月20日17:00〜21:30 大潮 晴れ 千種川 月齢28.7 水色:濁り

何かが違う今夜のオイラ

「こんなおいしい季節に入らんワケにはイカン!」

終業のチャイムもそこそこに会社を飛び出した休日出勤、場所は当然先日のポイントです。

道中ポイントを見ると先行者が入っているのが見えました。

「むむ、誰ぞおるなぁ。」

いつもの”狭い”駐車スペースに車を止めて速攻で身支度を整えると小走りにエントリーポイントへ。すると、先行者はヤツでした。

「どげんな?」

声を掛けたのはいつもの釣友すえさんでした。

「スレばっかりや。でも魚はぎょうさんおるで。」

早速キャストを開始しますがなかなか反応がありません。しばらくたってトップ(!)をキャストしていたすえさんにヒット!

「ぉお!トップに来たぁ!」

それを聞いてワンダーをセット、ところが数投目に根掛かったような感触が。

「アカン!(根)掛かったぁ。」

「魚かもしれんで。」

「でも、全然動かんもん。」

とロッドをシャクッていると、何やら生命感が伝わってきます。

「お?付いとる?」

”グン、グン!”と重量感のある感触がロッドに伝わったと思った瞬間、いきなりドラグを鳴らしてラインを引っ張り出していきます!

「魚やったぁ〜!」

必死のパッチでドラグを押さえてファイト!しかし水面を割ってエラ洗いのパフォーマンスを見せてくれません。これはもしや?

「アカン!背中に掛かっとぉわ。しかもエエ型やし。」

スレで掛かった71cmです。

一応数に入れさせて下さい(;^_^A

すっかり日も暮れてますますイイ感じになってきました。ルアーもサイズアップし、1発大物狙いのキャストが続きます。

が!いくら投げれどオイラのロッドにはいっかな魚の気配は伝わってきません。それに引き換え釣友はというと・・・

「ホレ来たで。こっちゃコイ。」

「なんぼでもおるわ。ポイント変わったみたいやで。」

「ルアー何使とん?これ使い。」

「もっとゆっくり引かなアカンで。」

さながらフィッシングスクールのごときすえさんのレクチャーを受けながらキャストしますが何かが違ってた今夜のオイラです。

水に漬かりっぱなしで体も冷えきってきました。風が無いからイイようなものの、ロッドを持つ手も寒さに震え小刻みに揺れています。

「ボチボチ限界かねぇ。」

「そうねぇ、腹も減ったしねぇ。」

とエントリーポイントに戻りながらキャスト&リトリーブ。すると!待ちに待ったお口バイト!

やっとお口を使ってくれた60cmクラス。

ヒットルアーはデッドフロートでした。

「やっと来たわぁ。」

しかし後が続きません。昨夜からがんばってたすえさんも

「今夜はゆっくり寝る。さすがに疲れたわい。」

「もちょっとがんばってみるわ。」

と別れたものの1時間ともたずにギブアップです。

「今夜はオールナイトや!帰るのは明日の昼になるかもしれんで!」

そう嫁さんに言って出たものの、真夜中の寒さを考えると装備が甘すぎたようです。

「あ、今から帰るわ。お風呂まだある?え?ない?お願いやから入れといてぇ・・・。」

 

あまりの爆っぷりにつかむのも面倒くさそうなすえさんです。

毎度毎度お世話になっておりやす。

 

 

 

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