3月25日 大潮 千種川

相変わらずのおとぼけ野郎

昨日の釣果に気を良くして目覚ましよりはやく目が覚めてしまった。外は天気予報どおり雨、おまけに風まで吹いています。

「こりゃきびしそうやなぁ。」

薄っすらと明るくなってきた頃出発、時刻は5:50分でした。

ポイントに到着すると釣友すえさんの車が止まっています。まずは様子見、と傘をさして車を降りるとすえさんの

後姿が見えました。声をかけ夕べの状況を聞きましたが上げ潮のせいで状況は芳しくなかったとの事でした。

ますます風も強くなってきて傘が飛ばされそうになります。こりゃぁアカンは!

「小降りになったら出直すわ。」

すえさんと別れたもののせっかく早起きしたんやから、と海を見に行ってみることにしました。

河口のいつもの場所にT氏の車が止まっています。おっさん、溺れとるんとちゃうやろなぁ。

やはり朝は無理と判断して一時帰宅。

家でゆっくりと昼食を食べ、いつものテレビが終わったところで再度出撃。場所はもちろんパチンコ銀座前です。

ポイント到着、とT氏の車とMさんの車が止まっていおるじゃぁあ〜りませんか!ヤバイ!先越されたぁ!!

慌ててタックルの準備をし二人のもとに駆け寄るとデカイナイロン袋に5〜6匹のシーバス君が入っていました。

「いつから来とったん?」 ← いがりです。

「昼からや。今日はアンマ濁り入ってへんわ。」 ← Mさんです。

「今頃来ても遅いでぇ。相変わらずタイミング外すやっちゃなぁ。」 ← いつものおっさんです。

「・・・・・。」

なるほど、雨は降っていますが川の水はキレイな色をしています。それでもこんだけ釣れるっちゅうことは相当

(シーアバスが)溜まってたんすね。

他にもアングラーの姿が見られ、バスロッドをひん曲げながらシーバス君をズリ上げていました。

話もそこそこにキャスト開始。昨日までと違ってルアーもハッキリと見え、時折水中に銀色に光る魚体も見えます。

マシンガンキャストを繰り返していると”グッ”と乗っかるバイト!

「ぅおりゃ!!」

とアワセを入れると気持ちよい引きが!よしよし、これでボウズはないど。緩めにしてあるドラグがジージー鳴り

ロッドがひn曲がります。よいせ!こらせ!と寄せてくると・・・ん?何やら頭の形が平べったい。そうボラ君でした(泣)

大事なルアーを切られちゃかなわないのでおとなしくなったところを慎重にズリ上げてホッと一息。

寝そべるボラ君に苦笑いしながらボチャンとリリースしてキャスト再開。しばし時間が経ったところでまたもバイト!

「うっし!!」

”バシッ!”とアワセを入れた後にファイト開始、今度は横に走りません。今度こそシーバスや!

テトラの中に潜られないように誘導しながら岸際の浅場に乗せてまずは一息。さぁ〜てラインよ切れないでくれよ!

護岸のブロックに足を掛け慎重にラインを手繰り寄せショックリーダーに到達!もうこれで安心やぁ。

「痛いな、ごめんな。」

とブロックに体を擦られて上がってくるシーバス君に誤りながらなんとかキャッチ。サイズは60弱というところでした。

周りがにぎやかになってきたので振り向くとアングラーの数も増え、ヤジウマ連中もゾロゾロいます。メジャーな場所

で足場も良いだけに仕方が無いんですが気になって集中できません。そこで日暮れまでウェーディングすることに

しました。実はさっきから上流側にウェーディングしてる人がいて気になっていたのです。

いそいそとウェーダーを着込みザブンと入水。本命の石積みまで一直線に行進です。

流れに乗せるようにキャスト&リトリーブを繰り返しますが反応はありません。ふと上流にいるアングラーを見ると

ロッドが曲がっているじゃぁあ〜りませんか!う〜ん、楽しそう!!

負けるもんかぁ!と手当たり次第にキャストを繰り返しルアーローテーションも徹底的にやりましたがシーバスからの

コンタクトはありませんでした。

やはりこの時期シーバスは流れのぶち当たる岸際に固まってベイトを待ち伏せしてるようですね。流れの速い本流部

では食ってきませんでした。

来週末は大潮の後の中潮、しかも夕マズメに干潮があたるという絶好のタイミング。今度は逃がさへんでぇ!!