5月17日 晴れ 出雲大社沖 大潮 月齢15.6

まさかまさかの竿頭2!

遂にやってきました日本海ジギング!しかもジギング後に陸っぱりでアオリイカもやろうという豪華2本立て釣行です。

場所は出雲大社前に店を構える「小づちや」さんからの出船です。昨年も行ったんですが瀬戸内海とは比べ物にならない波に

コテンパンにされてしまい、乗船時間のうち半分以上は冷凍マグロ状態(笑)だった場所です。

16日PM7:00、待てども待てども鳴らない電話の前でイライラしていると、やっとこすえさんから連絡が入ります。

「明日は(出船が)決定です。ほやけど・・・。」

「何?」

「青物終ってるみたいなんよ。ほんで社長がイカやらんか?言うてるらしいわ。」

「へ?確かに(店の)HPでもジギングでの青物は終盤とか書いてあったけど、大物好きの社長が言うくらいやからよっぽどやな。」

と出鼻をクジカレる連絡に少々ガッカリ。『とりあえず出るわ』と岡山県のすえさん宅に向かいます。

21時前に合流し苦戦が予想される情報に憂鬱になりながら片道4時間半の旅へ出発、車中はいつもの釣り談義です。

明けて17日AM1:30お店に到着、先行していたO師匠と合流ししばし雑談。が、さすがに16日の朝投げに行っていたオイラに睡魔が

襲ってきました。失礼して先に寝ようかと車に入るとじきに両氏も『寝るか』と乗車。朝に備えてちょぴっと(笑)の酒で見事に撃沈です。

携帯のアラームより先に目が覚めたAM5:15、隣を見るとモゾモゾ動いて今にも起きそうなすえさん。O師匠もすぐに起きだして来て

社長にご挨拶。

「今日はよろしくお願いします。」

「今週はジギングやってないけぇよ。朝は1時間ほどイカやらんか?」

「ハァ・・・。」

やはり状況はかなりキビシそうです。でも、釣れれば2〜3キロクラスが上がるというアオリイカ、それも楽しいじゃないっすか!

そして向かったのが湾内のポイント。ここは風裏にあたるため

波も無くベタ凪状態で手漕ぎボートやマイボートでシャクッテる

釣り人であふれていました。

 

「これみんなイカかいな?すごいなぁ・・・。」

と予想以上の釣り人の多さにビビリながらもキャスト開始!この日のためにとLRガイドに付け換えたロッドでビシバシシャクリます。

しばし何の反応も無くポイント移動、見ると陸っぱりの磯からも多くの釣り人がシャクリ倒してます。

あれほど心配していた天気もウソのようなポカポカ陽気、穏やかな波に気持ち良くキャストを繰り返します。と、フォール中のラインが

走ったような気が・・・

「ん?」

とロッドを立てると急に重みと共に”ギューン”てなカンジで引き込まれました!

「ぉお?来た!来たぁ!!」

これがウワサに聞くアオリのジェット噴射か?こんなにイカって引くんかぁ?と半ばパニック状態、”ギューン、グイーン”と引き込まれる

度にバレるな、バレるなと叫びながら慎重に浮かせてきます。ぉお!上がって来たのはマギレモナいアオリちゃん!しかもデカイ!!

「デカイ!デカイ!」

と見守ってくれる両氏、「あんまり上げるな!」との船長の指示にハッと我に返りゆっくりとタモへと誘導し無事キャッチ!初のアオリちゃん

ゲットに感極まるオイラでした。(笑)

「1キロは切っとるなぁ、これじゃコマイ方やで。」

との社長談ですがオイラにとっちゃぁ大満足、だって硬いと思ってたロッドをあんだけ曲げてくれたんすから。

「1時間たったけどどうします?」

との社長に

「あと30分だけ」

と粘るもヒットせず。次は青物や!と沖へ出るとさすがに波が高くなってきました。前回のツライ思い出がこみ上げて来ますがこの日の

ためにと準備も万端!酔い止めバンドを締め直しいざ!勝負っす!

