憲法9条を守る宮城集会
〜自衛隊をイラクから撤退させ、戦争のない世界を〜

いつ:2004年11月21日(日)
どこで:仙台国際センター
主催:同 集会呼びかけ人会議/九条の会(共催)
リポーター: R.M.さん
 11月21日(日)、仙台・青葉区の「仙台国際センター」で開催された「憲法9条を守る宮城集会〜自衛隊をイラクから撤退させ、戦争のない世界を〜」(同集会呼びかけ人会議/九条の会共催)に参加してきました。個人的な趣味の鉄道旅行を兼ねつつ、各地域での運動の一端にも触れたいと思い、旅程のなかに集会参加を組み入れたというわけです。

 仙台駅に降り立ち、バスターミナルへ行ってみてびっくり。会場の国際センターに向かう系統の乗り場には長蛇の列が。私はなんとか乗れましたが車内はギュウギュウ詰め、積み残された人も出てしまうほどでした。到着してみても、第1〜第3まで用意された会場内には入ることはできず、大勢の人が建物の前の広場を埋め尽くすなかに身を置き、宣伝カーから中継される声に耳を傾けました。
その場には百万人署名・宮城の方や仙台市職労、全金本山労組、東北大学の学生さんなどもいらして、その方々とご一緒しました。

 スピーカーは、「九条の会」から井上ひさしさん、澤地久枝さん、三木睦子さん、加藤周一さんの4人。
 井上さんは「ボクは出っ歯なのを負い目に感じていたが、どんな特徴を持った人でも尊重されるのが憲法の精神」と会場を沸かせ、「主権在民の立場で為政者に憲法を守らせる努力を」と訴えました。

 澤地さんは「勇ましく改憲を主張する女性、キャーキャーと小泉さんを支持する女性」の存在を嘆き、「九条の会のアピールをすみずみまで行き渡らせ、政治的力関係を変えるところにまでもっていきたい」。
 三木さんは、夫・三木武夫さんが若手議員のころ、日比谷公会堂で「日米戦うべからず」と演説して多数の共感を得たことを引き合いにしながら、「総理大臣におかしなことをさせないために、戦争をさせない憲法9条を守りぬいていこう」と語りかけました。

 最後に加藤さんが「国境なき医師団」などの例から「国際貢献をすることと軍事力とはぜんぜん関係がない」と訴え、両者の結びつきを安易に受け入れてしまう風潮に警鐘を鳴らしました。

 講演終了後、仙台の街をアピール行進です。
さすがは杜の都・仙台。出発してすぐに渡った広瀬川や、デモコースの街路樹の景色も美しく、東京でのデモとはちがって心地よかったです。その後一番町のアーケード商店街のなかを進み、ショッピングを楽しむたくさんの市民に「平和憲法を守ろう!」「自衛隊をイラクから撤退させよう!」と訴えて歩きました。

 さて、主催者発表によると参加者は5000人。仙台での集会にこれだけ集まるのは例がないことだそうです。本当に憲法第9条がが危なくなっていることに加え、時あたかも東北の自衛隊がイラクへ派兵される状況のなかで、こうして多くの参加者で集会が成功した意義は大きいものと思われます。

 なお、この集会の呼びかけ人には学者、弁護士、宗教者などのほか、百万人署名運動・宮城県連絡会呼びかけ人Oさんも名前を連ねています。また、賛同団体としては地元の社民党、共産党、市民団体、労働組合など、幅広く221団体が結集しており、百万人署名・宮城ももちろんその1つになっています。

 報道はこちら(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20041122ddlk04040193000c.html
11・28「中央即応集団」新設反対!!
〜習志野駐屯地申し入れ行動〜

いつ:2004年11月28日(日)
どこで:千葉県習志野市
呼びかけ:百万人署名運動千葉県連絡会
リポーター: M.T.さん
縮志野駐屯地の双で申し入れを行っています|不万人署名運動千葉県和絡会の幟‖横断幕が見えます| この間,習志野駐屯地申し入れ行動を共に行っている,市民ネットワーク・千葉県,自衛隊をイラクに送らないでキャンペーン千葉,イラク民衆法廷・千葉などのみなさんが駆けつけ,20名程での行動でした。

 防衛庁は12月の閣議決定で「防衛計画の大綱」を改定して,「海外派遣やテロ対処の司令部になる『中央即応集団』(4000人〜5000人規模)を陸上自衛隊に新設する方針」(10月17日付け東京新聞)だということがこの間マスコミ報道により明らかになっています。

 それによれば,朝霞駐屯地(練馬区)に司令部を置き,その要員200人をはじめ,1100人規模の「中央即応連隊」を宇都宮駐屯地に新設し,他にパラシュート部隊の第一空挺団(船橋市の習志野駐屯地),対「テロ」専門部隊の特殊作戦郡(同),大型輸送ヘリコプターCH47などで編成される第一ヘリコプター団(木更津市,木更津駐屯地),核・化学・生物兵器に対処するという第101化学防護隊(埼玉市)で構成されるという。さらに,24日には「防衛計画の大綱」策定に向けた「防衛力の在り方検討会議」の報告書全文も明らかになっています。
 「自衛隊は専守防衛から海外活動へ軸足を移す」ということが書かれています。
 憲法改悪の先取りそのものに他なりません。

 このままなにもしないでいたら、とんでもないことになってしまいます。
 習志野駐屯地に対して「中央即応集団の新設反対 !」を申し入れ,同時に「自衛隊の12月派兵延長反対、即時撤兵を」、「ファルージャ大虐殺弾劾」の行動として行いました。
 はじめに,百万人署名運動から文書で申し入れを行い,続いて,市民ネット,イラク民衆法廷などから文書や口頭で申し入れが行われました。
 最後にみんなでシュプレヒコールをあげていきました。

 <当日の申入書の内容&写真はこちらです
11・28街頭宣伝行動

いつ:2004年11月28日(日)
どこで:千葉県習志野市
呼びかけ:百万人署名運動千葉県連絡会
リポーター: M.T.さん
 習志野駐屯地への申し入れ行動の後,新京成の新津田沼駅前にて街宣を行いました。
 10名余りが参加し,教育基本法改悪反対署名とイラクからの自衛隊の撤退を求める署名を取り組み,あわせて40筆弱集めることが出来ました。ビラは300枚くらい配付出来ました。

 米軍のファルージャなどでの虐殺弾劾,イラク派兵反対,自衛隊の即応集団新設反対,教基法改悪反対−憲法改悪阻止のアピールをハンドマイクで行って行きました。

有事法制反対! イラク多国籍軍派兵反対!
世界の戦争に反対する仲間たちと!


  <2004年11月の行動の記録 >