5月2〜4日 雨〜晴れ 淡路島(志筑港、郡家港、伊比港、福良港

メイストーム2001!

いやぁ〜、この連休は釣りに行きまくってます。1日に続き2日から4日にかけて淡路島にサバイバル釣行に行って来ました。

メンバーは昨年の夏に同じツアー(笑)に参加した会社の大先輩(みんな定年前後位のご年配)のM田さん、M畑さん、H田さん

U田さんです。

現地にAM7:00集合!との事でしたが初日の朝マズメを逃したくなかったので1日のPM11:00自宅出発。高速を使って

一気に現地入りです。集合場所は淡路島の東岸中程にある志筑港、雨がポツポツ降っていて風も吹いています。

暗いうちはテトラに乗りたくなかったので酒を”キュ〜!”とひっかけて早めに仮眠です。

 

5月2日(志筑港〜郡家港〜伊比港)

AM4:00携帯のアラームに起こされると相変わらず雨と風が吹き荒れています。しばし車の中で”ボー”っとした後覚悟を決めて

外に出ました。

「ぅわ、寒ぅ。」

そう、気温の低下は予想をはるかに越えていました。持ってきていた服をみんな着こんで完全武装。狙いは当然シーバスです。

”えっこらさ、やっこらさ”とテトラを渡って波止に上がってホッと一息。まずはフローテジングミノーで波止の際をテクトロで探ってみます。

何往復かしているうちにだいぶ明るくなってきました。と、漁港の方から双子のような2艘のデカイ船が沖の一文字波止スレスレを

かすめるように曲がってきたかと思うと乗っている波止の方へ近づいてきます。

「おいおい!何するつもりや?」

すると波止から20mくらいのところで向きを変えたかと思うと”細胞分裂”するかのごとく二手に分かれた船の後方に”ズザザザ・・・”

