10月2〜3日20:00〜6:30 中潮 曇り後雨 市川〜加古川 月齢17.5〜18.5 水色:濁り

やっぱシーバスはオモロイわ!

「加古川で80UP3連チャン!」

春に千種川でお会いしてからのお付き合い、姫路にお住まいのチームバーズアイの橋本さんからメールを頂き、

「ぜひ連れてって下さい!」

といワケで、春以来のシーバス釣行は台風増水後しかも落ちアユパターン真っ盛りの加古川釣行と相成りました。事前の打ち合わせメールで姫路バイパス

別所PAに19:30に集合。余裕を持って18:00前に家を出たんですが、相生から2号線に出たところでイキナリの渋滞。

「しもた!渋滞の事まで考えてへんかったぁ。」

と、今朝方タコもやりたくて早起きしたのがタタったのか、寝不足でジンワリした頭では余裕無し。揖保川を越えた所でアクセル全開!(オイオイ)遅い車を次々と

ゴボウ抜きし(笑)バイパスに乗った所で更に全開!(笑)あっという間に姫路東インターを過ぎたのが19:05。やっとこ気持ちにも余裕が出て来て無事到着。

まずは小水タンクを空にして、軽く腹ごしらえ。アタリを見渡しても見覚えのある車が無かったので待つことに。と、携帯、携帯・・・、あ!着信入っとるやん。

「どうも、どうも。今どこです?」

「トイレの前におるんですけどぉ。」

「へ?」

と春以来の再会の橋本さんは、相変わらずよく陽に焼けておられ、笑った口元から白い歯がこぼれます。

「2ヶ所(ポイント)があって、市川でもトップでバコバコしてるんです!満潮まで市川やって、それから加古川行きませんか?」

モチおまかせですとばかりにバイパスを引き返し橋本さんのメンバーが待つ市川へ。着くとメンバーの方が場所取りがてらロッドを振っておられました。

挨拶をすませ

「さぁ!釣って下さい!!」

と勧められるままトップをセットしキャスト開始!実はシーバスをトップで釣った事が無い(!)オイラ、こんなカンジやろか?とバス時代にやってたロッドアクション

なんぞを思い出しながらドッグウォーク。しかし、いかんせん暗いもんでイメージ通り動いているか見えましぇん!想像だけを頼りにしばし探ってみますが反応無し。

とにもかくにも、まず1本!と、根性無しらしくミノーをセット。すると数投目に久かたぶりのバイト!!

「来たぁ!」

久々のサカナの引きを楽しみつつも、引きの強さはイマヒトツ。ハネクラスと確信しつつも足場の高さに抜き上げる自信が無くオロオロしているとメンバーの方が

すかざすタモを下ろしてくれます。

「スンマセェ〜ン。」

上がって来たのは体高があり、傷ひとつ無い40cmクラス。

ヒットルアーはチャートバックでした。

しばし久々のシーバス君をジックリ見回し、高い足場から”ボチャン!”とリリース。次を狙うで!と、とっかえひっかえルアーチェンジしながらキャストを繰り返すも

反応無し。と!下流側でキャストしていた橋本さんのロッドが曲がっています!

「トップで来ましたわぁ。”ジジー” ←ドラグの鳴る音 )おぉ!元気やぁ。」

と実に楽しそう。そうや!タモ、タモ!慣れないタモ入れにモタモタしたもののなんとか成功。こちらは更にグッドコンディションでサイズアップです。

しかっし!両名後が続かずマッタリモードに。

「どうしましょう?」

というワケで加古川に移動。いつも出張や釣具屋に行く途中に横目で見てただけの加古川に、いざ!勝負!(んなオーバーな)です!!

 

22:00前駐車場に到着。どうやらポイントは潮止堰堤のようです。

「所々穴が開いてますんで、私の後ろついて来て下さい。」

と、エントリーポイントまでの道中、『ここは深いです!』『ここにも穴があります!』と懇切丁寧に指示を頂いたおかげで、悪名高い(?)”中央魚道”を無事通過。

やっとこ到着すると、またしても詳細な解説が!

『あの流れとこの流れの間にキャストして下さい!』『こことあそこに中州があってヤツラはココで食います!』

しかも!手持ちのルアーが赤穂サイズ(小さいってこと)しか無い事を知ると

「これ使って下さい!」

と実績ルアーを差し出してくれます。もぅここまでして頂くと何が何でも釣らないワケにはいかないじゃないですくゎ!!嬉し涙をそっと拭きつつ(笑)加古川

ファーストキャスト!ゴウゴウと流れ落ちる水流に向かってキャストを繰り返します。すると間もなく”コッ、コッ、コッ、”と来るバイト!

”フッ!”てな勢い(どんな勢いや?)で合わせを入れると明らかに魚の引きが!”グン!グン!”と引き込み、足元近くで”ビャ〜!(笑)と走って楽しませて

くれます。加古川ファーストヒットという事もあり慎重に寄せてランディング。

小さいながらもファーストキャッチの記念写真。見てのとおり綺麗な魚体で、お腹もパンパン!

ヒットルアーは橋本さんにお借りしたシーケンシャルミノーでした。ちなみに、以下登場する

シーバス君達のヒットルアーもコイツです。

そう、先に書いちゃいますが今回の釣行、IGARIミノーではバイトは得たものの、ヒットに持ち込む

事は出来ませんでした(ToT)

予想を超えた加古川シーバスの引きにビビリながらも、1本取れた事で少し余裕が出て来ました。『やっぱオリジナルで釣りたい!』と125SR(未公開ですよね?)で

探ってみますが当たってくれません。仕方が無いので再びシーケンシャルに。するとしばし後にまたもヒット!

