月3日 中潮 晴れ 千種川河口

恋しい彼女は煙と共に・・・

まだ4時前だってぇのにもう薄明るくなってきてる。ホンマ週末は睡眠時間が足りません。

今朝は激シブ状況が続いているシーバス狙いに千種川河口でのウェーディングです。いつもの駐車スペースに車を、っと見慣れた車と他府県ナンバーの車が。

「ありゃ?金曜日退院やったはずやのに?」

不幸な転落事故で半身サイボーク(?)だったT氏、生身の身体に戻るべく手術の為に入院していたのです。で、金曜日に退院したばかりだというのに早くも繰り出して

いるとは・・・。さすが魚神の生まれ変わり(笑)、恐るべしです。

苦笑しながらタックルの準備を整え堤防を乗り越えると信じられない物が!

「?何じゃ?」

防波堤の幅2mも無いスペースを完全占拠していたのはテント!!すっかり道をふさぐかのように我が物顔で鎮座ましましています。

「けぇな(こんな)トコに(テントを)張りやがって!何考えとんねん!!」

中で惰眠をむさぼっているであろう2人を睨み付け、「海に放り込んだろか!(オイオイ)と湧き上がってくる怒りを静めながらしばし思案。どう見てもスリムなオイラ(え?)が

通れるスペースはなさそうでした。仕方が無いので防波堤の壁(?)伝いにテントをかわし、”オリャ!”と飛び降り華麗に着地(疑問?)。振り返ってテントを再び睨みつけ

つつエントリーポイントへ向かいます。

今朝は8:30が満潮で干満も少ないので潮は結構高め。見渡しますが先行しているはずのT氏の姿はありません。やはり一気に沖まで出ているようでした。

とりあえずバイブレーションをセットしキャストしながら足早に沖に向かいます。T氏の姿が確認できるところまで進行しますがこの間まったく反応無し。

「久しぶりやなぁ。」

「社会復帰すんの早すぎるんとちゃうか?どない?」

「1バイトあっただけ。」

う〜む、ここのポイントでもダメっつうことはやはり今日も?

T氏が休業中の状況を説明しながらキャストを続けているともう一人見慣れた姿が。と、「来とるで!」とのT氏の声に振り返るとすえさんのロッドが曲がっています。

ところが上がって来たお姿は何やら細長い?

「ダツやん!」

そうや、愛想無いシーバスはアキラメてダツでも釣っちゃろ!と、赤金のスプーンにチェンジしマシンガンキャスト&ファーストリトリーブ!さぁ!食え!食え!!

・・・しかし期待のダツ君にもフラれ、ますます意気消沈の一同です。

かなり潮も上げてきたので石積みの際引きでもやってみるか!と石積みに乗り際ギリギリにトレース。と、”ゴツ、ゴツ!”と来るバイト!

「お!」

”バシ!”と合わせると”ググ!”と来る小気良い引きが!

「来たで来たでぇ!」

あぁ、何と久々のこの感触!時折”グン!”と力強く潜り石積みの影へと走ります。「そうはさせるかぁ!」と沖方向へ誘導し浮かせにかかると今度はジャァ〜ンプ!

サイズの割に中々のファイトを楽しませてくれます。

「う〜ん、気持ちエエ!これで釣行記が更新出来るでぇ。ん?カメラ持って出てないやん!」

などと色んな事が頭の中を駆け巡っていると・・・

”スポーン!”

「あぁりゃぁ〜!バレてもうたぁ〜・・・。」

もう茫然自失、嵐のように頭の中を駆け回っていたキャッチ後の光景が煙と共に澄み切った青空へと消えていったのでした。

頭から煙を立ち昇せながら釣友達を見回すとT氏は上流側に、すえさんはコーナー外側を胸まで浸かって攻めています。

「エライしつこうぅ投げとんなぁ。バラシたんとちゃうか?」

「ホンマや。あれやったらウェーダーん中に水入っとんちゃうか?」

一人キャストを続けるすえさんの後ろ姿を眺めながら合流したT氏と休憩タイム。粘りが心情のすえさんですがさすがにアキラメたのか合流して状況説明。

「石積みの切れ目でトップに出た。もうゴッツゥ面白かったわ!」

聞くと、1バラシの後もトップにガンガン出て来たそうなんですがフッキングできなかったとの事。トップと聞いて胸が躍ったんですがまだ潮は上げの途中、到底近づけないんで

アキラメましたが今度試してみようっと!

潮止まりを迎え、石積みの上で釣り談義に花を咲かせた後にキャスト再開。しかし状況は変わらずバイトは無し。と、少し離れた所でキャストしていたすえさんにまたもダツが

ヒット!なんやダツに好かれとんなぁ〜。

その後はT氏に1バイトあったのみで完全無欠に反応無し、3人揃って大きなため息をついて納竿しました。

結局すえさん2ダツヒット、いがり1バラシ(泣)、T氏2バイトのみ(号泣)という惨憺たる結果に終わりました。今年の夏もキビシそうです・・・。