お初♪

「コウイカ絶好調！バコバコ釣れとるでぇ！！」

とのすえさんのお誘いで岡山県の田井港に行って来ました。現地に着いたのがＡＭ１０：００、車を止めて辺りを見渡すとコウイカ狙いの

人、人、人！

「えぇ？これみんなイカ狙いなん？まるでイワシのサビキやっとるみたいやなぁ。」

と呆れながらもまずは偵察。聞いていたとおり磯竿に胴付き仕掛けでエギをシャクッているようです。しばし悩んだ末磯竿にリールを

セットし、人の間を縫うようにしてなんとか釣り座を確保。ま、やってみましょ。

まずは底を取ってと、んん？こんなに深いの？聞いてはいたもののドン深の波止にビックリ。まずは足元から探っていきます。

しばし探っても反応が無かったので沖に向かって軽くキャスト、ゆっくり底をナメルように引いてきますが反応無し。

辺りを見回しても釣れてる気配が無く、何やら怪しい雰囲気になってきました。と、足元の捨石と思われる辺りを探っていると何やら

重量感が！

「おぉ？ひょっとして？」

軽く合わせて巻き上げようとした瞬間に携帯が鳴ります。

「最中や最中！やった、イカやん！タモタモ・・・　あ！バレたぁ〜！！」

そうです。水面まで巻き上げお姿を拝見した瞬間にバレてしもうたぁ〜（泣）止まらず鳴ってる携帯に出るとすえさんでした。

「もうちょっとで着くから。」

「今来とったけどバレてもうた、最中やったんや。」

「え？そいつぁゴメンよ。ま、ポツポツ来るから・・・。」

ところがその後はいっかな反応無し。難しいなぁと思っているとすえさん到着。

「ま、休憩しぃな。」

ありがたい差し入れのビール(⌒∇⌒)を飲みながらしばし状況報告。聞くとピークはすでに過ぎたようで反応が鈍くなっているとの事でした。

ビールを飲み終えすえさんもタックルをセットして探り始めます。手にしていたのはＧク○フトのミニチ○アダックス！その超（！）短い

ロッドで足元を探っていましたがすぐに車に戻ってエギングロッドでキャストし始めました。

「（潮が）動いとらんから軽いので十分や！」

真似てオイラも改造後一度も振ってなかったエギングロッドに持ち替えて気分転換です。

しばし潮止まりで休憩状態が続きほんわかムード。お日サンは暖かいんですが、風が強くて肌寒い！見渡すとみな寒そうに首をすくめながら

探っています。

田井港の波止から駐車場への光景。写真を撮った時間には釣り人の数も 少なくなってたんですが、キャストを始めた時間はすごい数でした。

午後になり次第に潮も動き始めました。ここは赤穂なんかでは想像も出来ないくらいに潮が速いことで有名なポイント、案の定沖に向かって

キャストしても帰って来るのはとんでもない方向です。と！足元を探っていたロッドに伝わる重量感！

「おぉ！？」

「来たか？」

「何かおるような？」

大した引きも無いまま巻き上げて来ると水面に浮かんだ茶色いヤツ！

「イカや、イカ！」

タモですくってくれたすえさんにサンキュゥです。

お初のコウイカ君です。墨が怖くておっかなビックリで撮りました(;^_^Ａ 　 ヒットカラーはグリーンです。

初めてのコウイカ君をしばし観察。思ってたよりも型がイイので少々オドロキましたがデカイ頭（体？）に短い足（失礼）、自分の体型に

似てる（泣）ような気がして一発で気に入りました(^○^)

風はますます強くなり、それにつられるかのように速くなる潮、沖はとても無理じゃと足元ばかりを探っていると声を掛けて来るオジサマが。

「どうですかぁ〜？」

「１匹だけ。」

「それでも１匹上げたんですねぇ。今日はシブイみたいで誰も釣れてませんよ。」

と、ショートロッド＆ベイトロッドで際を探るスタイルのオジサマ。

「何時頃釣れましたぁ？」

「１時半くらい。」

「やっぱりねぇ、潮が動かないとねぇ。ちょっと失礼。」

とオイラのロッドの下をくぐってテクトロ状態。ここはこういうスタイルのんがエエんかなぁ。

そのオジサマ、チョンチョン、テクテクと足元ばかりを探りながら波止の上を行ったり来たり。先端付近に移動したすえさんの近くまで行った

と思ったらたちまちヒット！う〜む、恐るべし。

元の所へ帰って来たすえさんにオジサマの話をすると

「俺の横で上げやがった！！」

とプンプン状態です。波止の上をちょこちょこ移動しながら探ってみますが反応無し。離れた所でやってたすえさんを見ると何と！手には

イカ君のお姿が！

『こっちゃ来い！』

と手招きするすえさんの所に戻り並んで探り続けます。と！シャクリ上げかけたロッドを引き込む感触が！

「ぉお？」

「来たか？」

とタモを取ろうとするすえさんに

「抜けそうや。」

と声を掛け”ビロ〜ン”と大開脚（笑）で上がって来たイカ君をゴボウ抜きです。

２ハイ目の写真は背中（？）から。ヒットカラーはピンクでした。

オイラの後ろで探っていたさっきのオジサマ

「あぁ〜、もうちょっと早く歩けば良かったなぁ〜。」

その後は何の反応も無くジ・エンド。お話好きそうなオジサマの外国船籍が入港する港に対する警護政策で全国の港から釣り人が締め

出される話なんぞを聞きながら始めてのコウイカゲット、改造後初めて振ったエギングロッド、初めて（！）使ったタモ網なんかに思いを

巡らし大満足で港を後にしました。

改めてガイドしてくれ、お土産のイカ２ハイ＆ビールの差し入れまでしてくれたすえさんに感謝です。