4月13日 | 晴れ | 中潮 | 月齢11.3 | 水色:濁り |
復活のノロシを上げろ!
「やっとこ腰も治って来たんでリハビリしようと思うんやけどどぉ?」
と、いつもの釣友すえさんを誘って実に1年ぶりのシーバス釣行に出かけてみました。巷ではリバーシーバスの最盛期を迎え
川は連日アングラーで賑わっている様子。自由にならない足腰と雑用にストレス満タンだったもんでいざ!解消!!です。
ところが!引越しのドタバタでルアーが見当たらない!あせりにあせって未だ開けてないダンボールをひっかきまわしやっとこ
2ケース分のルアーを発見。と、今度はショックリーダーが見当たらない。んん?そういやスナップもないやん!ラインも巻き換
えんとイカンしライトの電池はあったっけ?と、久々の釣行にワクワクドタバタしながら準備を整え就寝。しっかり遠足前の幼稚園
児(笑)みたく目覚ましよりも早く目が覚めてしまいました。
6時の集合時間にもかかわらず自宅を出たのがAM5時、9時過ぎが満潮だったのですが
「このところ河口も数が上がらんのよ。」
と言うすえさんの言葉に従い上流部のポイントへ向かいます。ここは毎年ハズレの無いポイントで先日もT氏とすえさんがオイシイ
思いをしたそうです。
「まずは1本!」
と気合を入れてキャストを始めます。
『小さめのローリング系が良かった。』
とのT氏情報だったのですが、昨夜の捜索(笑)で発見出来たのはウォブリング系がメイン。おまけに昨日の雨で相当キツイ濁りが
入っています。
「アピール系がエエんかもしれんけど明るなってきたしなぁ。」
と細身のリアル系を試してみます。何投かの後、実に、実に久しぶりの感触がロッドに伝わって来ました!
「おぉ!来た!来たぁ!!」
と叫びながら(笑)今年初の1本を大事に寄せて来ます。手応えからするとサイズは小さそうですが、なんといっても初物!逃がして
なるものくゎ!心の中でも叫びながらバクバクいってる心臓をなだめならがのファイトです。
ところが!”スポーン!”と跳ね返るロッドにしばし唖然。くっそー!獲りたかったのにぃ!!
気を取り直してキャストを繰り返します。昨年まではここが良かったハズや!というポイントにルアーをとっかえひっかえしながら
キャストしていると2度目の感動が!
「よっしゃ!来た!」
今度こそ!と更に慎重にファイト、手前まで寄せては走られ、寄せてはドラグジージーとヒヤヒヤしながらあとちょっと!
「よっしゃ!(リーダー)掴んだ!頼むから口開けて!アカン!ルアー外れそうやぁ!etc・・・。」
と尚も抵抗を続けるヤツをなかば強引にキャッチ!遂に初物ゲットです!
嬉しい嬉しい1本目!約1年ぶりのシーバス君です。
典型的な春のリバーシーバスで魚体はボロボロ。ヒルは付いて いませんでしたがご覧のとおり体側にでっかい傷跡がありました。 サイズは62cmでヒットルアーはシーバック(アユ)でした。 |
しばし感動に震えていると背後で水音が。釣友すえさんの到着です。
「どうもご無沙汰しとりやす。」
「どげな?」
「1ヒット、1バラシ。」
「すごい濁っとんなぁ。なんで?今日あたりはクリヤーかと思ったんやけど?」
「昨日は1日雨やったもん。」
と昨年秋のジギング以来久々の再会です。そういえばこのすえさん、先日岡山の児島湾で待望のランカークラスをゲットした
そうです。オイラもビギナーズラック(笑)で釣ったヤツ以来年々サイズダウンしてるんでがんばらねば!
「この前は上流側が良かったで。」
と言うすえさんに従い沈み石にツマズキそうになりながらおっとっとと足場を移動。先ほど下流側から流していたポイントを上流側
から流していきます。途中何度も根掛かりしそうになりますがその根の下流側がオイシイので止めるワケにはいきません。
しかもヒットはするもののキャッチに至らなかったり、リーダーを掴んだにもかかわらずカメラを出している間の一暴れで外れて
しまったりと悔しい思いをしていると
「リリースが上手やなぁ(笑)。」
と、すえさんからのキツイ一言。今に見ちょれよコノヤロウ、心の中で言い返しながらも次のヒット!
キャッチ2本目はちょっと小ぶりな60弱。同じくヒルは付いていませんでした。
ヒットルアーはIGARIミノー70グリーンイワシでした。 |
更にバラシ&根掛かり逃れを繰り返しながらも次をキャッチ!胸まで漬かっているオイラの周りをあざ笑うかのように走りまわって
楽しませてくれます。
3本目は同じくらいのサイズ。比較的綺麗な魚体で走り回って存分に楽しませてくれました。 これもIGARIミノー70のグリーンイワシ。後ろからガッツリ食いついていました。 |
「エライ調子エエやん。何投げとん?」
「IGARIミノー!(エッヘン!)」
「そうか、今日は最高やね?IGARIミノーやし連チャンやし。」
そら今年1匹も釣ってなかったんやもん、その分まで釣らしてもらいまっせ!と意気込んだものの雨による増水と満潮近い潮位に帰路が不安
になってきました。おまけに押し上げて来る水面に後退するとポイントにルアーを通すことが出来なくなってきました。
「ほんまあの1点(のポイント)だけやな。」
結局3本しかキャッチ出来ませんでしたがバラシ&写真撮り漏れもあり、トータルは10数本といった内容に。すえさんも数本キャッチ出来ました
が数的には少々物足りない結果に終りました。
時計を見るとまだ9時前、丁度満潮の時間で潮時表を見ると潮位は138。
「これなら(河口に)入れるんとちゃう?」
というワケで河口に移動。ポカポカ陽気で全開の窓からも心地いい風が入ってきます。いつもの場所に車を止めて堤防を覗くと思ったより
も高い水位。改めて装備を整えいつもの(というか久しぶりに)波止を乗り越えトコトコ移動です。エントリーポイントに到着して改めて海を見
渡し
「海よ!私は帰って来たぁ〜!!(アナベル・ガトー風(^o^)」
と心の中で叫びつつサブンと入水。えいや!こらや!っと水中歩行の後に石積みに上がってホッと一息。さぁ、やるでぃ!
・・・ところがこれが激シブ状態!投げれど巻けどチェイスして来る影は一つも無し。ミノーからバイブ、果てはメタルジグまで取り出して広範囲
に探ってみますが反応無し。先行するすえさんも沖へ投げたりキワへ投げたりしていますが苦戦している模様です。
と、まったりモードでキワを引いていると軽い手応え!
「ん?来た?」
4本目は更に、更に小ぶりな40クラス。 川のヤツよりも綺麗ですが元気の方はさっぱり。 あっけなく寄って来てあっさりキャッチです。 ヒットルアーはバイブジグ(レッドヘッド)でした。 |
結局ここではコイツのみ。すえさんも2アタックほどあったらしいんですがヒットにまでは至らなかったそうです。
久々に付いたシーバス君のカジリ傷。ちょっぷり痛いですが 何より釣れた証拠でもあるし、溜まりに溜まったストレスも スッキリ解消できました。 |
今年初のリハビリ釣行、キャッチ出来た数こそ少なかったですが、魚とのファイト感を思い出すには十分なものとなりました。
そして!来週はこちらも昨秋以来となるジギング!しかも日本海です!1年前はヒドイ船酔いで釣りになりませんでしたが今年こそは
シャクリ続けたいです!