活躍説明ついでに、
延々と一個ずつ紹介していきます。
…但し、アイテムは「ウェザリングカラー」一本で。
原作である小説(全4巻)では、
第1巻で活躍したATがこの青の騎士。
この機体はシャドウフレアに敗れ、大破し、
後に「グレー・ベルゼルガ」のパイルバンカーを手に入れ、
「スーパーエクスキュージョナー」(処刑執行人)に
改修される事になります。
元々、オーナーであるケイン・マクドガルの親友であった、
シャ・バックのベルゼルガを手直し(修理)したものです。
ケイン自身は知る由も無いのですが、
シャ・バックが何故「黒い炎」に狙われたのか、
理由を考える事もなく、ただ友の復讐のため、
それだけのために腕を磨き、各地をさすらい、
相対した時にはとある理由で敗北するわけですが…
ちなみにMAXFactoryから出ていたソフビ版キットは、
改修版のベルゼルガになってます。
…管理人が不精なので、積んだままになってますが。
「ゼルベリオス」ですが、
小説版では3巻からの登場になりますね。
とある経緯からこの新型試作機を手にしたケインですが、
復讐を果たしたケインにとって、
ATは不要とばかりに、
AT猟兵になってしまうわけですが、
ちゃっかりそれを着服して、
バトリングに精を出した男がいたりして。
やがて、マッチメーカーをしながらケインを捜していた
ロニーの目にも留まるわけですが、
機体は青の騎士であっても、
オーナーが全くの別人であったので、
ロニーは改めてケインを捜す事になります。
やがて再会したケインとロニーは、
更なる陰謀の渦へと巻き込まれていくわけです。
一応、幡池版デザインとの違いは…
主に頭部と腕、あと全体にスリムな所とか。
1&2巻の宿敵となる、
「クリス・カーツ」が駆る「黒い炎」、
「シャドウフレア」。
バトリングという、公然の殺し合いの場を利用して、
自ら新型機のテストと野望を抱いていましたが…
肉弾戦にまでもつれ込んだ戦いの末、
ケインに倒される事になります。
「ボトムズ」本編では、
「パーフェクトソルジャー(通称PS)」という、
人工人間が登場しますが、
クリス・カーツ自身は、
「大いなる意思(ワイズマン)」の系列から外れた、
異端者に属する人間で、
「融機人」としてPSと同等の能力を備えています。
言うなれば、脳波で直接ATを動かしているので、
レバーやスイッチで動かすより反応速度が速い、
という事なんですが。
左手に装備されたアイアンクローですが、
並みのATの装甲なら一撃でお陀仏らしいです。
1巻での対決では、
ベルゼルガのパイルバンカーをへし折っていたり。
…ある意味スゲェ。
…ミサイルポッドがちょっと小さい気が。
物語のヒロイン?「ロニー・シャトレ」が駆る、
「ファニー・デビル」とか。
ちょっとややこしい話ですが、
「青の騎士」というお話自体、
読切りで書かれたソノラマ版と、
人気を受けて長編単行本化された本編と、
微妙に話が変わっていたりするんですよ(滝汗)。
ソノラマ版では、ア・コバの街のマッチメーカーの下で、
それなりにバトリングをしていて、
「黒き炎」との戦いに乱入、
…(以下残虐表現)…という事になるのですが。
単行本の方では、
バララント軍の捕虜収容所から脱出するケインに、
半ば便乗する形でついてきていたり。
無事脱出して、ギルガメスの主星メルキアに着いた後、
別々の形でバトリングで生計を立てることに。
ロニー自身がバララント星系の出身であるため、
ギルガメスの主力ATである、
スコープドッグには乗らず、
ファッティーに乗って悪役?として活躍するわけで。
機体の基本性能がそれほどでも無いので、
大した戦績は残していない様です。
…ついでに、本編では…
…(以下残酷表現)…という形になっていたり。
この辺、「絵が無い」小説作品ならでは、
…という気がします。
主人公、「ケイン・マクドガル」が最後に搭乗する機体、
「テスタロッサ」。
本編での登場は4巻のみですね。
先に出た「カラミティドッグ・ブルーバージョン」、
ゼルベリオスの設計を更に発展、
FXシリーズの最終段階として一機のみ製作されました。
およそボトムズATの規格から外れまくっている、
(ロボとしてはカッコいい)デザインですが、
無骨さから外れて繊細な感じさえしますね、これ。
「メルキア騎士団計画」と称された計画を、
(正義のためとかではなく)自分の大切な人達を、
悉く奪っていった、根源を潰すため、
復讐のためだけに戦う男、ケイン。
そしてその戦いの果てには…。
上半身をアップで撮ると、
頭とかボディとかが異様に小さくなってるんですよね…。
コクピット、ただでさえ狭いのに…
ソ連の戦車兵もびっくりな狭さではないかと。
改めて、「デス・メッセンジャー」とか。
彼の扱いは、ソノラマ版と本編とで扱いが異なります。
ソノラマ版では、ケインと組んで、
「黒き炎」のタッグチーム
(パートナーは黒いストロングバックス)、
と戦うわけですが…
あっさりケインを裏切って、
これまたあっさりとケインに倒されています。
アンタ、本当にレッドショルダーだったのかよ、
と突っ込みたくなるくらい。
で、本編の方では、黒き炎の協力者のフリをして、
情報を集めていたのですが…
裏切りに気付いたクリス・カーツに、
これまたあっさりやられてました。
(記憶薄いので確証はありませんが)
機体の方は、
「レッドショルダーのスタンダード」とも言うべき、
「ターボカスタム」仕様なので、
下の方でやっているみたいな、
「なんちゃってサンサ戦」画像が作れます。
以下、ネタっぽい画像とか。
黄色いファッティー=地上用ファッティー、
に見えなくもなし。
ちなみに元ネタは、
OVAの「野望のルーツ」の後半、
「サンサ戦」のイメージ映像から。
…こんな至近距離のはずは無いのですが。
急造コンビを組む、
「ケインとロニー」、っぽく。
カメラの先には、「黒き炎」が。
…そんな妄想とか。
ケイン:「囲まれた…!?」
ロニー:「マズイわね…
でもちょっと、雰囲気が違うみたいよ?」
何のことは無い、ただの記念撮影だったりして。
何となく、BOXアートとか。
テスタロッサですな…。ただそれだけなんですが。