若潮 | 晴れ | 岡山県田井港 | 月齢9.6 |
イカもメバルも潮次第
「田井港でアオリが上がったらしい!」
とのすえさん情報でまたもや岡山県の田井港に出撃、潮が良く動きそうな午後の下げを狙っての釣行です。25日に行ったばかりなので
迷う事無くスイスイです。天気もイイし道中新緑がキレイな山々を見ながらノンビリドライブ。
到着するとデカイ船が接岸していて、ただでさえギュウギュウ詰めのポイントなのに人口密度は更に上がっていました。
しばし車中から入れそうな隙間を探してからタックルセット。前回の教訓から短か目のエギングロッドを手にいざ出陣です。
ところが!前回以上に状況は厳しい様子、居並ぶ釣り人の竿が曲がっている様子はありません。案の定足元、沖と探れど探れど反応無し。
動いている時は釣りにくいと感じるほどの潮がまったく動いてないのです。
そうこうしているとすえさん到着。
「釣った?」
「聞かんでもワカルやろ。」
「やっぱし。」
しばし探っていたすえさんでしたが
「昼間はアカンやろ。休憩するわ。」
と車に戻って昼寝を決め込んでしまいました。
波止に”ドッカ”と座って日向ぼっこがてらのんびり糸を垂らすだけの時間が過ぎ、やがて夕マズメの時間にかかろうとしていると左隣りの
オジサマが必死にリールを巻く音が聞こえてきました。竿の曲がり方からしてヒットしている様子、水面に浮かんで”ブシュシュシュ!”と
抵抗を見せたのはコウイカ君です。右隣りにも常連サンらしきオジサマが入ったと思ったらすぐさまヒット!すると今度は左隣りのオジサマに
ヒットし、さらに右隣りのオジサマにもヒットと間に挟まれたオイラの心境、みなさんおわかりですよね?
「そろそろ時合やない?」
と車から帰って来たすえさんにオジサマ連チャン、オイラだけスカ中の話をすると
「・・・ダサ。」
の一言・・・。
テメェ言ったなコノヤロウと思いながらも返す言葉があるハズも無くトボトボと波止際を探りながらのテクトロ状態。すると!シャクり上げた
ロッドに待望の重量感!
「ぉお!」
リールを巻き上げて来ると待ちに待った大開脚!(笑)タモを置いていた場所から少し離れていたので一瞬迷ったものの『エイヤ!』とばかり
に抜き上げようとした瞬間!”ポロ!”と外れるコオウイカ君。
「わちゃぁ〜、バレたぁ〜(泣)」
「・・・。」
その後更に潮が動かなくなった上に本来下げで流れる方向とは逆に潮が動いてる様子。すっかり暗くなった頃に波止をアキラメ明かりを
求めて港の内側に移動です。
移動した場所にも家族連れのグループが陣取っていました。投げているのはやはりエギ。
「浅いからオモリ要らんよ。」
では!とキャスト後ビシバシシャクッてやっとイカを釣りに来た気分になってきました。数投目、足元近くでシャクッた瞬間!”グン!”と
伝わる重量感!
「お?」
硬めのロッドを活かして一気に浮かせたのはマギレモナいコウイカ君です!しっかり短い足(失礼)で抱いているのを確認してから抜き上げ!
これでボ○ズをまぬがれました。
ヒットカラーはピンク。着底時間を長く取ってシャクッていたらヒットしました。 |
「来たで。」
「あー。」
いそいそとコウイカ君を袋に放り込みすぐさまキャスト。長かった昼間の時間はなんやったんやぁ!とシャクる腕にも力が入ります。
すると今度は遠いところでヒット!水面に浮かせると”ブシャ!ブシャ!”今度は慎重にタモですくって無事キャッチです。
陸に上げてからは”ブシャ!ブシ・・・ゲショ、ゲショ・・・オエ!”とゲロって いるような(笑)音を立てていました。
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その後もう1匹追加したところで
「イカもうエエやろ。」
「メバルやりたぁんてしょうがないんやろ?」
「うん!」
てなワケで今度はメバル狙いにチェンジ、
「ここにもおるで。」
と、さっきまでコウイカをやっていたポイントで数投してみますが反応無し。それなら!と明かりが点いてて潮通しがイイ波止の先端に移動
です。行ってみると先端コーナーには2人で6本の竿を並べた投げ師が陣取っており、その両側にはコウイカ狙いの釣り人が少々。
しばしやってみますが、ヒットしたのは10cm未満のカサゴが2匹。
「港の反対側行ってみん?」
次に移動したのは以前にも行った事がある船着場。
「ま、小さいけど・・・。」
とのアドバイスでジグヘッドを0.6gに換えてみますが巻いてるラインは4Lb。しかも何度も巻き直しているもんでヨリがかかっています。
こんがるラインに四苦八苦しながら船の際を探っていると”ビビ!”と来るバイト!しかし上がって来たのは・・・
なんとも小さなメバル君。バックのコンクリートの目が粗く見えてしまうほど。 |
そんでもってもう1匹。
サイズは変わらず・・・。 |
更に続くライントラブルに少々ウンザリ、離れた所でやっていたすえさんも
「潮止まってもうた。反応のうなってもうたぁ。」
で24時過ぎに納竿。なんとかお土産のイカはゲット出来たもののメバルの方はいつもながらの釣果に終りました。
アオリイカ情報に居てもたってもいられずの釣行でしたが、まだ本番到来とはいかないようです。