4月4日 AM5:30〜13:30 若潮 晴れ 千種川河口

よりによってこんな日に・・・

今日は有給休暇を取っての釣行です。昨夜から気合を入れすぎて目覚ましよりかなり早く目が覚めてしまいました。

タイドグラフを見ると深夜に干潮を迎えAM9:00前に満潮、こんつぁイイ条件ではなさそうでした。

ポイントに到着したのはAM5:30、場所は千種川河口の大波止で東の空はかなり明るくなってきていました。

海を見ると案の定かなり潮は上げてきていておまけに風のせいでかなり波がたっています。

「うわぁ〜、こりゃ入れんなぁ・・・。」

波立つ海を眺めながら思案した後、思い切って入ってみることにしました。

ザブンと入水すると上から見ていた以上に波が高くてキビシイ状況。とりあえずキャストを開始しますが、ものの30分も

しないうちに「辛抱たまらん!」と撤退を決めそそくさと上陸。

 

次に向かったのは同じ千鳥の小波止。ウェーダーを着たままだったのでコンクリートの波止には乗らず根元の石積み

からキャスト再開。とりあえずミノーから試してみますが反応無し。次にバイブレーション〜メタルジグまでローテーション

しながら先端部分を目指します。

と、波打ち際に浮かぶ白い物体が。近寄ってみると・・・

「ゲッ!犬の死骸やん。イヤなモン見てもうたなぁ・・・。」

半ば腐敗が進んでいたようで海面から出ている背中には穴なんぞが開いています。逃げるように先端部までダッシュ

してホッと一息。気を取り直してキャスト再開です。

TDバイブジグを沖目掛けてフルキャスト!過去に実績のある辺りをくまなく探っていきます。すると”コツッ”というバイト

の後に”ギラッ”と反転していく影。

「ありゃぁ〜!追ってきとったなぁ。」

その後ロッドに伝わってくるのはボラバイトばかり。ここもダメかと移動することにしました。

 

次に向かったのは千種川上流部のパチンコ銀座前。さすがに平日の朝だけあってアングラーは一人だけです。

車を止め顔なじみになってしまったそのアングラーに声を掛け情報収集。

「今日はどないです?」

「(首を横に振りながら)干潮の時の方がエエみたいやね。」

「まぁ川はしょうがないっすよ。下げでないと流れませんもんねぇ。」

しばし投げようかと迷ったんですが釣れてないと聞いちゃ戦意も喪失してしまいます。おまけにドピーカンの天気と

気持ち良く吹いてくる風のおかげで眠気におそわれてきました。タバコをくわえながら護岸に腰をおろして日向ぼっこ

なんぞを楽しみます。

川を見るとキレイな水でボラの群れがゆっくりと水面近くを泳いでいていかにもシーバスは釣れなさそう。

結局キャストするのを止めて更に上流の潮止め堰堤に移動することにしました。ところが、堰堤に到着すると何やら

工事中の看板と立ち入り禁止の柵が・・・。

「ありゃ?なんじゃこりゃ?アカンやん。」

というワケでまたも移動を強いられたのでした。

 

次に向かったのは朝イチのポイント。風もだいぶ収まってきたので入れそうだったんですがあいにくの満潮です。

「もうちょっと待つか・・・。」

とりあえず防波堤の上からメタルジグのフルキャストで様子をみますが何の反応も無し。「やっぱ入らんとアカンな。」

ということで”ザブン”と入水すると胸までくる水位にヒヤヒヤしながら浅瀬に移動。すっかり日も高く上がっていたので

いきなりバイブジグで様子をみます。

波止の内、外と交互にキャストしていると水中にひるがえった銀色の影。

「追ってくるけど口使わんなぁ・・・。」

キャストを繰り返しているとまたもルアーのすぐ後ろにピッタリと張り付いて泳いでくるシーバス君、目が合った(?)

途端一目散に引き返していきます。

それなら!とタダ巻きで引いていたバイブジグにロングジャークを加えてアクションをつけてみます。すると!

「お!食った!!」

サイズは小ぶりながらも久々に見せてくれたエラ洗い(川シーバスってエラ洗いせんもんねぇ)に感動の嵐です。

せっかくなんで写真撮ってみました(^o^)

シーバスの醍醐味っつぅたらこれやもんねぇ。

やっぱ海シーバスは元気がイイ!

ヒットルアーはTDバイブジグ(アジ)。

サイズは40cmくらいのキレイな魚体でした。

キャストを繰り返しながら防波堤と平行に走る石積み波止を目指します。途中何の反応も無いままコーナー部に到着

していまい、残る希望はT氏お勧めのポイント。まだ潮が高くて奥まで入れないのでメタルジグでなんとか届く距離です。

追い風に乗せるように高めにキャストしタダ巻きからジャーク、トゥイッチと色々なアクションで誘ってみます。

すると、遥かかなたの沖で海藻を引っ掛けたかのようなバイト!

「ん?ヒットか?」

追い合わせを入れてみると確かに手応えがあります。

「おぉ、掛かっとぉわ。」

大した抵抗もみせずにおとなしく寄ってきます。よっしゃ、よっしゃとニヤニヤしながら近くまで寄せた瞬間!最後の抵抗

エラ洗い1発で”スポーン!”とバラシ(泣)。油断したんがまずかったなぁ。サイズはさっきと同じ位のようでした。

その後昼飯も食べずに粘りに粘ったんですが結局それっきり、へとへとに疲れて納竿しました。

上司の顔色をうかがいながらせっかく取った休暇でしたが、よりによってこんな潮にこんな天気!次に休暇取る時は潮

見てから取らなくっちゃ!(って、おいおい・・・)