暫定滑走路延長阻止,有事立法粉砕
10・13全国総決起集会
−イラク侵略戦争反対!
成田を兵站・出撃基地とするな−
文責:T.M.
10月13日,反対同盟は三里塚現地で「暫定滑走路延長阻止,有事立法粉砕」全国総決起集会を開催し,全国から1400人の労働者,住民団体,学生などが集まった。
政府・空港公団は,敷地内農民を無視し4月暫定滑走路開港を強行した。農家の頭上四十bにジェット機が飛び,市東孝雄さん宅の至近距離からはジェット気が排気ガスを吹き付けるという信じられない事態が続いている。空港公団は,「ジェット機を飛ばせば,必ず農民は落ちる」と公言し,こういう暴力で農民は「絶対に生活できなくなるから」出ていくと踏んで開港を強行した。しかし,その思惑は見事に粉砕された。このような状況の中で,東峰の住民も反対同盟も全員が頑張り抜き,厳しい環境に自分をさらして国の犯罪を告発したのです。反対同盟は空港敷地内の土地を守り抜き,騒音下での生活防衛の闘いを含む様々な反撃を開始している。
地元では,空港の賛否を超えて「あまりにもひどい」という声があがっているという。
こうした現実は,多くの人には隠されている。新聞もテレビも真実はほとんど報道しない。
無理に無理を重ねた暫定滑走路は矛盾だらけだ。地上の誘導路が確保できないままむりやり開港したので,渋滞で離陸までに一時間近くかかってしまう。空も渋滞し危険な状態だ。
公団は,こういう無用の滑走路のために,昨年,東峰神社の立木を勝手に盗伐した。逆に,抗議した萩原さん(事務局次長)が逮捕された。こういう暴挙がまかり通っているのが三里塚です。
政府・空港公団がここまで成田空港にこだわる理由は,軍事空港だからだ。米軍は,有事の際に成田空港を使わせろと政府に要求し,安保ガイドラインにも明記された。先のアフガン爆撃では中東諸国の空港がすべて基地となった。この現実を見逃してはならない。三里塚闘争は,中東やアジアの民衆と連帯する闘いだ。
有事法制三法案は絶対に許してはならない。それは戦前への逆戻りだ。体を張ってでも国会通過を阻止しなければならない。ここに三里塚と全国の人々との連帯の意義もある。
「三里塚で勝つことが,新たな時代を開く力となると確信する」と反対同盟は訴えている。
「世の中全体も,底が抜けそうだ。あっという間に有事法制と改憲が目の前まできた。反対同盟が37年間いってきた通りだ。成田は軍事空港なんだよ。米軍と自衛隊が使うと書いてある。反戦の砦・三里塚の神髄はここからだ。そろそろ三里塚の大地を埋め尽くすような大集会とデモをやろうじゃないか」という反対同盟の訴えに,あとは全国の人々が応えられるかどうかだと思います。
集会宣言,事業認定審議会設置反対、堂本知事弾劾・集会決議,読売新聞社に対する弾劾声明はこちら→
鈴木幸司さん 開会宣言 | 北原鉱治事務局長 基調報告 |
集会の様子(1400人が結集) | 連帯のあいさつ 動労千葉・田中委員長 |
敷地内・天神峰部落 市東孝雄さん | 敷地内・東峰部落 萩原進さん |
婦人行動隊 | 顧問弁護団(発言は葉山岳夫さん) |
三多摩の西山さん(百万人署名運動) | 着陸するジェット機(1)(発言は婦人民主クラブ全国協議会) |
着陸するジェット機(2) | デモ1 |
デモ2 | デモ3 |
デモ4(東峰部落) | デモ5(天神峰) |
東峰神社裁判 ・ 進行協議 (2003年12月5日) |
東峰神社裁判 ・ 第8回口頭弁論 (2003年9月22日) |
東峰神社裁判 ・ 第7回口頭弁論 (2003年6月30日) |
東峰神社裁判 ・ 第5回口頭弁論 (2003年3月31日) ・ 第6回口頭弁論 (2003年5月19日) |
オーバーランであわやの大惨事に抗議声明 (2003年1月27日、 成田空港暫定滑走路にて) (2003年4月18日) |
オーバーランであわやの大惨事に抗議声明 (2003年1月27日、成田空港暫定滑走路にて) (2003年4月18日) |
三里塚現地見学会 (2002年10月) |
東峰神社裁判 ・ 第3回口頭弁論 (2002年11月25日) ・ 第4回口頭弁論 (2003年2月03日) |
東峰神社裁判 ・ 第2回口頭弁論(傍聴報告) (2002年8月26日) |
東峰神社裁判 ・ 第1回口頭弁論 (朝日新聞記事より) (2002年6月25日) |
東峰神社裁判 ・ 第1回口頭弁論 (原告ら意見陳述) (2002年6月24日) |
東峰神社裁判 ・ 第1回口頭弁論(裁判傍聴記) (2002年6月24日) |
「三里塚現地見学会」参加報告 (2002/06/15お便りから) |