”涙、涙のファーストキャッチ!。シーバス編”の巻(9/23)

何か遠くで音がしている。

「うるさいなぁ。」

そういって押さえつけたのは目覚まし時計。そう、寝坊してしまったのです。

目が開いた時には空が白み始めていました。窓の外は雨、カッパを着込んで出撃です。

向かったのは千鳥港。潮が満潮の時間だったので河口でのウェーディングをあきらめて波止の上

から攻めます。

先行していたT氏に声を掛けると無反応との事。どうも濁りがキツすぎるみたいでした。

フローティングミノー〜バイブレーションまでとっ替えひっ替えしてキャストしますが何の反応もありません。

と、少し離れた所でロッドを振っていたT氏が奇声を上げます。

「来たけどバラした。40位ちゃうか?もう1匹20位のが来たけどそれもバラした。」

との事。相変わらず魚に好かれております。

しばらくしてすえさん到着、状況報告しキャスト再開。しかし投げれど投げれど反応はありません。

潮も少し下げて来たので本命の河口へ移動。今日こそは1匹上げたいものです。

「今日も先に行かしたるから釣れよ!」 ← 優しいT氏であります。

ウェーディング開始直後、なんてこった!またもT氏にヒットです。赤穂中に響きわたる程の奇声が

聞こえたかと振り向くとT氏のロッドが曲がっています。見ていると余裕シャクシャクでランディング。

サイズは40cmクラスとの事でした。

「何でこうなるんやろなぁ。何で釣れんのやろ?(リールを)巻く早さかなぁ?ルアーセレクトが悪いんか

なぁ?」 ← ボヤキまくりのいがりでありました。

探りを入れながら河口の内側を攻めますがヒットどころかバイトすらありません。

石積みを終端まで探り、実績が高いコーナー部の外側を際引きしてみる事にしました。

ルアーをIGARIミノー70のグリーンバック(←クリック!)にチェンジし石積みスレスレを引きます。

と、ピックアップしようとロッドを立てかけた瞬間でした!水中から”ガバッ!!”と口が

出たかと思うとロッドが一気に引き込まれました!

「わっ!!」 ← 完全に不意打ちをくらってアセるいがり

約1月半ぶり(!)の強烈な引きに心臓はバクバクいってます。ラインもジッジッと引っ張り出され

ロッドもグングン引き込まれます。スプールを押さえながら浮かせにかかるとジャンプ&エラ洗い

でルアーを振り切ろうとヤツも必死です。

おとなしくなったところで波を利用し石積みの上に乗っけてハンドランディング。

上がってきたのは真っ黒な居着きの57cmでした。

ホントに久々の1匹。長くツライ日々でした。

無事キャッチできた時にはIGARAIミノーでの

ファーストキャッチという事もあり涙が出そう

でした。

このホッとした顔!

「これでツキが回ってくるわ。」

と声を掛けてくれたすえさん、T氏、感謝っす!

感涙にむせびながら一服し、再び石積みに乗りキャスト再開。少しずつ場所を移動し際を引いて

いると”コツッコツッ”と小さいバイト!

「お!」

ところが、水面に浮かび上がったルアーの真下で反転する黒い影。

「おしぃ〜!」 ← 思わず天を仰ぎます。

バイトも無くなったのでT氏とすえさんがロッドを振っている所へ戻り釣果報告。

すると、ここまでノーバイトのすえさんがいそいそと先ほどヒットしたポイントへ向かいます。

T氏と並んでキャストしますが反応はありません。アキラメモードになっていると、すえさんが戻って

来ました。

「どないだす?」

「IGARIミノーで1バイトあったけど乗らんかった。」

なんと!またもIGARIミノーにバイトがあったとの事!こりゃますます嬉しいっす!!

先日も別のポイントでT氏が2バイト取ったということですっかりお墨付きを頂きました (^-^)v

この後は1バイトもなくなったこともあり納竿しましたが、久々の魚にオリジナルでのファーストキャッチ

とHAPPYな(古い?)週末でした!

 

 

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