2本目はチビッとサイズアップの50cmクラス。

しかし・・・、オイラってなんて写真映り悪いのかしらん(^▽^;)

夜もふけて来るとだんだん風が強くなって来ました。予想以上に冷たい風に体も冷える一方、出掛けに

「夜は寒いんと違うん?長袖着て行ったら?」

と嫁さんの忠告を聞かなかった事を悔やみながら寒さをこらえます。

「3時くらいがオイシイ時間やと思うんですわ。」

「ほなこれからがゴールデンタイムですね!」

と暗い中でニヤニヤ笑う二人組(笑)一服しては投げ、小水タンクを空にしては休憩と回遊待ちの釣りはのんびりモード。寒さに膝が笑い出しキャストを続る手首も痺れて

来ました。

そんな中、下流側でキャストしていた橋本さんが続けて2本キャッチ!しかも2本目は70アップとグッドサイズです!

(魚が)入って来たみたいです!あの鉄塔目掛けてキャストして下さい!」

と、またもありがたいアドバイス!指示通りにキャストし流れに乗せて引いて来ると、すぐさまバイトが”コッ!コッ!コッ!”

3本目は更にサイズアップの60cm弱。パワフルな引きでドラグジージーでした。

 

なかなか連続ヒットといかないのがツライところ。なんとかオリジナルでバイトは取ったものの、焦ってフッキングミス!おもわず『クッソー!』と叫んでみても

後のまつりです。

しばしガマンのキャストが続いた頃にヤツはやって来た!今度は最初のバイトを感じてからじっくり食い込ませて渾身の合わせ1発!”ドン!”と手元に伝わる

重量感に寒さも一気にぶっ飛びました!流れにも乗ってるもんで走る走る!!寄せては引き出され、巻いても巻いても引き出されるラインと引きに必死に耐える

ことしばし、やっとこ寄って来たと思ったら一瞬にして足元を走り抜け背中の方に回りこんだ!浅瀬に走ったのをチャンスとばかりにすかさずラインをつかみ、一気に

中州に引き上げて無事キャッチです。

んでもってラストを飾るのは70ジャストのグラマーちゃん!!

今期最大(情けな)となるサイズ!しかも丸々としたボディは

美味いモン(アユ?)をたらふく食べてるんでしょうね。

 

3時を過ぎた頃橋本さんのお仲間到着、挨拶と状況説明で小休止。聞くとこの方もハンドメされてるそうで、自作ルアーをロストした時の悲しさやヒットさせた時の嬉しさ

なんぞで盛り上がります。続いて常連サンらしきアングラーも到着し、更に盛り上がります。

「ここエエでっか?」

と上流側に並び小さな中州にも関わらず2m間隔(!)でキャストを始めます。ラインとラインが交差し、ルアーが四方八方に飛び交い、そこかしこでオマツリ、下流側でキャスト

していたオイラの足元を回収されるルアーが通り過ぎていきます。

ふと気配に振り返ると、背後に人が立っていました。おずおずとした様子でズラッと並ぶアングラー達のキャストを見ています。上下ジャージっぽい姿から

「中学生か高校生やろか?」

すると、オイラの左手、一番下流側に入って来ました。

「ただでさえ狭いっちゅうのに・・・。」

とますます窮屈になった釣り座にうんざりしつつ、回収されるルアーに自分が釣られちゃカナワンと1晩中漬かりっ放しで痛くなって来た腰を曲げに休憩。次第に明るくなり

彼の人を見ると、上下ジャージにスニーカーのまま立ちこんでいるではあぁ〜りませんか!

「なんちゅう根性!金が無くて装備が買えない学生やろか?もしそうやったら、かなりのスキモノになるでぇ。」

とか考えていると、振り返ったそのお顔は結構なお年!(失礼)おまけに雨まで降り出した中、カッパすら着ずにずぶ濡れでキャストしています。疲れと睡眠不足でぼけた

アタマは更に混乱、この人一体なんなんやろぉ(@_@;)

 

冷たい雨に打たれながらの立ちこみはさすがにキビシくなってきました。ズラッと並ぶアングラー達に時折ヒットはあるもののサイズの方はイマヒトツ。そんな中橋本さんも

最後に1本追加!ヒットルアーを見るとやっぱり(笑)シーケンシャルミノーでした。

「こんな汚い色(笑)やけど、よぉ釣れるんですわ。」

更に追加を狙うも反応無し。ホトホト疲れきったオイラを見かねたのか、

「アキラメましょか。」

と約10時間にも及ぶマラソンキャストを終える事になりました。聞くと橋本さんも昨日2時間しか寝ていないとの事。

「こらぁ帰った途端意識無くなりそうやね。」

「またよろしくお願いしまっす!」

 

春以来のシーバスゲットでしたが、ヒル付き激痩せの春シーバスと違いお腹パンパンのグラマーちゃんはさすがにパワーが違います。初夏以降投げに専念していましたが

またルアー熱に火が点いたみたい(^○^)

また、初めての川にも関わらず大満足の釣果が上げられたのもガイドに徹してくれた橋本さんのおかげ、きっと一人で釣ってたら悲惨な結果に終わったかもしれません。

本当にありがとうございました!

 

 

PS:心地よい疲れと猛烈な睡魔に襲われつつも仮眠すること無く無事帰宅、どうやって家まで帰ったのか覚えてません(^▽^;)

 

 

 

 

 

 

ホーム        2004年3月度の釣果へ。