3月23日 大潮 晴れ 千種川

初物ゲ〜ット!!

釣友達からの爆釣情報を自慢気に聞かされ続け、身体中の血は煮えたぎっていました。

終業のベルをカウトダウンで席を立ち、「お疲れぇしたぁ〜!」と一声吼えて会社を飛び出します。

ポイントまでわずか10分、川面は干潮の時間帯のせいで程良く流れています。

スパイク付きの長靴に履き替え颯爽と(?)テトラに乗ります。

IGARIストレートミノーのテストがてらテトラの際をスローに引いてみますが反応はありません。

と、リトリーブしていたルアーの重みが”ふっ”と軽くなってしもうた!

「え?なんで?」

スルスルと軽くなったラインを涙ながらに回収し、IGARIミノー70をセット、今度は川の本流めがけてフルキャストします。

”ゴツゴツ”としたボラアタリが続いた直後!”モワッ”とくる待望のバイトが!!

「うっし!!」

”バシ!”とロッドを立てると”ググッ”とロッドを絞り込みます。今期初のシーバスです。大事に、大事に寄せてきました。テトラ際まで引き寄せた

頃、いきなり底に向かって突っ走られたその瞬間!”パシーン!”と音をたててラインが切れてもうたぁ〜(泣)

しばし呆然と川面を見つめふっと我に返ってIGARIミノー80をセットします。「こなくそー!」と本流めがけてキャストしリトリーブを開始した直後

またもヒット!!さっきのことがあるんでドラグはゆるゆるにしてあります。もうジージーラインを引っ張り出されツルツル滑る足元にヒヤヒヤしながら

必死に格闘。何度もテトラに潜られそうになりながらもやっとこさでランディング。上がってきたのは巨大なヒルまみれのシーバス君でした。

ヒルまみれですが今期初のシーバスに嬉しさもひとしおです。

サイズは67cm、ヒットルアーはIGARIミノー80でした。

しばし顔をながめた後にヒルをはがしてやってリリース。もっとデカくなってまた遊んでねん!

再びテトラに乗ってキャスト再開。キャストを繰り返していると何やら背後が騒がしくなってきました。振り返ると車が2台来ていて3人ほどのアングラー

がタックルの準備をしていました。持っているロッドからしてバスからの転向組のようです。

再びロッドに精神を集中しボラアタリと本命のアタリを嗅ぎ分けながらリトリーブ。と、”コツッ”と来るバイト!”ガツン”と合わせをくれると”バシャッ”

川面を割って魚体が光ります。しかし寄せにかかった瞬間、スポーンと軽くなってもうたぁ。しかもルアーの重みすら無くなってるぅ(大泣)

再び泣きながらラインを回収しアイルF90をセットしてキャスト再開。と、大声でしゃべりながら先ほどの3人がテトラに乗ってきました。

「うっとぉしいなぁ・・・。」

そう一人ごちながらキャストを続けます。と、そのうちの一人が「下(下流側)でやらせてもらってイイですかぁ?」と声をかけてきました。

「どーぞぉ!(よしよしコイツはマナーが良さそうじゃ)」

10mくらい離れたところでキャストを始めたその御仁と違い、もう一人のヤツのマナーが最低やった!ほんの2〜3mくらいの所に陣取り、こちらの

トレースラインにかぶせるようにキャストを始めやがった!!

むかっ腹がたったものの、せっかくの初物ゲットの喜びを台無しにしちゃもったいないんでぐっとガマン。と、背後ですさまじい着水音(?)がしたので

振り向くとさっきのクソッタレヤローがテトラで滑ってズブ濡れになっています。やーい、ザマァみろぉ!!

気を取り直して精神集中。と、またもバイト!ん?今度のヤツは妙に走ります。もしやボラかと必死に寄せてくるとスレで掛かったシーバスです。

やっとこ引き寄せガッチリキャッチ。一応数に入れときますかね(^-^)ちなみにサイズは60ちょいくらいでした。

無事泳ぎだすのを見送ってキャスト再開。するとまたもバイト!”バシッ”と合わせファイト開始。続けざまのヒットで背中に羨望のまなざしが注がれて

いるのがわかります。(ホンマかいな)

3匹目ともあって余裕のファイトで無事キャッチ。今度のヤツは50cmなかばといったところでした。

手元も見づらくなってきたんで一旦上がり、キャップライトを装備して旧大橋の下に向かいます。ところが上げてきた潮のせいで流れはかなり緩やか。

ぱったりとバイトもなくなったところで納竿しました。

しかし、せっかくの初物ゲットの喜びもマナーの悪いアングラーのおかげで台無し。皆さん!(自分も含めてですが)楽しく釣りをすろためにもマナー

を守りましょうね!