両氏はスピニング、オイラはベイトタックルをチョイスしジグ投入。底を取ってはシャクリ、シャクッてはフォールを繰り返します。厳しい

状況のとおり何の反応も無く時間は過ぎ、押し寄せる波によろけながらも『座っちゃイカン!座ったら酔う!』と必死に耐えます。

と、フォール中のラインに何か変化があったような?

「ん?」

とラインを止めロッドを立てると何やら重みが伝わって来ました。でも魚の引きらしくない重み、こりゃ何じゃ?

「来ました?」

「いやぁ重いんやけど魚かなぁ?あ!引いた?いや違うような・・・。」

やたらと重い謎の物体(笑)をヒイヒイ言いながら上げてきます。一同が見守る中やっとこリーダーが入ってしばし、薄っすらと浮かび

上がった影は何やら赤いヤツ。

「お!サカナ、魚!」

「キンメや!キンメ!」

なんと上がって来たのは金目鯛、しかも背中にスレ掛かっていました。どうりで重いワケです。

本命の反応が無いまま時間は過ぎ僚船からも芳しい情報は入って来ません。更に波は高くなりさすがにこみ上げて来るものが

やって来た頃、底を叩いていたジグに重みが伝わって来ました。

「何か来た!」

声を掛け浮かせにかかります。今度のヤツは重みもさほどでもなく”ちゃんと(笑)”魚の引きもありました。

「何やろぉ?」

とワクワクしながら上げて来るとまたして”赤いヤツ”またキンメか?と思いながら一気に浮かせると

「アコウや!エエ型やん!」

そう、上がって来たのはハタの仲間のアコウ君(ちなみにオイラの住んでるのは播州赤穂(笑)でした。

「ツイテる人には勝てませんな。」

とボヤクO師匠とすえさんに半ば申し訳ない気持ちになってきます。その後もポイント移動を繰り返しましたが結局青物らしき反応は

皆無でした(号泣)

「何か持って帰らんとイカンでしょう?」

との社長の言葉に一同肩をガックリ落とし再びアオリイカを狙うため湾内へ引き返します。戻ってみると朝イチよりも更に船の数は

増えていて船用の超短いシャクリ竿でバシバシシャクッていました。

オイラ達も残り時間目一杯使ってがんばったもののヒットせず。結果オイラだけがオイシイ思いをしてしまいました。

終盤になるとご覧のようなまったりムードでした・・・。

日曜日が仕事と言うO師匠と別れ、オイラとすえさんは陸っぱりからのアオリイカを狙うためお日様の高いうちにしばし仮眠を取ることに。

国道脇の駐車スペースに車を止め木陰に入ると初夏の風が心地よくあっという間に夢の中・・・。

 

目が覚めると15:30。まだ日は高かったんですがポイントを物色するために移動開始です。出雲港や近辺の地磯からやってみようとも

相談したんですが、どこもかしこも人、人、人・・・。すえさんの提案で鹿島町の恵曇漁港に行ってみることにしました。

コンビニで夕食なんぞを買い込み到着したのが17:00前、見るとココも大勢の釣り人で賑わっており皆同様にエギをシャクッています。

「わぁすごい人やぁ。」

「ま、有名ポイントやからね。」

早速タックルをセットしキャスト開始、見ると至る所に墨跡が付いていてイカにも釣れそうなカンジです。ポイント移動を繰り返しながら

シャクりまくりますが反応無し。次第に夕暮れが近づいて来る中、ヒットするのは活きエサの泳がせで釣っているエサ師ばかりでした。

『負けるもんくわぁ〜!』

とがんばってはみるものの、あの感動が再び訪れることはありませんでした。(泣)

今回の釣果です。初アオリちゃんは胴長25cm、重さ830gでした。

ちなみに背掛かりしたキンメのヒットジグはツルジグピンク150g、

アコウはアイルメタル(イワシーイカ)150gでした。

最後に道中運転を続けてくれたすえさん、本当にありがとうさんでしたm(_  _)m

 

 

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