”天気は最高、釣果は・・・。シーバス（？）編”の巻（９／１６、１７）

９月１６日

釣友すぇさんの誘いで日本海への釣行です。以前から行ってみたかったので二つ返事でついて

行きました。

１３時にすぇさんと待ち合わせ。と、玄関を出ると降りしきる雨！

「ゲッ！なんじゃこりゃぁ？先が思いやられるなぁ・・・。」

ワイパーをフル回転で待ち合わせ場所へ向かいます。すると道中から雨は止んできました。

すぇさんの車に同乗させてもらい、いざ出発！

３時間程の工程で目的地である鳥取県千代川に到着。台風の余波で悪天候（シーバス狙うにゃ

好天候）のハズが綺麗な海と澄み切った青空。

「あちゃぁ〜、こんなハズやなかったんやけどなぁ・・・。」

二人してイヤな予感に包まれながら偵察がてら鳥取港に行ってみます。

波止にはエサ釣り氏達がサビキでアジを狙っている様子。しかしどの釣り氏のバケツにも魚が

入ってません。

「・・・・・・。」　←　ますますイヤな予感に包まれる二人

と、タモ網片手にエライ勢いで走って来るオジイさんが一人。何事かと見ていると海面に漂う

三角形の物体が！そう、”イカ”です。それもデカイ！！

オジさんの必死の攻防も虚しく巨大なイカ君は海中へと消えていきました。

まだ日も高い事もあり、潮止め堰堤から様子をみる事に。ところがロッドを出そうと準備して

いるとダンプカーに乗ったおじさまがゲートを閉めるから出ていけとの事。

そそくさと退散し、次なるポイントへ。

千代川と支流が合流するポイントです。 実績が高いポイントらしくエサ釣り氏達が大勢 いました。

二人並んでキャストしまくりますが何の反応も無いので本命の河口へと移動する事にしました。

お日サンも大分傾いてきました。 写真の波止は最初に偵察に行った所です。

テトラの上から暗い海面に向かってキャストしまくりますが１バイトも無いままに終わってしまい

ました。大本命がノーバイトに終わっただけにショックは大きく、すごすごと明朝のポイントを探して

の移動です。

途中立ち寄った釣具屋での天気予報は降水確率０％、ドピーカンです。

これでシーバスの望みは完全に無くなりました。狙いをヒラメと青物に絞ってたどり着いたのは

酒津漁港。見ると街灯に誘われて集まって来ているイカ釣り氏達が餌木をキャストしていました。

明るい漁港で型は小さいもののポツリポツリと イカが釣れている様子。 港の外側では鯛（？）狙いか電気浮きで夜釣り をしている人もいました。

「ライトタックルと餌木持って来るんやったなぁ。」

「あんたが大物しか狙わん言うから・・・。」

そう、二人が持って来ているのはゴツいシーバスロッドに巨大なルアーとメタルジグ。どうあがい

てもイカは釣れそうにありません。ここはひとつ明日に備えて寝っか！という事で早々と就寝。

したのはすぇさんのみ。いがりは結局一睡も出来ないまま目覚ましのアラームが鳴ります・・・。

９月１７日

せめてセイゴでも！とキャストを開始しますが反応無し。もう夜明けまで時間がありません。

「マズメまでが勝負や！移動しましょか？」

狙いをヒラメと青物に絞ってサーフへ移動。大分空が白みだしてきました。

始めてのサーフ、凪とはいえ、瀬戸内とは比べ物に ならない波の高さと水平線に向かってフルキャスト する醍醐味！昨日のモヤモヤしたものまで吹っ飛 んでしまうくらい爽快な気分です。

ヒラメ狙いという事なんでミノーをセットしフルキャスト開始！時折寄せて来る大波に膝を曲げて

耐えながら力一杯のキャストを繰り返します。

すると、ロッドに伝わるバイト！”ガツッ！”と合わせると”ピョンッ！”と跳ねる魚体。と同時に

外れるルアー（泣）でもチビッコイヤツなんでめげずにキャスト再開。

するとまたも訪れるバイト！

「今度こそ！」

と合わせるとガッチリとフッキング出来た様子。引きからして小さそうですが波を利用してサーフに

ズリ上げるとなんと！セイゴ君ではあぁ〜りませんか！思わぬ本命に飛びはねながら

「砂だらけになった体じゃ写真写り悪くてカワイソウやから洗ったろな！」

とフッキングさせたまま大きな水溜まりに浸けた瞬間！”ポロッ！”とフックが外れ一目散に逃げて

行くセイゴ君。

「・・・。」

しばし消えて行った銀ピカの綺麗な魚体を思い出しながら海に向き直ってキャスト再開。

しかしヤル気とは裏腹にバイトはありません。と、離れた所でロッドを振っていたすぇさんが近づいて

きます。その様子がなんかおかしい、なんかぶら下げているみたいに見えます。

「ミノーなんか投げとったらアカン！ジグ投げな！！

こんなん釣れるんやから！！！」

なんと！しっかりツバスをゲットしてるじゃあぁ〜りません か！サイズは小さいながらも、いがり憧れの青物ちゃん！ なんでも数回バイトがあった後のヒットだったそうです。 回遊魚らしくバイトがあったのは１瞬だけで後はさっぱり との事。あぁ、釣りたかったなぁ・・・。

日が高くなってきてコンディションは悪くなる一方。とうとう憧れの青物ゲットとはなりませんでした。

場所を更に西の漁港に移動。アジ、イカの有名ポイントらしくエサ釣り氏達がワンサカいます。

間に割り込むようにしてキャストを開始しますが反応はありません。結局ここでのヒット（？）は

スレ掛かりのカワハギ君（なんと５cm！）だけでした。

早々に移動を決意し更に西の泊漁港へ。しかぁ〜し！ここでも魚の気配は微塵も無くまたも移動。

最後にたどり着いたのは夕べ１夜の軒先（？）を借りた酒津漁港。

魚が釣れそうな気配が微塵も無い程良い天気。海を渡って来る風が気持ち良くて一服していると

眠たくなってきます。やはりというかここもさっぱりで、ヒット（？？）したのはまたもカワハギ君･･･。

「好きやなぁ〜。」　←　あきれるすぇさん

「・・・。」　←　もはやニガ笑いしか出ないいがり

こうして日本海デビューは惨憺たる結果に終わりました。すぇさんによると今年は気温も高いので

例年よりもオイシイ時期が遅いのでは？との事。

よーし！涼しくなったらリベンジや！ね、すぇさん！！