音を立てて巨大な網が引かれていくのが見えました。

「なんちゅう事すんねん!根こそぎもってってまうつもりかい!!」

船に向かってこぶしを振り回してわめいてはみるものの延々と続く波止沿いに走り去ってしまいました。

「・・・。」

怒りは収まらなかったものの相手はこれでご飯を食べてる人達、仕方が無いかとあきらめることにしました。

AM6:30、昼飯のオカズを釣るためのエサを買いに釣具屋に走ると大阪から来たツアーのメンバーと落ち合う事ができました。

挨拶を交わした後に先の”細胞分裂船”の話をするとみんなで顔を見合わせ意気消沈した様子。

せっかく来たんやから、と港に向かったものの雨風は益々激しくなりとてもやないけど釣りなんか出来るかぁ!状態に。

早々と見切りをつけ風裏になりそうな島の西側に移動することにしました。

次に到着したのは郡家という港。風の影響はあまりなさそうでしたが釣り人が1人もいません。

「人がおらんちゅう事は釣れんちゅう事やなぁ。」

などと言いつつもとりあえず竿を出してみます。と、開始早々H田さんにガシラがヒット!それを見ていた他のメンバー、

「釣れるやん!」

と、俄然ヤル気がわいたんですが結局この1匹のみ。降りしきる雨にオジサマ達のガマンも限界、それもそのはずでフル装備

だったのはいがりだけ。他のメンバーの格好といえば長靴装備でカッパ無し(H田さん)、カッパ装備で長靴無し(M田さん、U田さん)、M畑さん

にいたっては普段着で傘+タオルのほっかむり(笑)装備という「あんたら何しに来たん?」と聞きたくなるような格好でやってたのですから当然と

いえば当然です。

時間も昼前になってしまい背に腹は変えられん!とコンビニで食料を調達してから次なる港に移動です。

初日最後の港は島の南西部に位置する伊比港、鳴門大橋を一望できるロケーションも綺麗で過去の実績もバツグンとのこと。

雨を避けるため海水浴場脇の公園のベンチ(傘付き)でランチです。ワビシイ食事を焼酎パワー(昼から酒盛りです)で紛らわし雨が止むのを待ち

ますがその気配はありません。

「ジッとしとってもオカズは手に入らん!行くで!」

と、ヤル気の残っている3人でテトラに乗り実釣再開。場所を移動しながら魚の気配を探っていきます。

慣れないシラサエビにオチョクられながらなんとか釣り続けていると波止の先端で釣っていたM田さんから歓喜の声が上がりました。

「やっと食わせたでぇ!さっきからエサ取られとったんや。」

と、右手で高々とかざしたのは本日最大となる28cmのグレ(メジナです)でした。

PM4:00、車を止めてある方角へ戻ってみると御休憩していた残りのメンバー達もテトラに乗っています。バケツを除くとガシラとアイナメが結構

上がっていました。

「さぁ!メシの支度しよかぁ!”チュー(焼酎です)”のお湯沸かせや。」

とのかけ声で買出し部隊と調理部隊に分かれて準備にかかります。ワイワイ言いながら魚を捌いたり炭をおこしたりしていると小康状態だった雨が

またも降り出してきます。

「わちゃぁ〜、油に雨が入ってジュンジュンいうとるわぁ。」

「こらアカン、屋根のあるトコに行こ!」

「でも、炭おこしとるのん持って行かれへんがな。」

「せっかくぬくめた”サトウのご飯(笑)”が冷めてまうでぇ。」

などと大騒ぎしながら先の公園ベンチ下に移動、これで安心と支度を整え宴の始まりです。

「から揚げは2度揚げや、ほしたら骨まで食えるでぇ。」

「2度目の温度は何度がエエんやろ?」

「おい誰か食うてみぃ!どや?まだ固い?ほんなら3度揚げや。」

「地卵もあるでぇ。これ目玉焼きにしたらウマイでぇ。」

「え?あんたカレー20倍(辛さが)かいな?ようそんなもん食うなぁ!」

・・・かように宴は盛り上がりみんなとってもイイ気分。雨は益々激しさを増し小さなベンチの傘なんかまるで役にたっていませんでしたが酔って

しまえば関係なし。こうして”立ち飲み”宴会は10時頃まで続いたのでした。

 

5月3日(志筑港〜福良港)

明けて3日、またも携帯のアラームに叩き起こされ車の外を見ると雨は止んでいません。ゴソゴソと狭い車内でカッパを着込み朝マズメのシーバス

狙いに出ます。しかしひとしきり投げてはみたものの”なぁ〜んも無し!”ベイトはうじゃうじゃ居るんですがシーバスの”シの字”もありません。

オジサマ達も起きだしてきて朝飯の支度を始めています。朝のメニューはカップヌードル(BIGサイズ)とチューのお湯割(朝からよう飲むわ)。

今日は雨も上がりそうなので魚影の濃さではダントツの志筑港に戻ることにしました。

と、公園の横にあるオートキャンプ場の管理人らしきオジサマが寄って来て声を掛けてきます。

「あんたら長いこと車止めるんか?」

「いや、もう出ますけど。」

「ホンマはここに(車を)止めんの金要るんやけどね。」

と、横目でにらまれながら看板を出しています。見ると「駐車料金¥500」「海水浴場付近での焚き火はご遠慮願います」と書かれています。

それをみた一同、慌てて片付けを済まし一目散にその場をあとにしたのでした。

AM9:30志筑港到着、昨日と違って日差しが強く暑いくらいです。

「今日は言い訳でけへんなぁ。」

「まずは健闘を願って乾杯しよか。」

みんなでビールを”キュー!”とあおってテトラを渡りいざ勝負!

・・・ところが午前中はさっぱりダメ。出ていたお日様も雲に隠れ、風も出てきてまた寒くなってきました。「今日も昼は魚が食えん!」とスーパーで

買ったパック寿司を寂しく食べながら肩を落とす5人。

「風の当たらんトコ行こ。波止の根っこやったら大丈夫やで。」

と、家財道具一式を担いで避難。ジッとしてられないメンバーだけで実釣再開です。

「アタリあった!魚おるで!」

とのM畑さんの一言でヤル気復活のメンバー達。釣り客も増えてきて波止の上は大賑わいです。みんなの狙いはガシラ、チヌ(黒鯛です)でしたが

チヌの方はさっぱり、ガシラチームはポツポツと数を伸ばしていました。

そんな時、地元のチビッコが1mも無いグラスロッドに極小リールというタックルを持ってテトラを降りてきました。ジッとこちらを見ていた少年、おもむろ

に足元のテトラの隙間にエサを落としこんでいきます。するとほどなく少年のロッドが大きく曲がったではあぁ〜りませんか!

「え?」

あっけにとられていると極小リールをギリギリ巻いて一気に抜き揚げたのはナイスサイズのガシラ君。「見たか!」と言わんばかりのニンマリ顔で少年

は父親のもとに走り去っていったのでした。

そんな釣り方を知らなかったオイラとU田さん、”長ぁ〜い”磯竿を一気に引っ込め乗っているテトラの足元にスルスルと落とし込んでみます。

すると!手元に伝わる”プルプル!”という感触が!

「おぉ!?」

一気に抜き揚げるとナイスサイズのガシラ君。ほとんど”手釣り”状態だったので直接手に伝わってくる感触は何とも言えない心地良さです。

「こりゃエエわぁ!」

穴という穴に突っ込んでいき順調に数を伸ばしました。なるほど地元の人達はみな同じ釣り方をしているようで持っている竿はどれも短いようです。

よっしゃ!オイラも帰ったらガイラロッドを作ったるでぇ!

