三里塚の農民はいま・・・・・
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三里塚現地調査に行ってきました
リポーター:T.M.さん
2002年10月開催したもの
風景一変したが農民の闘いが空港を寸断
                      
  何度か全国集会に参加したことがありますが、暫定滑走路の供用開始 後、はじめて現地に行きました。

  東峰神社は三重フェンス、団結街道はフェンスの他に堀、いたるところが鉄板で仕切られてしまい、道もかなり変更されて、風景は一変していました。
  今回特別に旧インター団結小屋の鉄塔に昇ることができました。鉄塔から見ると如何に強引なやり方で権力が建設を進めているのか、しかし闘いが大蛇のような滑走路や誘導路を折り曲げ、寸断しているかがよくわかります。
 鈴木さんに聞く現地の実態   ユーモアあふれる北原さん
 鈴木さん宅では、健康被害の不安、権力によるイヤガラセの実態を聞き、強い怒りを覚えました。
話は子供の教育、有事法制など多岐にわたり、ときにはユーモアも交えて楽しく交流することができました。

 北原さん宅では、戦争体験に根ざした闘争への決意と勝利の確信に満ちた話に圧倒されましたが、北原さんが意外にも、話好きでユーモアに溢れた好好爺(こうこうや)だとわかり驚きました。

今後も続けて:
 今回のような調査(見学)であれば賛成・反対は別にして、この空港と闘争に興味をもっている人に実態を見てもらいやすしいと思います。
 是非今後も続けてくださしい。
 現闘員の方、案内役の方々ありがとうございました。

(千葉労組交流センターニュース 02年10月号から転載しました。)
2003年闘争宣言
 暫定滑走路の開港攻防から一年、反対同盟は勝利の確信固く新たな年を迎えた。空港廃港に向かう闘いをさらに強め、明日にも本格的に開始されようとしているイラク侵略戦争に反対し、有事立法-改憲攻撃と闘う決意である。

 反対同盟は欠陥だらけの暫定滑走路の即時閉鎖を要求する。昨年十二月の接触事故は人命に関わる大事故の前ぶれである。民家をかすめる超低空飛行とジェットブラスト、周辺住民への大騒音、そして構造的欠陥をかかえる暫定滑走路は、初めから破綻した無謀な計画だつた。

 そのすぺての責任は、これを承知で強行した政府・国交省、空港公団にある。「四年後の株式上場までに延伸のめどをつけたい」とする公団総裁発言は、その非を顧みることなく、矛盾を農家におしきせ生き延びようとするものである。なんと悪らつなことか。一坪強奪のための法理にはずれた不当な提訴と、東峰部落の県有林伐採による空港拡張策動は言語道断である。

 成田市と空港公団はまずもって東峰地域の破壊をやめ、天神峰のジェットブラストフェンスを設置せよ。反対同盟はさらに二十年、三十年闘ってでも、住民無視の空港づくりを粉砕する決意である。

 米・ブッシュ政権は世界を核戦争の危機に叩き込んでいる。イラク侵略戦争とともに北朝鮮に対する攻撃が現実のものとなつた。有事三法案はこの戦争のための体制づくりである。北朝鮮を排撃し戦争に向かう動きを許してはならない。

 成田空港を米軍・自衛隊の出撃基地にしてはならない。三里塚は反戦・反核闘争の砦である。いまこそ全世界の人民とともにイラク侵略戦争を阻止しよう。有事三法案を廃案に追い込もう。反対同盟はその闘いの先頭にたつ決意である。

 3.30全国集会に総決起することを呼びかける。

 2003年1月12日
 三里塚芝山連合空港反対同盟