戦争協力はゼッタイお断り!
STOP!有事法制 6.10集会
写真リポート
(P.1/3)
@日比谷公園 野外音楽堂
主催:STOP!有事法制 6.10集会実行委員会
Photo by マリオン&管理人

当日のリポート

reported by Y.F.&管理人
大結集だ! いけるぞ!
 6.10日比谷野音は満杯の人で埋めつくされました。 5千人を超える結集でした。
千葉からは動労千葉の組織動員35名を筆頭に全体で65名ほどが参加しました。 私たちの「ちば・いちはら連絡会」からは12名でした。 私たちは今日に向けてビラ1,600枚を配布してきました。
 何よりも運動をひきいている20団体労組、宗教者、市民緊急行動の仲間たちが大結集を見て喜んでいたこと。 「いける!」と元気を出してくれたこと(閉会のあいさつ)が最大の成果だったと思います。 そして、私たちもたくさんの元気を貰いました。(Y.F.)

アメリカの無法な戦争に民衆も罰則付で強制動員 戦争か刑務所か!
 朝鮮の民族音楽のグループ ウリパラム(私たちの風)の演奏でオープニング。 チャングと呼ぶ太鼓や鉦で編成されている。 中心となる奏者は各奏者と顔で合図をしあいながらのダイナミックな演奏である。 あたかも豊作や村の吉事を互いに喜び合うかのようにも見える。 長い歴史をもつアジアの隣人との交流に思いを馳せ胸が熱くなる。

 集会は、主催者の挨拶(平和を作り出す宗教者ネット石川さん)のあと国会議員福島瑞穂さん、穀田さん、島袋さんのメッセージがあり、カンパの訴えの後、戦争を拒否する職場からの力強い決意表明がリレートーク形式で行われた。 集会宣言は航空労連の大島さんであった。

 各発言者からは、「国会議員の90%賛成かもしれないが、国民の多くはその内容を正しく知らされず、これを評価している人はわずか31%(毎日)である。」「 自衛隊ばかりか民衆までも罰則つきの強制動員が行われる。」「これから50本以上の関連法案が出てくる。闘いはこれからだ。」などの訴えが強く表明された。 

 この他、注意を惹かれたのは島袋さんの報告で「沖縄の宮古などの民間空港を自衛隊や米軍が不許可で強制使用している。 漁場で爆破訓練をしている」等すでに有事さながらの行為が繰り返されていること。 また、海員組合の代表が「太平洋戦争において民間の海運従事者が6万2千余人もの犠牲者(そのなかには動員された14歳の少年もいた)をだし、船舶7,240隻を失った。 戦争になれば軍隊以上の犠牲を民間が蒙る」ことが避けられない。 また、建交連のトラックの運転手さんは「不況で苦しむ運送事業者の足元を見るように、防衛庁が「即応自衛官制度に登録すれば60万円/人・年の協力金を出す。」といっている。」、そして、航空労連大野さんは「防衛庁が航空会社に米軍の輸送ライセンスを取るように奨めている」など、国民の知らないところでシビリアンコントロール無視、有事法制の独断専行を行っていることなど、60年前の軍国日本の実態と少しも変わっていないことに衝撃を受けた。 これで有事が宣言されたらどうなるのか、背筋が寒くなる思いである。

 この集会に結集したすべての人びとは、明日からの闘いのための元気を十分に補充することができた。 ウリパラムの演奏とSTOP WAR!WORLD ACTIONの超元気な若者たちのパフォーマンスに背中を押されて、2つのコースへと分かれて出発していった。(管理人)
ウリパラムのダイナミックな演奏 農は天下の大本なり
演奏者が収穫を互いに喜び合っているかのようだ 平和を作り出す宗教者ネット石川さん
武力で平和を作れない。これが世界の本流だ。
社民党福島幹事長
どこから見ても平和憲法違反。アメリカの汚い戦争のために日本を「不沈空母」にするものだ。力強い演説でした。
日本共産党穀田国対委員長
自ららの命・信条に関わる問題。無法な戦争に強制動員。アジアの諸国は不安な目で見ている。平和憲法が
行き着く先を21世紀で勝ち取ろう。
沖縄社会大衆党 島袋参議院議員
沖縄は日本の平和憲法の下に帰るのが大きな希望であった。 民間空港や漁場などで自衛隊・米軍が不許可の下に強制使用し、すでに有事の状態がまかり通っている。
航空労組組合員
カンパの呼びかけ
全日本会員組合代表
太平洋戦争でも、日本が中立であったイラン/イラク戦争でも、湾岸戦争でも民間の船舶は大きな被害を出している。 いかなる戦争にも協力をしない。