”これって乱獲やないの?”というくらいにバケツが一杯になったところでスットプフィッシング。今日で帰るとう3人に魚を渡して別れました。

M田さんと2人きりになってしまったので自炊も面倒くさくなってしまい道中のそば屋で夕食を済ませます。さぁて明日はどこを攻めようかとカーナビ

とにらめっこしながら車を走らせたどり着いたのが福良港、また島の南西部に戻ってきてしまいました。

「とりあえず車が止められて酒が飲めたらエエがな。」

くらいの気持ちだったんですが、港を見ると若い釣り人達が”ロッドを振って”います。

「何やろ?シーバス(狙い)?」

車を降りて近づくと足元にメバルが横たわっていました。

「お!メバルやん!メバルが釣れるんやん!」

すっかり疲れきっていた体に闘志が蘇ります。「ま、ガンバレや。」と先に寝るM田さんを車に残し嬉々としてキャスト開始。すると1投目!

”ブルブル!”と伝わる心地良いバイト!

「お!1投目から来た!」

サイズはオチビちゃんですが淡路での初メバルに気分は最高潮!

表層をトゥイッチしながら引いていたワームに飛びついてきました。

「活性高そうやん!」

ホクホクしながらキャストするとまたもヒット!

ちょっぴりサイズアップです。クリクリお目目がとってもキュートです。

もう入れ食い状態で次々とヒット!ルアーでの釣果を期待してなかった

もんで益々イイ気分になり益々酒もすすみます(オイオイ!)

比較的大きな2匹のみキープし残りはすべてリリース、今度来た時に

また遊んでねん!

あれよあれよという間に13匹のメバルをゲット!う〜む淡路恐るべしです。PM11:00バイトも遠のき酔いもまわってきたので寝ることに

しました。明日は最終日、なんとか淡路シーバスをゲットしたいものです。

 

5月4日(土生港)

目が覚めるとすっかり明るくなっています。時計を見るとAM5:30、すっかり寝坊をしてしまいました。おまけに頭は重く胃はムカムカ、夕べあまりの

気持ち良さに飲みすぎてしまったようでした。隣で寝ていたM田さんはとっくに起きだして朝の散歩としゃれこんでいます。

”ボヘー”とした頭のままトイレで顔を洗い、自動販売機のホットコーヒーを飲みながら海を眺めて作戦会議。少し距離はありますが昨年の夏に行った

土生港で大物狙いということになり移動開始です。

AM8:30土生港到着、見ると巨大なテトラの上にポツリポツリと人影が見えました。町営の駐車場に車を止めていざ出陣、相変わらず胃はムカムカ

してて欠伸ばかりが出ます。

波止の先端に向かって歩きながら他の釣り人の様子をうかがうと狙いはグレとチヌの様子。アジもまわって来ていないと聞いてM田さんの戦意は一気に

下がってしまいました。

「グレはいらんのや。赤い鯛が釣りたいんやけどなぁ。」

と釣りだしてはみたもののエサ取りすらいない状況です。と、隣で竿を出したまま釣具屋に行っていたオジサマの竿がしなっていて波止から落ちそうに

なっていました。慌てて駆け寄りガッチリつかむとラインの先にでっかいボラが掛かっているではあぁ〜りませんか!

「ちゃんと上げとかへんからや。これどないすんねん!」

比較的おとなしくしてるボラ君を見て竿さえ落ちなきゃエエやろ、竿を引き込みでっかいクーラーを重しにしてオジサマが帰って来るのを待ちます。

時折”グググッ!”と竿がしなるもんでヒヤヒヤもん。「磯竿ってよう曲がるもんやなぁ。」などと見ていると当のオジサマがやっと帰ってきました。

「ボラ掛かってますわ!」

「え?ボラ?わっちゃ〜!」

なんせ高い波止です、6mのタモ網なんかじゃとても届きません。

「すんまへん!ちょっとごめん!」

と周りの釣り人に声を掛けながら1段低くなっている所までボラ君を誘導しながら「ごめん!すくうて!」と必死のオジサマ。

タモ網を持って駆け下りタモ網を伸ばしてすくってあげると

「助かったわぁ〜、ありがと。」

「丁度ボラが食い易いトコにエサが垂れとったんやね。」

「これからはちゃんと(エサを)上げとくわ。」

その後M田さんもすっかり戦意焼失してしまいガシラ2匹を釣ったところで早々と納竿、午前中で淡路を後にしたのでした。

出発前は食料は釣った魚のみ!寝泊りは野宿!と意気込んで出発したサバイバルツアーでしたが魚が食えたのは1食だけ。しかも

醤油を持ってこず買い忘れるという最悪の事態(?)で刺身も食えずじまいという結果に終わりました。敗因は事前の情報収集不足と

お互いの連絡不足。今度来る時は準備万端で望みたいものです。

 

それにしても今回の釣行記、3日分もあるうえ写真も少なくなってしまって最後まで読んでくれる人いるだろうか・・・。