4月13日 | 大潮 | 晴れ | 月齢0.3 | 千種川・パチ銀前 |
やっぱり逃がした魚は・・・
「むちゃくちゃ釣れたど!5ヒットに4バラシや!!」
そうT氏から聞かされたウィークデー、仕事が手に付かなくなり(笑)早く週末が来ないかとウズウズしていました。
「土曜日出勤を・・・。」
と目で訴える上司を無視(オイオイ)して早めの就寝は金曜の夜であります。
AM5:00過ぎポイント到着、場所はいつものパチ銀前ですが今朝は尾崎側からのエントリーです。片○釣具のおっさんに見つかると面倒
なのでコソコソと(笑)身支度を整え一気に土手を駆け下りいざ入水!目的地である石積みまで早足で向かいながらスナップを結びルアーを
セットします。
潮は干潮から上げに入る時間だったので悠長な事はやってられません。途中の実績ポイントを素通りし石積みに到着です。
「小さいルアーがいかなる状況でも強い!」
と豪語する師の教え(笑)に倣って70mmのルアーをセット、みるみる明るくなって来る中アセリながらキャスト開始です。ところが!夜明けと
同時に川上から吹き降ろす風は激しさを増し軽量なルアーではまったく飛距離が伸びません。
「こらぁアカンわ。」
と重心移動タイプの90mmに付け換えてライナー気味にキャスト、激浅の水深で”ゴンゴン”底を叩きながら根がかりの恐怖と闘います。
と、”コンコン”と底に当たる感触が”ゴツン!”という嫌な感触。
「あ!」
遂に根がかり、ロッドを振って脱出を試みますが一向に外れる気配がありません。
「クッソー・・・。」
水草であることを祈りつつ強くロッドをあおった瞬間!”ジ、ジ、ジー!”とドラグを鳴らせてラインが引き出されていきます!
「ぅお?!」
思わぬ重量感!ウルトラライトのロッドはひん曲がり引き出されるラインはとどまる様子がありません。
「こらぁデカそうやど!」
スプールを押さえ魚を止めに入った瞬間!”フッ”となくなる生命感、
「え?」
あっけにとられしばしボウ然、おまけにリールを巻きだすとラインが風になびいて”ヒラヒラ”・・・。見るとリーダーがボロボロになっています。
「こらぁ切れてあたりまえやな。もったいな・・・。」
逃がした魚とロストしたルアーに思いをはせながらポケットを探るとフロロの8号。「んぎぎ!」と言いながらリーダーを結ぶとでっかい結びコブ。
案の定キャストの度にガイドに当たる音が響きます。
「まだおる(いる)ハズや!」
と同じラインをトレースするとやはりバイトが!”コココン!”という感触の後に”ククク!”という手ごたえ。”パシャパシャパシャ・・・”と抵抗らしい
抵抗もみせずにあっさりキャッチです。
魚体はボロボロ傷だらけで元気無しの45cm。 ヒットルアーはアイルマグネットF90(イワシ)でした。 |
さっきの感触が残っているだけによけい小さく感じてしまい喜びもイマイチ、すばやくリリースを済ませ次のヤツを狙ってキャストです。
だんだん潮は上がってきたとはいえ、瀬になっているこのポイントは根がかりとの闘い、案の定ルアーを食われてしまいガックリ。それでも
時折訪れるバイトとバラシに立ち去りがたく流しに流したんですがジ・エンド。吹きすさぶ冷たい風に体も冷え切ってしまいスゴスゴと退散したの
でした。朝の部の結果は1キャッチ4バラシ(泣)2ルアーロスト(号泣)でした。
「このままで終わるワケには!」
と夕食を済ませた18:30。上げに入る潮にまた川に入ろうとも思ったのですが、足場の悪いポイントに夜立ち込むのも不安になって河口に
向かいます。いつもの駐車スペースに着くと3台ほどの先行車。
「ありゃ?エライようさん止まっとるなぁ。」
身支度をすませ波止の階段を上がるも人の姿は見えません。
「まさか入っとんちゃうやろな?」
心配したのもつかの間、扉正面の川筋に5、6人の人影が。本来潮干狩りが禁止されてるこの場所ですが闇夜に乗じて・・・という方々のよう
でした。
ところがちゃっかり釣り人もいて、エントリーポイントの階段を椅子がわりにノンビリと電気ウキです。
「すんませぇ〜ん、降りたいんですけど。」
「あぁ!どうぞどうぞ。」
とエラく愛想のイイおじさまに階段を空けてもらいエントリー。潮は思ったよりも高めだったので沖コーナーまでで勝負とキャスト開始です。
昼間吹いていた風もどこへやら、波もほとんど無くベタ凪状態の中ボラがジャンプする音だけが響いています。実績ポイントを中心に叩きまくり
ますが反応無し。
「こらアカンなぁ、今日は回って来てないんやろか・・・。」
と、トップガイドにリーダーの結び目が当たる音が聞こえた瞬間、”コココ!”というバイト!
「お!こんな近くで食いよった。」
残念ながらフックアップしなかったのですが、あのバイトは明らかにセイゴクラス。ノーバイトも覚悟していたのでヤル気が復活します。
・・・が、結局それっきり。ガックリと肩を落としての帰宅とあいなりました。